だから為替にはleverage(レバレッジ)という制度があるらしい。

レバレッジは自己資本に追加して他人の資本を利用し総資産を増やす事で、
そのお金を使った利益率、もっといえば損失率も上昇させることだ。

FX上でいえば10,000円の自己自本に対してレバレッジ10倍の場合、
100,000円分のお金を動かす事が出来る。
さきほどの例でいうと、
10,000$=800,000円という相場を(レバレッジ10倍で)8万円で
動かす事が可能となる。

2011年6月現在、国内のFX取引業者の最大倍率は50倍と設定されており、
2011年8月には25倍まで引き下げられる模様。
考えてみると
これまでの例のように簡単に1$=100円になったり、
1$=80円になったりはしない。

いや、仮になったら多くの経済はもの凄い衝撃に見舞われるだろうし、
実際ここ数年の円高は日本経済は影響を及ぼしているだろうが、
それでも相場が変わっていくのはせいぜい1円単位であって、
一日で10円、1週間で100円かわったりするものではない。

だから実際の取引を考えてみよう。
1$=80円の時と、1$=79円の時で
どのくらいの差が出るのかというと、
元本が100$なら100円。1,000$なら1,000円。10,000$なら10,000円だ。

これでそれなりの利益を出すには、相当な額の元本が必要になる。
だって

10,000$=790,000円で買って、10,000$=800,000円で売ったとして
利益は10,000円。

これじゃ元本10万とかじゃまともな利益は得られない。
日本円しかもっていない人が外国の通貨を売る事が出来るのはなぜか。

それは決算時に売買の差分だけで決算をするからで、
例えば米ドルを売る場合。

1$100円の時に持っていない米ドル、100$(10000円)を売る。
この時自分が所持するのは-100$。
次に、1$80の時に、125$(10000円)を買う。
そうすると、自分の所持金は25$になり、
25$(2000円)分の利益を決算する事ができる。

勿論この時実際に買い戻すのは100$だけで良いようだ。