海自艦載機SH-60K引揚げ完了 | GTZ&RSのブログ

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2024年(R6年)4月20日(土)夜に発生した海上自衛隊第4護衛隊群第8護衛隊(長崎県佐世保市)所属護衛艦『きりさめ』艦載機SH-60K『8443』号機と護衛艦『はぐろ』艦載機SH-60K『8416』号機が対潜水艦哨戒訓練中に空中衝突し、伊豆諸島(東京都)・鳥島(東京都総務局八丈支庁、無人島)沖約270㎞の海域水深約5,500mに沈んだ哨戒ヘリコプターSH-60K2機が引き揚げられました。

防衛省に拠ると、今回の哨戒ヘリコプターSH-60Kの引揚げは、有償軍事援助(Foreign Military Sales、FMS)に基づきアメリカ海軍(United States Navy)有償(1,000万ドル)で委託したもので、海洋作業船GRAND CANYON Ⅱ Helixに拠って行われました。

海上自衛隊に拠ると、海洋作業船GRAND CANYON Ⅱ Helixは6日(木)午後に横浜港を出港し、現場海域には8日(土)に到着して、無人潜水機(Remotely Operated Vehicle、ROV)を遠隔操作で海底の哨戒ヘリコプターSH-60Kにワイヤーなどを掛けるなどして11日(火)に1機目を、12日(水)午前8時頃に2機目を引き揚げ作業が完了したとのことです。

なお、海上自衛隊は、この事故後は哨戒ヘリコプターSH-60Kの対潜水艦哨戒訓練を見合わせていましたが、2025年(R7年)2月末から全面再開しています。
(やはり、海洋国家の我が国にもこの様な引揚げ装備及び技術が必要ですし、正面装備の強化・近代化は重要です。)

遅ればせながら、国の為に尽くされた精鋭部隊隊員に感謝申し上げ、ご冥福を祈念したいと思います。