毎週土曜日の日本語学校補習校の国語の授業も1学期は6月27日で終ります。
一日に一回は手を挙げて答えてもらいたいので発問します。
しかし、恥ずかしがって分かっているのに手を挙げない子がいます。
宿題をやってこない子もいます。
中には教科書を忘れてくる子も!「せんせーっ教科書忘れましたぁ。」

「ひどいなぁ。他の教科の教科書は持って来ているのにさぁ。なんで国語忘れるの?
数学の先生は美人だからなぁ。あーそれに社会の先生はかわいいしなぁ。
英語は・・・。アジアンビューティの先生だからかなぁ。焼きもちやいちゃうなぁ。」
とかわいい声で言う。
そして、
急に、突然
声を下げて悪役の声を出して
「ふっっ!おまえらのライフポイントはあと何ポイントかな?
宿題をやってこないとライフポイントはゼロになる。教科書を忘れる?ふっふふっ。。
ゼロになるとどうなるか分かっているのかな?」
「どうなるの?」
「かあちゃんに電話だ。」「そ、それだけはお許しを!」
「休み時間にやってこなかった宿題をやって今日中に提出。
来週の漢字のテスト百点取るように頑張ることを約束できるんだな?』
「は、はい!必ず!」
宿題も帰りまでには終らせ、授業も手を挙げて頑張ります。
なんと漢字の小テストあんなにやる気が無かった子が次のテスト満点!
相手は高校生の男の子です。でも笑いながら頑張ってくるんです。これが。。。
女の子はくすくす笑っています。。。
先生、そしてお母さんは威張っていてはダメ、押さえつけてもダメ。
やる気にさせないと。

時にはドラえもんの声をマネしたり、
羅生門では老婆の声を恐ろしくこわい声で読んだり。
「漢字の小テストの勉強をしてこないのは武器も持たずにゲームのダンジョンに入るのと同じことだよ。すごく、こわくない?」と言うと案外頑張って勉強してくれます。
こどもが、
なんかやる気が起きていないなぁ。と思ったとき、怒らないで笑わせましょう。
私たち母親だってやる気がでない時もあるので楽しく乗り切りましょう。


私はカードを作ってだまって当時高校生だった息子にカードを渡したことがあります。
『ライフ。あと30ポイント』と書いて。。。なかなかすすまない宿題や勉強。
「特別カード発動せよ!」「え?」
「母ちゃんのライフポイントもあともう少しでゼロになる。ゼロになると食事も作れないのだ」と。
子育て大変でしょうけど、楽しみましょう!
お母さんは時には女優?にならなければならないのです。