【試合結果】2015年4月11日(土)大塚プロレスバンク | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

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『Gatoh-Move Japan Tour・162』
☆2015年4月11日(土)
大塚プロレスバンク
観衆66人(超満員)


◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○真琴(7分50秒、片エビ固め)SAKI×
※スピア


 5月2日板橋大会で志田光との一騎打ちを控えたSAKIが“シングル強化マッチ”という意味合いで組まれた真琴との対戦。


 ゴングと同時に「よっしゃ、いくゼアッ」と気合いを入れたSAKI。まず互いに手探りのような攻防の中から、SAKIが仕掛けの早いダイヤル固めで先制する。

 続いてのSAKIのカンパーナ狙いは素早くエスケープして未遂に終わらせた真琴が攻勢に転じ、複合グランド技でSAKIを絞め上げる。


 SAKIはフェースクラッシャーから、コブラツイストでぐいぐい絞る。さらにサソリ固め狙いと思わせたところを両腕をとって持ち上げるブルズ・アンヘリートを初公開し、客席を沸かせる。

 5分経過。コーナーのSAKIのボディを蹴り上げた真琴が、SAKIのボディに攻撃を集中。苦悶の表情を浮かべるSAKI。


 しかし真琴のW・W・ニーはSAKIにかわされ自爆。SAKIはフェースクラッシャーから、ヤクザキック。そして豪快に持ち上げるブレンバスターをきめる。

 フィニッシュ狙いでコーナーからのリバーススプラッシュを放ったSAKIだが、真琴がヒザを出して剣山。先ほど痛めつけられたストマックに再びダメージを受ける。


 真琴はジャンピング・フロントキックから、W・W・ニー。これはカウント2.9でSAKIが粘る。


 ならばと真琴はスピア一閃。バッチリときまり、カウント3が入った。


◆第2試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○佐藤光留(8分27秒、腕ひしぎ逆十字固め)渡辺宏志×


 5月2日に開催される『ゴーゴー!グリーンカレーコップンカップ2015』の里歩のパートナーが未定のため、やはりこの男か、ということで大塚に初登場した佐藤光留。対戦相手は久々の我闘雲舞参戦となる渡辺宏志。


 ガッチリと握手をかわしてゴング。まず、リングの真ん中をとったのが宏志。光留がぐるぐるとリングのまわりをステップを踏んでまわる。


 ぴーんと張りつめた空気の中、ミリ単位で間合いを縮めあう両者。なかなかコンタクトもないまま、客席も固唾を飲んで試合を見つめる。

 開始から90秒後に、ようやく2人の手が触れ合うと、光留が片足タックルでテイクダウンを奪い先制。足関節の取り合いから、光留のレッグロックに宏志が最初のロープエスケープ。


 打撃を解禁した光留がローキックで牽制すると、宏志も飛び込み式のアリキックを放つ。光留は強烈なローキック連発で宏志を倒し、足首を狙うが、これは逆に宏志が取り返す。宏志はそのまま原型STFの形に移行し、ヒジを光留の顔面に打ち、そしてSTFへ。たまらず今度は光留がロープエスケープ。

 5分経過。スタンドでの差し合いから、宏志がアームロックでテイクダウン成功。グランドでの目まぐるしい攻防から、光留がミドルキック、カニ挟み、ヒザ十字固め、アンクルロックと攻勢に出る。


 光留はバックドロップからフォールに入り、この試合、初めてカウントが数えられる。宏志がカウント2で肩をあげたタイミングを狙い澄ました光留が腕ひしぎ逆十字固めへ。しかし、これを宏志が切り返して逆に腕ひしぎ逆十字固めという合わせ鏡のような闘いに。

 残り時間3分。互いに足首を取り合い、我慢比べとなると、アイコンタクトから握手をかわして同時に技をとく両者。残り時間を考慮しての紳士的な姿勢に客席からも拍手がおくられる。


 宏志が光留をコーナーに押し込むが、光留はヒザ蹴りで押し返す。バックの取り合いから、光留が電光石火の腕ひしぎ逆十字固め。一瞬で極め、宏志がタップし勝負が決した。

 試合後、健闘を称えあう両者に、客席から惜しみない大きな拍手がおこった。


◆第3試合 6人タッグマッチ 15分一本勝負
○里歩&帯広さやか&「ことり」(11分20秒、エビ固め)米山香織&円華&MIZUKI×
※そうまとう


 『ゴーゴー!グリーンカレーコップンカップ2015』に参加決定の円華&MIZUKI。不在中に円華の“元パートナー”となってしまった米山がそこに加わるという不穏な空気の6人タッグマッチ。


 入場テーマ曲はMIZUKIの曲がかかり、円華とMIZUKIはご機嫌に入場するも、早くも米山はピリピリ。さらに円華とMIZUKIが“まどぴょん”とコールされたことで、米山は完全に不機嫌になる。

 「お前ら、下がってろ」と米山が先発を買って出る。「ことり」と素早い攻防のあと、MIZUKIにチェンジする際、思い切りMIZUKIの手を叩いてタッチ。この米山の大人げない態度に客席からブーイングが発生する。


