子育てってさ、

子どもを、ちゃんとしつけることだと思ってたんだよね。



我が子が、大人になったときに困らないように、

社会のルールをきちんと教えるのが、
親の役目だと思ってたんだよね。




正しいことをしたら褒めて。
間違ったことをしたら叱って。




正しい道へ導くのが親の仕事だと、
思ってた。







はい、違ってましたーー!








高校で、
教室に入れない女の子がいて



個室でいろいろ話を聞いたことがある。




家庭に問題はない。
クラスでイジメにあったわけでもなく。

ただ、
ジャッジの塊だった。

クラスメートに対してのジャッジが厳しかった。
何か嫌なことをされたわけではないのに、
クラスメートへの不満が次々出てくる。

みんな低レベル。
仲良くしたいと思えない。
ここは私の居場所ではない。
どいつもこいつも腹黒い。

そう言って、
根拠もなく周りを敵視していた。






お母さんに相談した?

そう尋ねると、彼女は言った。

「相談してもムダ」
「相談すると、話を聞いてはくれるけど、最後に言うの。
 あなたにも、悪いところはあったでしょう?
 もっとこうすれば良かったんじゃないの?って」
「お母さんはいつも、正しいことしか言わない」







衝撃だった。


母親には、
正しさなんて
求めていない。







考えてみれば、そうだよね

例えばダンナに
「近所の奥さんがああでこうでムカついてさぁ」
と愚痴ったときに

「でも、お前にも非はあるだろう」
なんて言われた日にゃ、
ぶちギレる
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻





たとえ私にも非があったとしても!
とりあえずは
「そうかー、そりゃムカつくよなぁ」
と言ってくれるダンナだと嬉しいじゃん!

それと同じだよねーーー!







子どもが愚痴れる母親は神。





子どもはとっくにわかってる。
何が正しくて
何が間違ってるか。
わかってるけどできない自分を
受け入れてほしいんだ、
お母さんには。

落ち着いたらできるから、
納得したらできるから、
それまで待っててほしいんだ
お母さんには。