【試合結果】2014年12月23日(祝)市ヶ谷チョコレート広場 | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

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『Gatoh-Move Japan Tour・142』
2014年12月23日(祝)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆42人


◆オープニング


 前説でさくらがクリスマスソングを歌おうとしたところ、窓から乱入してきたのは、まさかのアントンと「ことり」の2人。フォークデュオ“コトリトン”でデビューが決定したとアントンの口から発表があり、デビュー曲『赤い鼻のトナカイ2014』を2人で熱唱した。

 入場式でみんなが入ると、なぜかアントンと帯広が、ずっと「メリークリスマス」とつぶやいてうるさい。するとアントンは「おびちゃん。我々はメリークリスマスと言い続ける、この季節に特有のメリークリスマス病にかかってしまったようだ。そこで今日の試合は、試合中にメリークリスマスと言ってしまったほうが負けとなる、メリークリスマスデスマッチで勝負だ」と宣言。さくらも「2人の好きなようにして」という感じで、急きょルール変更となった。


 入場式の挨拶は里歩。「みずぴょんと、せっかく気合い入れてサンタのかっこうをしてきたのに、メインで組む大鷲さんが入場式にいません。メインではなんとしても大鷲さんにも一緒にサンタになってもらおうと思います」


◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○SAKI(6分19秒、片エビ固め)北沢ふきん×
※リバース・スプラッシュ


 ロックアップはSAKIが押し込む。ふきんは壁にSAKIをぶつけてからのヒップアタック。さらに弓矢固めで攻めていく。


 ふきんのボディスラムをこらえたSAKIが逆にボディスラムで投げると、サーフボードへ。さらにダイヤル固めでふきんの頭を壁にぶつけダメージを与える。


 SAKIがカンパーナを狙うが、これはふきんが最前列のお客さんの足を必死につかんでエスケープ。エルボー合戦から、ふきんがタックルでSAKIを倒し、ヒップアタック、ヒップドロップときめ、カウント2。さらにふきんはボディスラムから、逆エビ固めでSAKIを絞め上げる。

 5分経過。SAKIはタックルで反撃し、フェースバスター。そして今度はカンパーナを成功させると、3方向の客席に向きを変えて技をきめる余裕を見せる。


 SAKIがボディスラムから、窓をあけてリバーススプラッシュ。あっさりとカウント3が入り、SAKIの勝利となった。


◆第2試合『メリークリスマス・デスマッチ』 10分一本勝負
▲アントーニオ本多(7分5秒、無効試合)帯広さやか▲


 入場式の経緯により「メリークリスマス」と口にしたほうが負けとなるメリークリスマスデスマッチ。まずは腕の取り合い。2人とも「メ…メリ…」と口にしそうになるのを耐えている様子。


 そして帯広は、会場に飾り付けてあったクリスマスの装飾品を手にしてアントンの目の前に押し付ける。「アントン、これはなんだーっ。言いたくなるだろ、ほらっ」と嫌らしく挑発する帯広。苦悶のアントンだが「メリー…メリークリ…メリー…栗田貫一っ!」と叫んで難を逃れる。

 今度はアントンが装飾品を奪い取り、帯広を挑発。帯広は「メリー…メリークリ…メリー…栗きんとんっ!」でセーフ。


 アントンがバイオニックエルボーを狙うが「市ヶ谷にお越しのみなさん、メリ…」と思わず言いそうになり、口元をおさえる。「バイオニックリス…」など危なくなりながら、なんとかバイオニックエルボーを放つも、帯広がかわしてドロップキックを打ち込む。


 帯広は今度は入り口に飾ってあった「Merry Xmas」と文字そのものが書かれた装飾品を手にする。「これはなんだ。読んでみろ、ほらっ」とアントンをいたぶる帯広。アントンは「メリー…メリーク…黒柳徹子っ!」と叫ぶと、なぜか帯広が黒柳徹子の物まねらしきものを始めてしまう。

