アメリカの大学を受験する人は今のうちからこれをしておくといいですよ。 | アメリカおばさんのブログ

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アメリカの学校の先生と日本語学校の補習校の先生をしています。教育のこと、習慣の違いに驚いたこと日々感じたこと、起こったことなど独り言を書いてみたいと思っています。趣味は料理です。

昨日と今日は、
アメリカの小学校では作文のテストを行っています。州の統一テストです。

1年生は、「あなたが影響を受けた人物は?何故?相手はどんな人物で、どんな風に影響を受けた詳しく書きなさい。」
えー?これって、息子がハーバード大学や、イエールやプリンストンを受験したときの小論文のテーマと同じですよ!!!!小学校1年生でこのテーマで書かなくてはいけないのです。
私は、ESLの生徒に問題文を読み上げて日本語でテーマを翻訳するだけです。

そしてアメリカの小学校4年生の州の作文の統一テストは、「あなたはペットを飼いたいとします。両親は反対しています。両親を説得出来るようにどんなペットを飼いたいのか?また何故飼いたいのか?親が納得しそれでは飼いましょうとなるように、詳しく書きなさい。」
です。

いずれも
文の始めをあける、句読点に気をつける、書き出しの文、本文、最後の締めの文の3つに分けること。
本文は詳しく書くこと。
単語、スペルを間違えないようにです。
辞書や電子辞書を使ってはいけません。

でした。
少しアメリカ滞在が長い1年生の子も、一生懸命でした。
そしてもう一人の、日本人の1年生の子も、4年生の子も日本から昨年の8月の半ばに来たばかりの子です。わずか6ヶ月しか経っていないけど、英語での作文、ずいぶん一生懸命書いていました。

日本の1年生の作文ならせいぜい絵日記。
「今日は運動会でした。楽しかったです。」でもいいはず。
でも,アメリカは普通の公立の小学校なのに文章の構成まできちんとしなさいと言われる。

自分の意見を常にしっかり持っていないと、このようなテーマは与えられた時間内に書けないので、日本の秀才君、詰め込みさんは大変。
アメリカの大学の申し込みの小論文は自宅で書いて、インターネットで申し込み。一応誰かに、見てもらうとしても、他の生徒と差が出てしまうんだろうなあ。
そういえば有名大学の小論文。これって先生や誰か小論文に強い人に代行で書いてもらうこともありになるんだわ。今考えてみると・・・。息子は自分で必死で書いていたけど。

これからアメリカの大学を申し込みする人は、いまのうちから
何故この大学を受けるのか?
入学したら何をしたいのか?
そしてあなたが人生でもっとも影響を受けた人について
書きなさい。ですから、今のうちに
考えて下書きしておくことをお薦めします。息子の話では、面接でもこのような質問が出た
そうです。