 帯広と円華が激しいチョップ合戦。これは円華が打ち勝つが、帯広も帯広ロープワークからのダブルチョップで円華を倒す。


 里歩のニーアタックをキャッチした円華が里歩を抱えて落とすと、MIZUKIとの連係“円華からみずぴょん”に成功。

 するとうらやましくなった米山が入り「私もやるっ」と円華に乗ろうとするも、バランスを崩して失敗。米山がつかまる展開となり、里歩のニーアタック、「ことり」の巴投げ、帯広の地獄突きとくらう。

 なんとか米山が円華にスイッチすると、円華は里歩に豪快なアバランシュホールド。帯広と里歩をまとめてコーナー・ラリアットと激しく攻めたてる。


 ウラカンラナで反撃した里歩が「ことり」に替わると、「ことり」は円華の胸板に思い切りエルボーを叩きこみ、スピーディーな動きで円華を翻弄。クロスボディ、回転エビ固めと円華を追い込む。

 円華はカウンターのケフラトーラ・コンヒーロを「ことり」にみまい、米山にタッチ。米山は飛び込みざまにセントーンを落とし、逆エビ固め。カットに入られると「お前ら、しっかり押さえてけ」と、円華とMIZUKIに苛立つ態度を見せる。


 米山と「ことり」のエビ固めの応酬はいずれもカウント2。「ことり」が走りこむ米山に鮮やかな払い腰をみまうと、両者はそれぞれ里歩とMIZUKIにタッチ。


 里歩とMIZUKIのドロップキックは相打ちに。里歩と帯広を円華が押さえたところにMIZUKIがスワンダイブ式ボディアタックを放つと、かわされ円華に命中するが、そのMIZUKIを円華がキャッチして、そのままMIZUKIを振り回して里歩と帯広を蹴散らす好フォローを見せる。

 円華とMIZUKIはダブルのカニ挟みで里歩をフォールへ。「ことり」のカットが間に合いカウント2.9。


 MIZUKIの回転エビ固めを里歩がつぶすと、里歩がクロスフェースをきめる。米山と円華がカットに入り、そのまま里歩にダブル攻撃を仕掛けたが、米山と円華の連係が乱れ、同士討ちとなる。分断され、リング上は里歩とMIZUKIの一騎打ち状態に。

 里歩のそうまとうをかわしたMIZUKIが絶妙なジャパニーズ・レッグロールクラッチホールドであわやのカウント2.9を奪う。

 しかし、続く回転エビ固めは里歩にキャッチされ、里歩はそのまま後方にノーザンライト・スープレックス。


 これをMIZUKIがカウント2で返すと、里歩は一気にそうまとうをきめ、カウント3。よねやまどかの心の乱れと連携の乱れを突いた我闘雲舞正規軍トリオがうれしい勝利を飾った。


◆エンディング


 真琴が『ゴーゴー!グリーンカレーコップンカップ2015』への参戦を表明。さくらがパートナーを尋ねると「我闘雲舞に参戦するようになり、自分の原点を振り返ったときに、初期にお世話になった男子選手が2人います。高梨さんと趙雲さんです」と真琴。


 さくらが「でも、高梨さんは帯広と組むことが決まってるよ」というと、真琴は「じゃあ、趙雲さん」と若干失礼な形で趙雲を希望する。


 さくらもあっさりOK。あまりに簡単に即決されたため「趙雲さんにスケジュールをきいたり、交渉したりしないでいいのか」と不安がる真琴だが、さくらは「趙雲ならたぶん大丈夫」と、相変わらず雑な扱いで、とりあえず趙雲&真琴のエントリーが決定した。

 MIZUKIが「今日も負けたけど円華さんと息がどんどんあってきていると思います」とトーナメントに向けて手ごたえを感じている様子。


 するとそんなMIZUKIが面白くない米山が「おい、円華。今だったらパートナーを変更して私が組んでやってもいいんだぞ」と精いっぱい強がってみせる。


 円華に拒否されても「最後にもう一回チャンスをやる。パートナーを変更したいなら言えよ」と粘る米山だったが、円華に完全スルーされ「ふざけんなっ。こっちだってお前と組む気なんて最初からなかったんだよっ」と、あくまで強気に通した。

 そしていよいよ注目の里歩のパートナー発表となり、光留がアップをはじめる。「私のパートナーは決まっています。強くて頼もしい人です」という里歩に、すっかり準備の整った光留。


 そして里歩が発表したパートナーは・・・木高イサミ。


 ショックを受けた光留は「この1年、このトーナメントを楽しみに他の仕事も頑張ってきたのに、この仕打ちはなんだっ」と猛抗議を始める。

 すると米山が「おい、光留。パートナーがいないんだったら、私が組んでやってもいいんだぞ」と上から目線で勧誘。しかし光留はあっさりと申し出を拒否し、あくまで里歩と組ませてもらえないなら、この場で暴れると暴動のかまえ。


 そんな光留に米山がボディにパンチをみまい、宏志によって光留は強制退場させられる。光留がいなくなったところで、米山が「さくらさん。光留が私と組みたいって」というと、さくらが認めたため、最後のエントリーチームは光留&米山に決定。これにより全6チームが出そろった。