雑居ビル5階のどん詰まりに、内側からでないと開かない扉がある。扉の中には陰気で狭い部屋があり、気の強いオカマがその中にいる。我々は増えすぎた野生のカワウソの数減らしのやり方を考えるために45名でここにきたのに、オカマは息が合わない仲間の1人と言い争いをしていた。「勉強になる事なんか何もしていないんだろう」といった事を言われたオカマは、いま「ハスキーと森の美女」という本を読んでいるんだと反論していた。