5月の板橋大会。
ミックスドタッグトーナメント決勝で、MIZUKIが里歩からフォール勝ち！その場で、里歩の持つIWA三冠ベルトに挑戦表明をし、受理されました。
その後、里歩が足の負傷で一ヶ月欠場する間、MIZUKIはガトムマットで勝利を重ねます。タッグでの勝率はあがったものの、シングルではSAKIに負け、「ことり」にドローと未だ勝利なし。選手権を前に暗雲が立ちこめるも里歩の復帰戦であり、最後の前哨戦となった試合では、新技キューティスペシャルで再び王者里歩からフォール勝ち！
本日の大会、里歩の防衛か、MIZUKIのシングル初勝利＆初戴冠か！？
メインで闘うふたりに、直前インタビューをお願いしました。
☆MIZUKI☆
前回の板橋大会、タッグトーナメント決勝で里歩さんに勝った時はどんな気持ちでしたか？
「勝つつもりでいました！ただ、勝てて嬉しかったのはもちろん、タッグパートナーの円華さんに助けてもらった気持ちも一緒にあって、一人の選手として強くならなければいけないと思いました」
タイトル挑戦表明には驚きました。
「どこまで今自分ができるのか、挑戦したかったです。
自分の団体（LLPW-X）は、イベントの試合も多くて、ショッピングモールなどで初めてプロレスをみてくださる方も多いし、子供も多いです。そんな方たちに、かっこいいなあとかプロレスラーになりたいと思ってもらうためにもベルトを持ちたいと思いました」
それは、他の人がチャンピオンでもいいのでは？
「自分がそういう立場になりたいです」
デビューしてから2年間も勝利がなかったんだよね。今、4連勝？
「先日、さきっぽにシングルで負けました…。ことりちゃんにも引き分けてしまって…」
その時は、自分が挑戦していいのかなと思わなかった？
「MIZUKI＝弱い、そんなイメージを持たれていると思います。どうせ負けるんでしょ、みたいに感じることはあるんですけれど、負けたおかげで逆に燃えました」
ガトムを引っ張るという発言もありました。
「里歩さんが欠場になってしまって、早く足を治してもらいたかったからです。自分が引っ張るから安心して足の治療に専念できるように。里歩さんに無理をして試合をしたりして欲しくなかったので。万全な状態でタイトルマッチで闘いたかったからそう言いました」
そんな里歩さんに2連勝！
「勝ったことによって、対策をされてしまうと思うので、その時は勝つことしか考えていなかったのですが、さらに考えていかないといけないと思っています」
ことりとのシングルマッチでドローになって、試合後、涙をこぼしていました。
「今まで負けて悔しかったのですが、勝てなくて悔しかったです。
ずっと負け続けてきて、例えばタッグマッチだったら、今日はMIZUKIが取られるんだろうなとか予想されるのが悔しくて。
負けて落ち込みながら、今日はどこが悪かったんだろうって悪いところ探しをしていました。
勝ててからは、負けると今まで以上に悔しくて。
でも、下を向いて考えるのではなくて、ここはああできたな、こうできたなって。同じことでも考え方が変わった気がします」
今まで負けて悔しかった？
「悔しいですよ………………」
シングルでは未勝利のまま、タイトル挑戦です。
「チャンピオンが里歩さんだったから挑戦表明しました！
自分は小さいから負けてもしょうがないと思っていた部分がありました。でも、そんな自分より小さい選手が強かったんです。強くなれるんだ！里歩さんをみてその気持ちがうまれました。今日は勝ってライバルとして認めていただきたいです！」
☆里歩☆
いよいよ3回目の防衛戦です。
タッグトーナメントで負けてしまったときの気持ちは？
「あの時は必死にやっていたので、気づかなかった部分があったのですが、あとで思い返してみるとMIZUKIちゃんの執念が強かったなあと思いました」
執念を感じたのは？
「いつもなら決まる技も切り返されたりしたので。うん、切り返しです」
タイトル挑戦を聞いたときは？
「負けたから仕方ないけど、一回勝っただけでベルトに挑戦なんて…って思いました」
挑戦できる権利は？
「強い印象がある人だったらわかるのですが、そういう感じはしないので。シングルで勝ったことがないのにベルトに挑戦なんて、特例すぎます」
怪我で欠場中に試合をみていて感じたことは？
「必殺技を身につけたな、やられたなと思いました。でも欠場している間、今まで以上に濃くプロレスのことを考えていたので、そこまで気にすることでもないなって」
復帰して、フォールをとられています。
「悔しくなかったっていったら嘘になるんですけれど、一度受けたので対策は練れました。欠場期間は、プラスとはいえないですけれどマイナスではなかったです」
この試合にテーマをつけるとしたら
「勝って当たり前の試合。自分がコントロールしたい」
さくら戦や真琴戦とは違うものになる？
「はい。新しいものになると思います。自分とMIZUKIちゃんは、似たような体格で、ピンクが好きな普通の女の子だと思うんですよ」
普通の女の子？
「一般の方のプロレスラーのイメージは…一般の方というか自分の学校の友達とかまわりの人にどうしてもなっちゃうんですけど、プロレスラーのイメージが…。短髪で、むきむきで、ごつくて太い。でも、そうじゃなくて原宿にいそうなふたりじゃないですか。そういうふたりでもプロレスやっているんだよ、タイトルマッチやってるんだよっていうことを知って欲しいです」
タイトルマッチのその先は？
「この試合に限ったことではないのですが、もっとこのベルトを使って発信していきたいと思います」
ＩＷＡ三冠選手権試合
<王者>里歩vsMIZUKI<挑戦者>
※里歩3度目の防衛戦
本日17時30分より試合開始
当日券販売は16時30分
指定席3000円
自由席2500円
レディースシート1500円
小中学生無料
高校生1000円
ご来場お待ちしています！