村八分が原因で会社が倒産する理由としては、イノベーションが起こらなくなるからです。
イノベーションとは、今までになかった技術やビジネスモデルを創造し社会を変革することを指します。
今まで起こった大きなイノベーションについていえば、今から200年ほど前の産業革命や、100年ほど前の車や家電の大量生産、30年ほど前に起きたIT革命などがあげられます。
これらの技術はご存知の通り、日本以外で生まれた技術革新であり、もともと日本はこのような全く新しい技術を作ることを不得意とする民族とされて来ました。
しかし不思議なことに、日本は今現在世界第3位の経済大国で、少し前まで世界第2の経済大国でした。
なぜ日本が一時期、世界第2位の経済大国になりえたのか、ざっくりと説明しておきますと。
江戸時代末期、欧米諸国の植民地化が日本の近くまで迫ってきており、自国が植民地化さることを恐れた士族たちは、明治維新を起こし、日本を近代化して行きました。その結果日本は第二次世界大戦前頃には、世界の超大国アメリカと戦えるくらいの、世界有数の経済大国になっていました。その後日本は戦争に敗れ、焼け野原から復興をして世界第2位の経済大国まで上りつめたわけですが。ただ、戦後のアメリカ産業についていえば。日本でアメ車が売れないのは日本の道路が左側通行で左ハンドルのアメ車に合わせてないからだとか、また労働者の質の低下が著しく、労働者が自社の車の中に飲み終わったコーラの空き瓶を捨てるなど、モラルハザードが起きており、日本が努力してアメリカ産業に追いついたというよりは、アメリカが自らこけて日本に追いつかれたというのが正しい見方だといえます。もちろん今のアメリカはそんなことはありませんので、普通に経営をやっていたのでは、アメリカ市場に食い込むのは非常に難しいといえます。
ようは日本の経済成長や、日本の諸外国と比べての経済的優位性は、戦前までは欧米諸国のモノマネをして経済成長し、戦後はアメリカ自身の失態によるもので、日本にとっての幸運によるものだといえるのです。

さて過去の話はこのぐらいにして、なぜイノベーションが日本では起きないのかについてですが。

まず、A社という会社があったとします。
A社はそれまで、ライバル他社に比べて営業力が強く、営業力の強さをビジネスモデルの主軸に置き市場を開拓してきました。A社の社員たちは努力家で常に新しい改善を試み、営業成績を上げてきました。
ところがA社は日本市場の中ではトップクラスですが、海外進出ができません。
そこで社員のBさんは、海外進出して世界の市場を目指すべきだとうったえました。
Bさんの考えはこうです。
「営業なんてもう古い、こんなことばかりしているからいつまでたっても海外進出出来ないんだ。そもそも、海外のライバル会社だって営業努力をして売り上げを上げているのに、なぜ同じやり方で、ライバル会社に勝てるなんて思うのですか。私たちは営業の手法を努力して磨いてきたといっても、そんなものは海外のライバル会社が真似をしようと思えば真似できるものにすぎないじゃないですか。営業努力なんてもう捨てるべきです。これかは営業以外の手法で世界を目指すべきです。そのように会社を作り変えるべきです。そして世界の頂点を目指しましょう。」

そしてBさんの言うことは同僚や上司から無視され、その後Bさんは左遷されました。

なぜでしょうか?

答えは、また次回としたいと思います。
 

にほんブログ村 経済ブログ 日本経済へ
にほんブログ村