最近すっかり元気で書くネタがないのでブログの更新が滞っていた。
月1のアバスチンとリムパーザは続けていて、ありがたいことに副作用は全くなく、血液検査の結果も減薬や休薬も必要なく、とにかく体調がめちゃくちゃいい。
髪の毛も3センチぐらいになった。
ウィッグはかなり前に卒業して坊主にキャップで過ごしている。
気をつけている事は公共のトイレは坊主でキャップだと男性に間違えられたら怖いので、一人の時は多目的トイレを使っている。
多目的トイレがない時、女性用トイレに入らないといけない時などちょっと足がすくむ時がある。
間違えられたら怖い。
若い頃トイレでおばさんに「ちょっと!!」と腕を掴まれた事がある。
かなり怖かった。すぐに女と気付いて謝られたが。
その時の格好は特別男性寄りではなかった。ちょっと髪が短くてパーマをかけていた。
私の身長は160センチ。普通だ。
元々ガーリーな服は持っていないが、メンズに寄ってるって事もない。
街中で男性に間違えられる分には構わないが、トイレで間違えられると一騒ぎありそうなので、黒や紺は避けなるべく明るい色の服を着ているが、最近何度かギョッとされたことがある。
後から入ってきたおばさんが私の姿を見るなり、慌ててトイレを出て行き、入り口で女性トイレで合ってるかどうか確認しに行ってた。
ちょっと困ってるのが温泉だ。
服を脱いだ状態で坊主ならいろいろ判断基準はあるが、この前は私が温泉から上がり、シャツを着た後に入って来たおばさんが私の坊主頭を見て一瞬息を止めたのが分かった。
その後「びっくりした」と静かに言った。
これは傷ついた。
勝手にビックリするのは構わないが「びっくりした」って言葉を飲み込めなかったものか。
今の私の頭は治療真っ只中のツルツルとは違い、好き好んで坊主にしたように見えるのかもしれない。
でもおばさんはツルツルの明らかに抗がん剤治療中の人に対しても「びっくりした」と言うのだろうか。
私の家の近くには温泉がたくさんあり、身体を温める目的でも行く機会が多い。
温泉つきジムの会員にもなってる。
でも頭ツルツルの人や私みたいなお腹に大きな傷がある人は見かけない。
やっぱりそういう人は人目のある温泉は行きたくないのだろうか。だから見かけないのだろうか。
びっくりされるのもショックだけど、びっくりさせる私にも責任があるのかと考えてしまう。
トイレもびっくりされたくないのならウィッグをかぶればいいし、温泉で傷つきたくないなら行かなきゃいいだけの話かもしれない。
それにしても髪の毛の長さだけで男女を判断する人がとっても多いってことを知った。
でもやっぱりウィッグは煩わしいからかぶる気にならないのでこの先も多分かぶらない。
パートナーのりーやんは私の事を気の毒に思い、温泉でのおばさんの言動に私より傷ついている。
何か対策をと可愛らしいストールを買おうとしていた。
それをいつでも巻いていれば女性に見えるかもしれない。
帽子を女性っぽい物に変えるか、好みじゃないけどリボンか何かつけてみるか。
温泉では最後の最後まで頭にタオルでも巻いておこう。
髪の毛が伸びるまでこんな事に気を使わないといけないなんて考えてもいなかった。