28日(金)15時20分頃(日本時間、時差2時間30分)に、ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)の中部マンダレー(Mandalay)(北緯22.0°、東経95.9°)の深さ約10㎞で、マグニチュード(M)7.7の非常に強い地震が発生しました。
(日本との時差は2時間30分で、現地時間は12時50分頃です。)
また、この地震の数分後にも同じ地域を震源とするマグニチュード(M)6.4の非常に強い地震も発生しました。
因みに、このマンダレー(Mandalay)は、ヤンゴン(Yangon)に次ぐミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)の人口約92万人の第二の都市です。
しかし、ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)は、現在国軍主導政権の為に情報が途絶えており詳細は不明です。
一方、隣国のタイ王国(Kingdom of Thailand)からの情報に拠ると、首都バンコク(Bangkok)ではビルなどの建物が大きく揺れる長周期地震動が発生した様です。
配信された映像等では、首都バンコク(Bangkok)の郊外の建設中のビルが完全に倒壊する様子が確認出来ました。
なお、気象庁に拠ると、この地震に依る津波の心配は無いとのことでした。
それと、ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)と隣接するチベット(Tibet)では、今年1月7日(火)にマグニチュード(M)6.8の非常に強い地震が発生していました。
ユーラシア大陸(Eurasia Continent)は、岩盤が強固で安定しているイメージが有りますが、過去に意外と大きな地震が発生していた様です。
- ※いずれも現地時間
- 2011年(H23年)03月24日:北東部シャン州(Shan)・マグニチュード(M)6.8
- 2012年(H24年)11月11日:中部ザガイン(Suckuing: Tuing)・マグニチュード(M)6.8
- 2016年(H28年)08月24日:中部チャウ(Chauk)・マグニチュード(M)6.8
ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)と言えば、イギリス(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)の植民地だったのですが、1943年(S18年)8月1日に大日本帝国の支援に拠りビルマ国(State of Burma)として独立し、太平洋戦争中には無謀な作戦インパール作戦の地でも有りました。