日本原電敦賀発電所2号機、新基準に不適合。 | GTZ&RSのブログ

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原子力規制委員会は、日本原子力発電(株)敦賀発電所2号機(福井県敦賀市明神町1番地)新規制基準適合しないと結論付けました。

これは、新規制基準では、原子力発電所の重要度Sクラスの建物や構造物などは活断層等の露頭が無い地盤に設置することを要求していますが、敦賀発電所2号機(福井県敦賀市明神町1番地)の原子炉直下に活断層が有ることが否定出来ないとしたことに依ります。

なお、敦賀発電所2号機(福井県敦賀市明神町1番地)の再稼働の審査の最終判断を今月31日(水)に行われる様ですが、この結論が覆らないと再稼働が不許可となり、結果的に廃炉が避けられない状況となる様です。

    日本原子力発電敦賀発電所2号機
  • 原子炉形式:加圧水型軽水炉(Pressurized Water Reactor, PWR)
  • 主契約者:三菱重工業(株)
  • 定格電気出力:116万kW
  • 運転開始日:1987年(S62年)7月25日
因みに、日本原子力発電(株)敦賀発電所は国内で唯一『浦底断層』と言う活断層が発電所敷地内に存在しており、マグニチュード(M)7.2程度の地震を起こすとされています。
また、敦賀発電所1号機は、2015年(H27年)3月17日に廃炉が決定し、同年4月27日に運転停止し廃炉措置中です。

我が国は資源少国ですし、環境活動家の影響で石油・石炭・LNGなどの火力発電が儘ならない状況では原子力発電が有効とは思いますが、一旦事故が発生すると取り返しが付きませんし、そもそも原子炉の燃料の調達も核廃棄物の処理も実は出来ていません。
    巨大地震の発生状況(近年)
  • 1995年(H7年)1月17日(火):阪神淡路大震災
  • 2004年(H16年)10月23日(土):中越地震
  • 2007年(H19年)7月16日(月):中越沖地震
  • 2011年(H23年)3月11日(金):東北地方太平洋沖地震
  • 2016年(H28年)4月14日(木):熊本地震
  • 2018年(H30年)6月18日(月):大阪府北部地震
  • 2024年(R6年)1月1日(月):石川県能登半島地震