電気室や電気通信機室などに設置されることが多い不活性ガス消火設備(二酸化炭素消火設備)ですが、本日、勤務先の当該消防用設備が突然に格納ボンベから二酸化炭素ガスが噴出・漏洩しました。
今回は、防護区画以外のCO2ボンベ庫内と言う狭い空間での噴出・漏洩であり、隣接する機械操作室にも当然の如く漏洩して来ました。
(狭い空間の方が、危険です。窒息の恐れがあります。)
二酸化炭素の分子量は44であり、比重は1.529と空気よりも重く床面に近いほど二酸化炭素濃度が高くなります。
今回の漏洩事故当時の二酸化炭素濃度は、最大2,400ppmまで上昇しました。
当然、給気と排気をフル回転させて換気に努めた為、何事もなく無事でした。
いわゆる、ヒヤリハットの重大事案に該当する為、ここに記録して戒めにしたいと思います。
(機械・設備は正直者ですから、所謂不要な忖度はしません。)
◎不活性ガス消火設備(二酸化炭素消火設備)
・第3種消火設備
・窒息効果を利用した消火設備
・1994年設置
●二酸化炭素
・常温で気体、無色透明、無臭
・化学式:CO2
・分子量:44.01
・第3種消火設備
・窒息効果を利用した消火設備
・1994年設置
●二酸化炭素
・常温で気体、無色透明、無臭
・化学式:CO2
・分子量:44.01