【試合結果】2015年9月5日(土)大塚プロレスバンク | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

我闘雲舞の公式ブログです。

『Gatoh-Move Japan Tour・185』
2015年9月5日(土)
大塚プロレスバンク
観衆62人(超満員)


◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
△円華(時間切れ引き分け)チェリー△


 シングル初対決。この試合は円華が腕をとったら即ランヒェイを繰り出すとレフリーのさくらが勝手にコールしたため、警戒したチェリーは腕を取られまいと円華の握手も拒否する。


 試合が始まっても円華がチェリーの腕を取ろうとするだけでどよめく場内。チェリーも過剰な警戒を見せる。


 チェリーは「だったら絶対に腕を取らせない」と宣言し、両腕を後ろで組む頭脳作戦を見せたが、円華に蹴られてあっさり作戦失敗。円華は強烈な水平チョップをみまう。

 円華がコーナーのチェリーに突っ込むところ、チェリーは足を出してカット。3発目は円華の急所めがけて足を出し、円華悶絶。チェリーは「足が上がらなかっただけ。わざとじゃない」とレフリーのさくらに言い訳をする。


 チェリーはダブルリストアームサルトから、再び偶然を装った急所蹴り。チェリーが足4の字固めを仕掛けると、さくらは「もう終わらせよう」と円華にギブアップをうながす。円華はさくらに抗議しながらエスケープ。


 円華がボディスラムからトップロープにのぼると、チェリーはさくらを盾にしてよけようとする。怒ったさくらがチェリーを突き飛ばすと、その反動で円華はトップロープに股間を痛打。クスクスと声を出して笑うチェリー。

 チェリーは腹パンチから、どっこいしょと大外刈りを狙うが、円華がこらえて返そうとする。今度はチェリーがこらえる。力の入った大外刈りの攻防となったが、これは円華のパワーが勝ち、大外刈り成功。


 円華はフロントキックから、豪快なブレンバスター。そして逆エビ固めへ。必死にエスケープするチェリー。

 ここで円華は、満を持してのランヒェイを狙うが、切り返したチェリーが「どっこいしょ」と大外刈りをきめる。さらにチェリーはタイミングよく春夜恋をきめ、あわやのカウントで円華を追い込む。


 チェリーが熟女でドンを連発すれば、円華もバックドロップを打ち返し、一進一退の攻防に。

 残り時間1分。チェリーは奥の手のスクールガールも繰り出すがカウント2。さらにブリザードからそのまま固めてフォール。これも返されると、しつこくフォールを狙い追い込むが、いずれも円華が返す。


 円華がラリアットを打ち返したところで時間切れ引き分けとなった。試合後、円華が握手を求めるも、まだランヒェイを警戒するチェリーは腕を差し出さなかった。


◆第2試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○田村和宏&マサ高梨(10分43秒、エビ固め)サワディー仮面&帯広さやか×
※丸め込む


 9月11日にバンコクでおこなわれる我闘雲舞3周年記念大会で、久々にタイに行くことが決定している帯広は、いつにましてやる気満々。また対戦相手の田村も、2日後にHEAT UPの新宿FACE大会を控えているとあって帯広に負けじとエキサイトしている。お互いのパートナーが熱くなる2人を必死に落ち着かせ、最後は無理やり帯広と田村を外に出して、高梨vsサワディーの先発でゴング。


 しかし、リング内の高梨とサワディーをそっちのけで、エプロンでやりあう田村と帯広。嫌そうな表情の高梨。とうとう根負けしたように、両チームとも同時にチェンジして、田村vs帯広に。


 田村がヒートアップコールを煽ると、帯広はタイランドコールをおこす。田村が帯広をコーナーにぶつけると、帯広はなんと自らの頭をコーナーに乱打して気合いを入れる。

 逆にコーナーにぶつけられた田村も負けじと自らの頭をコーナーに乱打。再びコーナーにぶつけられた帯広は、さらに気合いを入れようとコーナーマットを外して金具に頭を乱打しようとするが、パートナーのサワディーが「死ぬぞっ」と必死に止める。


 帯広はドロップキックで田村を倒し、サワディーと連携ダブルギロチンをきめ、客席をわかせる。

 高梨vsサワディーとなり、サワディーがつかまる展開に。サワディーが逆エビ固めをかけられると、帯広はカットに入ると思いきや、サワディーに声援を送りプッシュアップとアドバイスを送るのみ。

 ローンバトルのサワディーだったが、鮮やかなウラカンラナで高梨を投げ飛ばし、帯広にジャンピングタッチ。


 帯広は帯広ロープワークで高梨を惑わせ、控えの田村にドロップキックを放つ。帯広は地獄突きを高梨に狙うが、キャッチした高梨が帯広の指をくわえて田村にスイッチ。

 田村と帯広は激しいチョップ合戦。これは帯広が地獄突きを放ち田村を倒すが、田村もエースクラッシャーを打ち返す。


 サワディーが好フォローを見せ、高梨を場外に蹴散らすと、帯広とサワディーがダブル地獄突きを田村にみまう。サワディーの619から、帯広のハーフハッチがきまりカウント2。

 ここで帯広とサワディーは、ダブルのスクンビットソイサンシップサンタップヌーンを田村に狙うが、高梨がカット。バースを狙った帯広を田村はエビ固めに切り返し、カウント2。

