学校の体育館かプールの脇に、一軒の小屋がある。
僕ともう一人の若い男性は、この部屋の中で一人の男性教師をボコボコになるまで痛めつけた。
そして皺だらけで燻んだ大量の古書など、棚の中にある全てのものを、床にぶち撒けたり棚からひっくり返したりした。
全ての棚から散らかし終わると、我々はその部屋からの逃走を図った。
暴行から逃走までのパターンは二つあった。
一つはその小屋の地上にある出入り口から2人で出て行くパターンで、こちらの夢を先に見た。
直後に見たもう一つは、その小屋には地下に繋がる階段があるのだが、そこの階段から逃走するというパターン。
前者の場合は逃げ始めるのも早かったために目撃者などいないように感じられたが、後者のパターンの場合は、部屋を掻き回す時間も長く、部屋から逃走し始めるのも遅かったため、地下に繋がる木製の階段を降り始めた時に、手に500円玉を持った女学生が一人、小屋の中に入ってきてしまった。
女学生が地上の入り口から入って、倒れている教師をすぐに見つけて泣き崩れる様子が、階段の手すりの間から見えた。
我々男子校生にとっては嫌な教師だったが、女学生から見たらそうではなかったのかもしれない。
女学生に我々が逃げる場面を見られたのかは、定かではなかった。
女学生はすぐに携帯で警察に電話をした。
我々が階段をどんどん降りている間に、先生が殺されただの部屋がめちゃくちゃに荒らされただのといった話を泣きながらしているのが聞こえた。(その教師が本当に死んでいるのかは不明)
我々が最下階まで来ると、上から500円玉が落ちてきて、地面の上で揺れ動いていた。
それはほぼ間違いなく、通報した女が持っていた物だった。
僕はそれを拾い上げて手に持っていた。
目が覚めて、枕の下にある自分の右手の手のひらを見てみるも、500円玉は入っていなかった。
なお、後者のパターンの時は、部屋を掻き回したもう一人の男に、「お前は(周囲の連中から)いい風に思われているのだから、目撃された時のために覆面を被っておけ」といって、事前に覆面を被らせておいたので、そいつの顔については見られていない。