指導者向けの講習会を終えて | グージャーミン流「バドミントン」★アカデミーレポート&スタッフブログ

指導者向けの講習会を終えて

講習会、強化練習会がこの頃ずっと続いています。たくさんの指導者、いろんな年齢層の選手に出会いとても充実しています。

先週の土日は栃木県、町田市指導者講習会でした。

栃木は私に特別な縁があり、年に数回行っています。十年前から協会の方に声をかけていただき、県の国体選手やジュニア選手の強化に参加しています。
選手の強化だけではなく、協会は様々な努力をして指導者の育成も重視しています。

今回、県内から30数名の指導者が応募参加して、当日、6面コート、高校生男女選手26名をモデルとして講習会を行いました。

多くの指導者はどの練習をすれば選手が上手になる、どうしたら強くさせられる、このメニューは何分、何回何セット?などについてよく考えていると思います。でも今回の講習会はメニューについては重視しませんでした。

選手が困っているところ、問題点を、指導者の方自身からいろいろ注意の仕方、解決方法を出して試して選手の動きを改善していただきました。

『フォアネット前で、ドロップ、カットなどレシーブに困る選手にどう解決すれば、、、』

足の動きが遅いからノックでラウンドから前の動きを行ってみます。けれどもうまく改善されません。

よくみるとわかります。ひとつは選手が練習のための練習をしているので、試合と同じ状況をイメージさせ、練習させるようにうながします。またフォア前だけ繰り返しの練習で、戻るフットワークをしっかり行うと違ってきます。

同じメニューでも問題点などタイプが違う選手に対して、どう要求し、どう求めるか。選手が理解して、そして意識して動くから変化していくことを重要視していただきたいです。

『1対1で2点対2点クリア、ドロップカットの攻守の練習の場合』

クリアはまっすぐに打っていない、ドロップを打つ時にタッチが遅いなど選手に注意しても変わらない時は、実は原因は足にあることが多いです。

コーチングには知識、知力も大切ですが、自身の目での観察、確認がとても大切です。そして選手自身が自己の動きや打ちに対して行う自己観察のお手伝いすることが重要です。

今回は具体的なショット、動きについて、練習している目の前の選手を観て問題点や変えたいことを選手に伝え、どう要求していくかを、ご参加頂いた指導者の方には取り組んで頂きました。問題点を解決するには、選手が意識して感覚をつかみ変わっていくことが大切だと私は考えています。今後の各講習会でも指導者の皆様と試行錯誤しながら、選手を変え成長し勝ちにつながるお手伝いをしていきたいと考えております。皆様からのご参加お待ちしております。