企業が抱える危機についての説明をする前に、予備知識として我々の世界の社会現象の一つであるイジメについて説明をしておきたいと思います。というのもこれから説明する企業の危機もこの問題が直接的に間接的に関わってくるので、まずはこの説明をしておきたいと思います。
イジメとは、辞書を調べると弱い立場にある者を肉体的に精神的に苦しめる事とあります。ではなぜこのような行いを人間はするのでしょうか?
子供のイジメでよく言われるのが、受験勉強などで子供たちがストレスを抱え、その憂さ晴らしでイジメをするというものです。
ストレス発散で暴力的な行動に走るという説は、人間の行動として自然でありますのでこの説は決して間違いとは言えないでしょう。ただこれだけで説明をしてしまうには、説としては弱いように思います。
そもそもイジメはほとんど全ての子供たちがやった事があるような事柄ですし、とするとほとんど全ての子供たちが強いストレスを抱えながら生きているということになります。
この説では現実の子供たちの実態とは少しかけ離れているように思えてなりません。
ではストレス説以外にどのような原因が考えられるのかというと、本能説というものを上げたい思います。
本能説?聞いた事がないなとなるでしょうが、これは自説になりますので詳しく説明をしたいと思いますが。まずはその前に私の子供の頃の記憶の光景をお伝えしたいと思います。
私の小さい頃、一匹の子猫が拾われて来ました。その子猫は最初のうちはミルクなどをやり大事に育てていたのですが、そのうち大きくなり、といっても子猫ですがやんちゃ坊主で家の中で飛び跳ねていました。
そしてある日の事です、その子猫がいつもと違う唸り声を上げていたので驚き見てみました。
子猫は毛を逆立て唸り、今にも飛びかかりそうな姿勢を取っていました。そしてその子猫の視線の先には、これまた可愛い子ネズミが逃げ出すチャンスをうかがうようにちょこまかと動いていたのです。次の瞬間、子猫のネコパンチが炸裂し子ネズミは宙を舞いました。すかさず次のパンチ、そして牙を剥いて噛みつき、またネコパンチ。そして唸り、噛みつくといった行為を何度も繰り返していました。子ネズミは途中で息絶え身動き一つしなくなりましたが、それでも子猫は興奮状態にあるのか、何度も唸り声を上げながらネコパンチを繰り返していたのです。
このことから何が言いたいのかもうお分かりかと思いますが。
動物には狩猟本能と呼ぶべき本能があります。これがないと、猫は誰かから餌を貰わないと飢えて死んでしまいます。
人間もまた動物の一種です。私たちには必ず本能があります。人間と動物の違いは知能が発達しているかそうでなかだけです。本能がないわけではないのです。
子供たちは無邪気です、お腹が減ればつまみ食いをしますし、目の前に空き缶や石ころがあれば蹴っ飛ばします。
空腹状態というストレスが溜まれば、マナー違反を犯して食べ物を取ろうとしますし。目の前に自分の予測とは違う動きをする物を見ると、本能的に面白いと思い追いかけて蹴飛ばします。
イジメも同じなのです。
ストレスが溜まれば、憂さ晴らしに同級生を殴るし蹴飛ばしもします。相手が強ければ喧嘩になり。弱ければイジメになります。
また、空き缶や石ころの例でいうと。
私たちの本能は日常とは違う情景を見た時(私たちの想像通りにならなかった時に)、私たちに興奮という快楽を与えます。そしてその快楽欲しさに子供たちは、何度も何度も空き缶や石ころをけとばしたり、同級生を蹴飛ばし殴り、髪の系を持って引きずり回し、泣き叫ぶ同級生のいつもとは違う情景に興奮し快楽を覚えやめられなくなり、ちょうど私が子供の頃に見た子猫と子ネズミの光景と同じように、相手を殺すまでやり続けるのです。
少し長くなって来たので、続きはまた後日にします。