業界お仕事ガイド
その2
カメラマン


前回はディレクターについて書きましたので、今回はカメラマンです。

カメラマンとはその名の通り、カメラのマンです。
我々の業界ではTVカメラマンとかビデオカメラマンと呼び、写真のカメラマンとは
違います。

このカメラマンも本当にいろんな人がおりまして。

千差万別です。

そこで今回は私の独断と偏見で「私の好きなカメラマン」と題して書いていくことにしましょう。
特にENG収録におけるカメラマンという事にしましょう。
※好きと言っても、そういう意味ではございません。


私の好きなカメラマンの条件

①台本が読めるカメラマン

 日本語が読めるという意味ではありません。
 私の書いた構成を理解し、構図を作ってくれるカメラマンです。
 バラエティなのか取材なのか、ドキュメンタリーなのか
 こちらの意図を理解して撮ってくれるカメラマンは有能です。
 昔、Vシネの現場でカメラマンが監督にいちいち構図をどうするのか聞いているカメラマンが
 いました。
 監督はそのカメラマンにとうとう「○○さんがカメラマンなのだから、自分で構図を決めてくれ!」 とキレていました。

②演者に愛のあるカメラマン

 私たち制作者にとって出演者は最も重要で愛情を注がなければなりません。カメラマンも同様だと思 っていますが、中には演者に冷たいカメラマンもいるのです。演者をのせるのもカメラマンの仕事な んですけどね。ドキュメンタリー撮影などはカメラがディレクターの眼になることがあります。
 その際に対象者の内部に食い込むような目線を持ったカメラマンはすばらしいです。

③口より腕のカメラマン

 とかく寡黙な人が多いカメラマンですが、中にはよくしゃべるカメラマンもいたりします。
 おしゃべりで腕が立つなら文句はありません。
 そういうことです。

④編集点が見えるカメラマン
 
 インサートカットなどをオーダーせずとも勝手に色々撮ってくれるカメラマンは助かります。
 こちらが打合せをしている10分ぐらいの間で結構インサート撮ってくれる人いるんですよね。
 自分のVTRを見て研究しているんですね。
 コットが「カット」をかけてもその後も回しておいてくれて、案外助かったことも多々あります。

 カットの後に良いコメント言ったりするんですよ。だいたいね。

とまあ勝手なことを書き連ねました。あくまでも私個人の意見であり、特定の人物団体を対象にしたものではありません。悔しかったら「好きなディレクター」を書いてみて下さい。

いつもお世話になっているカメラマンの皆さん。
来年もよろしくお願いします。

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上記写真と本文は無関係です。