夏休み短期留学をした方からの体験談、お礼のお便りと先生からのお便り | アメリカおばさんのブログ

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アメリカの学校の先生と日本語学校の補習校の先生をしています。教育のこと、習慣の違いに驚いたこと日々感じたこと、起こったことなど独り言を書いてみたいと思っています。趣味は料理です。

私は留学エージェンシーではありません。
だけど、
この夏、私の先生仲間に日本から短期の留学希望のかたをホームステイさせてくださるように、受け入れてくださるように、お願いしました。
現在もこちらに留学している方がいます。

ホームステイを受け入れてくださった先生も、ホームステイした留学生の方々も皆さんハッピーになって帰って行かれたので本当に良かったと思いました。

以下は、本日受け取った大学生の男の子から私宛に来たメールです。


昨日の夜に無事帰宅しましたー!
すぐに連絡出来ずすいません。
インディアナポリスではほんとにほんとにいい時間を過ごせたので、日本に帰ってきた時にはもっとアメリカに居たかったなぁと思ってしまいました(^^)
それと、もしかして僕アメリカおばさんの家に洗濯の洗剤(だったかな?)を忘れて帰っていませんでしたか?
母から「アメリカおばさんから託っていないか」と聞かれて、もしかしてあの赤い箱では・・・と思いだしたんです。
荷物を積める時に、てっきり服などを入れるためにアメリカおばさんが用意してくれたビニール袋だと思い込んでしまい、封を開けずにそのまま置いて帰ってしまったのだと思います。
もしそうだとしたら本当に申し訳ありません!
せっかくのご厚意なのに、自分の間抜けぶりに呆れてしまいます・・・。

あの便利なサランラップは母もとても喜んでいましたよ。
ジャムとピクルスも是非いただきます(^^)

これだけ長い間外国に一人で滞在したことも、またこれだけ多くの人と関われたことも初めてだったので、単に「あぁ~楽しかった!」と感じるだけでなく、Mrs.B先生の家を出る最後の日にはほんとうにさびしい気持ちになってしまったほどに、僕の人生で大きな経験となるものでした。
今ではグリーンキャッスルは僕が心からリラックスして滞在できる、第二の故郷のように感じています。
正直アメリカに行くまでは、まさかこれほどの気持ちを持てるとは思ってもいなかったので、素晴らしい時間を与えて下さったアメリカおばさん一家には、ほんとに感謝の言葉が言い尽くせません。

第二の故郷なのですから、そう遠くないうちにまたあの街に「帰りたい」と思っています。
これからまた新たな日常が始まるわけですが、この数週間の経験はこれからずっと僕の想い出のなかで素晴らしい経験として残っていくと思います。

ほんとうにありがとうございました。
また会いましょう!




それから、受け入れ側の先生のメールですが、これはある女の子の受け入れの先生からです。

Dear Mrs. (ここは私の名前),
Thank you for all the hard work to bring these students to the U.S. Tell (ここは滞在した女の子の名前) we miss her already. (受け入れのご主人の名前) said the house will be so quiet. Also tell her how much we appreciated her lovely note. Her words meant so much to us. Wish her a safe trip home.

Please forward this letter to her mother

Dear Mrs. (滞在した留学生の女の子のおかあさんへ)
Thank you for sharing your lovely daughter with us. She was like having a granddaughter stay with us. She is such a pleasant and kind person. We were very impressed with her education and knowledge. She was a delight to teach. She is also very responsible and you can be very proud that she has such a good work ethic. Again thank you for allowing us the opportunity to get to know her. We really enjoyed our two weeks with her.
Sincerely yours,
Mrs.S(これは伝説の先生と以前に私がブログで書いた先生)


他にもありがとうのメールをたくさん頂きました。先生からもお母様からもお父様からも。
一応勉強以外のどんなところに観光に行ったり経験したかを書きます。

アメリカの幼稚園、小学生から高校生、大学生までの交流と授業体験。
フットボールの見学、野球のゲームの見学、息子の通っているアメリカの大学の授業を実際に受けた。世界で一番大きな子供博物館、動物園、釣り、カバードブリッジの見学、社交ダンス教室でダンスを習う。アメリカンガールズというお人形の博物館見学、インデアナ美術館の見学、インデアナフェアの見学、プレーリーコーナー(アメリカの開拓時代の再現地)の見学、ホリデーワールド遊園地、プライベートのプール、遊覧船の船上パーティ、飛行機博物館の見学、親子留学の方は現地の幼稚園2つの体験留学、ショッピングモールでのお買い物、牧場の見学、ケーキのデコレーション教室、ぬいぐるみを作るお人形のお店。鉄道の汽車等本物やモデルが飾ってあるレストラン。街全体がすべて可愛いお店になっている所の見学などなど。
それぞれのホームステイ先で皆さん自分の子供のようにかわいがってくださいました。
「このまま自分の子供にしたいのでこのままアメリカに残って欲しい」と言われました。
先生方が涙を流して「別れが辛い、本気で自分の子供にしたい」と言うので困ってしまいました。

英語の勉強は日本でもできるでしょう。
しかし、勉強はそれだけではありません。
広い世界を見る。実際に体験する。自分を見つめる。将来を考える。人間を大きくする。考え方が変わる。確かに朝から晩まで寝る以外は英語、英語漬けで苦しいかもしれませんが、素晴らしい経験です。
これらの経験は日本にいては出来ないと思います。これらの素晴らしい経験は、これからの将来に大いに役立つと思います。ある方は「外人恐怖症がなくなった」と言っていました。
あるかたは「もっと勉強しなくちゃなあ」と言っていました。「大学は絶対アメリカに行く!」
などです。
ホームステイを受け入れてくださった先生方はすべて私がよく知っている先生ですし、先生仲間です。
教えることに喜びを持っていますし、誇りを持ち、責任をもって預かってくださいました。
私の息子も娘もアメリカの高校、680人中の一番になったのはこの先生方のおかげです。


留学生のかたには、最後の日までギリギリまで先生のお宅にいて、夜は必ず私の家に泊まって頂きます。空港から私の家が近いからですし、お土産を買う時間が欲しいと思っている方が多いので車で希望の所までお付き合いしています。留学の途中では日本食が恋しくなるときがあるようなので、カレーやみそ汁ご飯の差し入れをしました。

今回の夏休み短期留学は大成功でした。

今度は冬休みや春休みかな?
人がたずねてくるのは結構楽しいです。
ちなみにお礼の手紙にあった「便利なサランラップ」というのは「プレスシール」という便利なグッズでお魚とかケーキとかの密封が出来る優れものです。