4月の頃の陽気になる、と聞いて久しぶりに自転車に乗ってみることにした日曜日。
タイヤに空気を入れてチェーンに油をさす。ズボン下ははかず、薄めのダウンを着る。ただし、帽子は二重に被り、手袋もはめた。寒暖両睨みの態勢だ。
川越へ参る。
行くぞ、金剛号。
それどころか、実は、土曜日もチートデイにしてしまっていた。何を食べたかというと、忠豊のチャーハンである。
これがそれ↓。
普通盛りでも普通の店の大盛りより多い。焼き豚がゴロゴロ入っている。これを大盛りにするととてつもない量になる。大盛りは4回食べたことがあるが、2勝2敗である。2回は容器に入れて持ち帰った。
さて、日高屋ではカウンター席の隣の先客のおっさんがレバニラ炒めを肴に酎ハイを飲みまくっていた。おれが確認しただけでも3杯は飲んでた。仕上げにチゲラーメンみたいなものをすごい勢いで食べて出ていった。自転車だって飲んで乗ってはいけない。じっと我慢だ。
そろそろ店を出ようかな、と思ったらおっさんのあとに隣の席に座った若い女性にビールが運ばれて来た。やるな、この娘。
腹が一杯になった。次は喜多院へ向かう。お詣りしておこう。
今日は喜多院には人が普段より多かった。まだ初詣の名残りみたいなものがあるのか。
そしていよいよお目当ての駄菓子屋のあさひ堂さんへ。ここでベビードーナツを買う。娘の大好物なのだ。去年買いに来たら暑い時期は傷みやすいからベビードーナツは扱わないの、と店の奥様に言われてがっくりきたのだった。だから夏に来たのが最後ということになる。暑い時期によく自転車で川越まできたものだ。
店に入ると奥様が気がついてくれて、すぐにベビードーナツの棚に案内してくれた。十数年来、川越にくるたびこの店には寄るからちょっとした常連なのだ。
さて来た道とは違う道で帰るのが自分流の旅だ。それは散歩でも、サイクリングでも、鉄道でも飛行機でも基本的には変わらない。
今日は川越街道で遠回りして帰ることにした。遠回りといっても所沢からは府中街道を走ることにはなるのだが。
川越街道は今では国道254号線という幹線道路になっているが、川越から江戸に向かうと町を出てすぐに旧街道がそれに並行して走っている。道は細いが国道に比べて車の量が断然少ないし、なんとなく風情がある。もちろんその道を行く。
ふじみ野市をかすめて所沢へ出る。ふじみ野市の隣りは富士見市だ。どっちかが名前を譲るつもりはなかったのか。遠隔地に住む者が訪れると混乱する。
所沢のスーパーでコーヒー牛乳を買って飲む。脱水はきわめて危険だ。身をもって知っている。
府中に入ってロピアで高菜漬け300グラム入りを3袋買う。高菜はもはや毎晩のメイン料理と言える。これを切らしたら大変だ。一袋99円と激安なのは中国製だからだが、中国にも高菜というものがあるのだろうか、とふと疑問に感じた。
東坡肉という料理で豚肉の下に敷いてある野菜は高菜に似ている。あれを高菜と呼んで使っているのかもしれない。まあ、うまければよいのだ。安すぎて安全面が気になるが、うちでこれを食べるのは自分だけだからあまり気にすることもない。
帰宅した。
地図を見るとたいして遠回りしていないことに気づく。距離にして4キロほどしか余計に走っていない。
娘が塾に行ったあとだった。この袋をテーブルに置くと猫ちゃん三銃士が寄ってきてクンクンしていたが、ふん、とそっぽを向いてそれぞれ別の方向に散っていった。










