幾つかの地域の水道水にPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物、Perfluoroalkyl Substances And Polyfluoroalkyl Substances )の検出が相次いている様です。
比較的大きなニュースとなったのは、東京都多摩地区での地下水や井戸水などでのPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物、Perfluoroalkyl Substances And Polyfluoroalkyl Substances )の検出ですが、国の暫定の目標値を超える値が検出された様です。≫
因みに、国のPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物、Perfluoroalkyl Substances And Polyfluoroalkyl Substances )の暫定目標値は1ℓ当たり50ng以下とのことです。
●PFOS、PFOA に関するQ＆A集 - 環境省≫
●資料2 1 PFAS の概況と今後の対応 - 環境省≫
それとPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物、Perfluoroalkyl Substances And Polyfluoroalkyl Substances )は有機フッ素化合物の総称であり、更にPFOA(ペルフルオロオクタン酸、Perfluorooctanoic Acid)とPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸、Perfluorooctanesulfonic Acid)などに細分類されます。
| PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物、Perfluoroalkyl Substances And Polyfluoroalkyl Substances ) | PFOA(ペルフルオロオクタン酸、Perfluorooctanoic Acid) | テフロンを合成する際の原料となる。 |
| PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸、Perfluorooctanesulfonic Acid) | 泡消火薬剤として利用されている。 2008年(H20年)11月21日の化学物質排出把握管理促進法施行令の改正で第一種指定化学物質となる。 |
なお、現在のところ、PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物、Perfluoroalkyl Substances And Polyfluoroalkyl Substances )全体が有害物質と捉えられてはおらず、PFOA(ペルフルオロオクタン酸、Perfluorooctanoic Acid)とPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸、Perfluorooctanesulfonic Acid)は環境汚染物質とされ、人体に蓄積して毒性があるとのことです。
また、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(Stockholm Convention on Persistent Organic Pollutants、2004年5月17日発効)では、既にPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸、Perfluorooctanesulfonic Acid)の製造と使用を制限しています。