 田村はダイヤル固めで帯広を回す。しかし、帯広は逆回転に自ら回転するという予測不可能な切り返しでダイヤル固めから脱出。ただ、もちろん自分にもダメージ。


 完全に理性を失った帯広は、地獄突きの舞いを始め、まず高梨に地獄突き。パートナーのサワディーにも地獄突き。そしてコーナーの田村にとどめの地獄突きを狙う。

 田村がすかし、レフリーの円華に誤爆しそうになるが、円華がキャッチして帯広の手を払いのけると、その手を田村がすかさずつかんでヨーロピアンクラッチの入り方から、エビ固めへ。


 これでカウント3が入り、田村が勝利。いつにも増して狂う帯広を仕留めた。


◆第3試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○DJニラ&さくらえみ(13分48秒、エビ固め)「ことり」&里歩×
※押さえ込む


 オープニングで「ことり」が「久々の里歩さんとのタックで優勝したい」と間違って挨拶してしまう。ということで、急きょ、この試合は我闘雲舞3周年記念1DAYタッグトーナメント優勝戦ということになった。


 里歩と「ことり」が握手を求めるところ、さくらとニラが奇襲でゴング。ニラが「ことり」を捕え、さくらが攻撃しようとすると、なぜかニラは「危ないっ」と「ことり」を放してしまい、みすみす同士討ち。里歩と「ことり」が息の合ったダブルドロップキックをさくらに放ち、ニコニコ印をきめると「でたーぁっ。ニコニコじるしーっっ」と大げさに驚きを見せるニラ。

 「ことり」はさくらを攻め「ニラ、出てこいっ」とニラを呼び込むが、ニラが出ようとすると「出てくんなっ」と場外に落としてしまう。落ち込むニラ。再び「ニラ、出てこいっ」の「ことり」の挑発にニラが入ると、「ことり」はあっさり里歩にタッチ。またニラが落ち込む。


 里歩と「ことり」はニラ相手に臆せず攻め込む。ニラはなぜか号泣しながらのマウントパンチで「ことり」に反撃してさくらにタッチする。

 5分経過。さくらの強烈なドロップキックから、今度は「ことり」が捕まる展開に。ニラもようやくペースをつかみ、攻勢に。しかし、「ことり」は素早い動きからさくらに一本背負いをきめ逆転。替わった里歩もニーアタック連発で客席をわかせる。


 里歩がさくらにパロスペシャルをきめると、さくらは「ニラさん、助けて」とニラを呼び込む。中に入ったニラだったが、あっさり「ことり」に卍固めを極められる。

 ニラは卍固めをふりほどくが、当初の目的を忘れてコーナーに帰ろうとしたため「助けてっ」と叫ぶさくら。ニラはなぜかさくらにジャンピング・ローキックを放ってパロスペシャルをカット。


 10分経過。「ことり」がさくらにセカンドコーナーからのクロスボディ4連発をきめれば、さくらは「さくらえみ85キロ」をみまう。「ことり」がカウンターの体落としをきめ、両者同時にタッチして、里歩vsニラの局面に。

 ニラが勢いよくロケットパンチでとびこむが、里歩はかわしてクロスフェースをきめる。脱出したニラは「へっぷしょんっ」とくしゃみで里歩を動揺させ、ロケットパンチ成功。


 残り時間3分。さくらがリバーススプラッシュを狙うが、セットするニラと息が合わず、結局自爆。里歩がさくらをニーアタックで蹴落とし、「ことり」とのダブル・ダイビングフットスタンプをニラにきめたが、ニラがカウント2で肩をあげる。

 「ことり」は場外のさくらにブランチャで分断。チャンスと見た里歩がそうまとうを放つが、ニラはこれをかわして十字固め。カウント2で里歩がクリアすると、ニラは間髪入れず、スローに倒れこむようにきめる十字固め。里歩が返せず、まさかのカウント3。


 見事に勝利したニラだったが、なぜか試合後も悔しそうに荒れて里歩に襲い掛かる。ニラは「お前、オレに負けて大事なものを失ったと思ってるだろ。失ったものが大きいのはこっちなんだよ」と里歩に言い放って退場した。


◆エンディング


 座談会で里歩の順番になったときに、控室からひょっとこのお面をかぶった怪人物が「てーへんだ、てーへんだ」と江戸っ子口調で乱入してくる。ニラに風貌が似た怪人物は「とんでもねぇことが起こってやんス。控室にこんなものが」と紙切れを丸めてリングに投げ込む。

 さくらが拾って読み上げると、それはニラから里歩への三冠王座への挑戦状だった。


 最初は「やる意味がない」と渋る表情の里歩だったが「でもチャンピオンなので、挑戦されたら受けます」と宣言。


 これにより9月21日の横浜にぎわい座で、里歩vsニラのIWA三冠戦が決定した。ニラが同王座に挑戦するのは2014年2月のさくら戦以来、1年半ぶり。

 またさくらは横浜の決定カードをもうひとつ発表する。「大鷲透プロデュースの我闘雲舞Tシャツは好評につき増産するなど、順調に売り上げを伸ばしている。このまま大鷲プロデュースTシャツで、プロレスTシャツ界のトップを狙いたい。しかし、そのためには立ちはだかる敵がいる。プロレスTシャツ販売と言えば、そう佐藤光留。」とコメントするさくら。


 佐藤光留率いるパイルドライバーを倒さないと、プロレスTシャツ界の王者になれない!というさくらは、横浜でタッグマッチ、さくらえみ&大鷲透vs佐藤光留&松本浩代というカードを決定。


 この試合は、Tシャツをめぐる何らかの特別ルールが予定されているとのこと。また同じく横浜にブリバトの参戦も発表された。