あその首謀者こそが、ユナを手に入れる為

に父親に頼みユナの父親の会社を潰させた

本人だったのだ。

それを知ったユナは心が張り裂けそうな気持ち

になった。

そんな時に、ユナは一つ忘れかけていた事を、

思い出した。

忘れかけていたマサキの事である。

ふと、その時モグラが現れて、

「ユナちゃん、マサキから預かった手紙」

ユナはそれを見て頷く様に受け取った。

モグラもその手紙を、マサキから

預かった訳ではない。

今宵はこの編で終りに致しましょう?

ユナを、救出したモグラは人暴れあばれする仕草に入った瞬間モグラの背後から一人の男がユナに向かって行った。
ユナは服を引き裂かれ為、隠すように疼く待っていた。
そして、男は自分のジャケットをユナに掛けてやり、ユナと何か話していた。
ユナは掛けられた瞬間、何かされると思いビクッと肩を震わせた、男はそれに気づいたのかも知れない。
男がユナに「ユナちゃん、マサキの側にいたダイキだよ」「もっと早く来れば、こんな事起きなかったのにマサキに会わせる顔がないよ。」
ユナは男がダイキと知り少し落ち着き始めてきた。
ユナ「私がこうなるって知ってた」
ダイキ「マサキが必死になって連絡してきた。」
ユナ「マサキが何で知ってるの」
ダイキ「それは、今は言えないでもマサキの思いとマサキの恩があるからおれは此処にきた」
ユナは天を仰いでマサキの事を想いだし涙を、流した。
話が終わってダイキが立ち上がった瞬間、モグラと仲間達は首謀者以外を全員倒していた。
モグラの怪力を見る間もなく、ダイキが一言「今日も俺の出番ねえのかよ」
モグラは「フンガ、フンガ、ナンバ1」
そして、ダイキは首謀者の前に立ち「此れからもこの先も彼女の前に現れるな、今度はこんなもんじゃすまないよ」
首謀者「あんたらヤクザまがいの事やって許されるのか、あんたらに正義なんか無い、この虫けらども」
ダイキ「俺達は何にでもなるさ、誰が何を言おうが人を傷つける事人の心を踏みにじる人の境界線を犯したお前の言い分なんてどうでも良い」 
ダイキ「イエスかノーか?」
首謀者「金ならあるいくら出せば良い」
ダイキ「話が通じて無いので二度言わない。彼女の前に現れたら次は無いから」
と言って立ち去ろうとした瞬間、首謀者がポケットに手をやりナイフを出してダイキに向かって行ったがダイキは呆れたようにナイフを交わし懐に入りボクシングのアッパーカットを決め首謀者が気絶したのだった。
今宵はこのあたりに致しましょう。
物語の始まりは、何処からともなく始まる。
マサキが日本から居なくなってから、時は流れ色々な事がマサキの居ない間に起こった。
父親の経営する会社が倒産し、ユナはマサキと最後に会ってお別れは出来たが、その直後マサキが日本から姿を消した。
そして、ユナの生活は一変した、高校だけは卒業出来たが…
それは、ユナが抱いていた将来とはかけ離れたもので、想像以上の事が待っていた。
ユナがマサキの事を忘れかけていた時、事件が起きる。
ユナに好意を持って近付いてきた好青年こそが、ユナの人生を狂わせる。
何故なら、女性を狙っては複数人でゲーム感覚で乱暴する標的に、ユナが選ばれたのだった。
好青年は準備周到に計画しユナの誕生日に決行する予定でいた。
そして、決行当日貸し切りの遊園地のユナの誕生日の時間に遊園地の遊具が止まる。
もうユナは心が踊って乙女の気持ちになっていた。この人だったら大事にしてくれると思った瞬間、好青年の合図と共に数人の男達が出てきた。
ユナの顔が青ざめ血のけが引いた顔にみるみる変わってきた。
好青年が「ユナ、ショータイムの時間」「お前何か相手にするわけ無いだろ何もさせてくれない借金女なんかよ。だからお前はコイツらの相手して金稼げこのショータイムには金がかかってからよ。まだまだ来るから。」
ユナは涙がこぼれる前に体が無意識に反応した。
逃げるのを楽しむ男性達をよそに逃げるユナ捕まるたびにボロボロになるユナの服を見ながらニヤニヤする男達。
逃げるのも佳境になった時、ユナが倒れてしまった瞬間一人の男がユナの上に乗って下着を剥ぎ取ろうとした瞬間…
ユナの声が無情にも響き渡る時に遠くの方から爆音をかき鳴らし複数のバイクがユナの方を目掛けて現れた。
男達の後ろの方から現れた好青年も状況が呑み込めなかった。
ユナの下着が剥ぎ取られる前に一台の単車から降りてきた男がユナの上に乗ってる男を、蹴り上げたのだった。
ユナは単車を見た時、涙がこぼれ落ちてきた。
それは、マサキの兄が乗っていて、マサキが受け継いだ単車だったからだった。
ユナは蹴り上げた男の顔を覗き込んだがマサキではなかった。
男がユナの方に向かって行きユナの顔を見るなり、「大将から頼まれごとなりよ」
ユナは男の語尾に懐かしさを感じた。
男は続いて言った。「ユナ、モグラ友達、友達傷つける奴許さない。大将の大切な人、大将の悲しい顔見たくないなり、だからユナが泣いたら大将悲しい」
ユナは同級生だったモグラだと確信したのだった。
でも、そこにはマサキの姿はなかったのだった。
今宵はこのあたりに致しましょう。