(一社)経団連は、今期の大手企業の夏のボーナスの平均妥結額は98万3,112円(+4.31%)と発表しました。
これは、12日(金)の(一社)経団連の第1回集計値ですが、1981年(S56年)以降の最高額で、今春の賃上げ
が反映されたものの様です。
それと、今回発表した平均妥結額は、原則として従業員500人以上の大企業で、17業種97社の集計値とのことで、特に製造業に於いては100万1,780円(+3.52%)と初めて100万円台となったとのことです。
(儲けることは良いことですが、利益を適正に循環させなけれが経済が回りません。これでは、下請けが多い中小・零細企業は原価を適正に転化出来ません。)
なお、非製造業では92万5,249円(+6.79%)で、14業種がプラスとなり、マイナスとなったのは化学、電機及び食品の3業種だった様です。
とは言え、大企業の情報漏洩、基幹業務に於ける不適切な事例及び不正、更には実質賃金の連続減少など、本当に景気が回復しているのでしょうか。
(所謂トリクルダウン効果は無かった様で、多くは株主にのみ還元された様です。)