 またもアントンが奪って帯広に押し当てる。帯広は「メ…メリー…メリー…んー」と言いながら、黙ってしまい館内が静寂に包まれる。帯広は「メリーっっ」と言いながらアントンにエルボーを打っていくと、アントンは「てめえ、思いつかなかっただろっ。ちゃんと考えとけっ」とツッコミながら反撃。


 帯広は帯広マジックからダブルチョップをきめ、今度はサンタの飾りつけを手にする。「このサンタだったら言っちゃうよね」とアントンを追い込む帯広。アントンは「メ…メ…メル・ギブソン」と叫ぶと、お客さんと一緒にメル・ギブソンコール。そしてバイオニックエルボーをきめる。


 「もう言わせてやるよっ」とアントンが卍固め。帯広がとうとう「メリークリ…」と言いかかったところで、なぜか会場内にジョン・レノンの『HAPPY XMAS (WAR IS OVER)』が流れ始める。

 音楽にあわせて激しいチョップ合戦を繰り広げる両者。しかし、メロディーがサビにさしかかると、2人で手を取り合って「A very Merry Xmas ~♪」と大声で熱唱。

 2人ともメリークリスマスと口にしたため、ノーコンテストという結果になった。


 その後も曲が流れ続ける中、2人は手を取り合い歌い続ける。「すべての争いをやめようよ。心からメリークリスマス」そんな歌詞の内容のまま、感動的な結末となった。


◆第3試合 6人タッグマッチ 15分一本勝負
○さくらえみ&マサ高梨&「ことり」(11分28秒、ラ・マヒストラル)大鷲透&里歩&MIZUKI×


 入場式で里歩とMIZUKIが予告した通り、大鷲がサンタのかっこうで入場して大歓声。さくらが「モンスターベイビーだ」と冷やかすので、大鷲は早くも苛立つ。みんなが握手をかわす中、大鷲がさくらの握手だけ拒否してゴング。

 いきなりさくらが里歩にマヒストラルを仕掛ける奇襲で秒殺を狙う。エルボー、キック、ドロップキックと全て相打ちという譲らない攻防を見せた里歩とさくらだったが、さくらのほうは息が上がってしまう。


 「ことり」が入ると「大鷲出てこいっ」と大鷲を呼び込み挑発。「無理でしょ」と笑いながら出るのをためらった大鷲だが、里歩とMIZUKIに押されて「ことり」と対峙。手四つで大鷲が手をあげると、「ことり」がどんなにジャンプしても手が届かない。

 ならばと「ことり」は大鷲の足を思い切り踏みつける。タックル合戦も全く大鷲に通じないとみるや、またも足をふみつけて大鷲の顔をゆがめさせる「ことり」。さらに大鷲の耳元で大声で叫ぶなどして撹乱。


 里歩が入り、MIZUKIとアイドルトレインを「ことり」にきめる。大鷲も加わるように促すが「こんなかわいい女の子にできないよ」と大鷲は躊躇。もめている間に「ことり」はさくらにチェンジする。すると今度は大鷲は、なんの躊躇もなくさくらへのトレイン攻撃に加わり「死んでしまえー」とのしかかる。3人の「りほぴょんじるし」もきめた。

 里歩vsさくらとなり、里歩がさくらに張り手。「もっと張ってこいっ」とさくらが挑発し、里歩が思い切り張り手をすると「よくもやったなっ」となぜかさくらは控えの大鷲を襲う。「今の関係ないじゃんっ」と大鷲はつっこみ。


 さくらがロメロスペシャルから壁に里歩をぶつけるなど、里歩が相手チームにつかまるが、高梨に窓からのウラカンラナをきめて大鷲にスイッチ。大鷲はビッグブーツで3人を蹴散らす。

 さくらとMIZUKIのチェンジ権で、MIZUKIが里歩とのダブルドロップキックをさくらに放つ。さくらは3人まとめてのさくらえみ70キロ。ダブルアーム式背骨折りをMIZUKIにきめるが、カウント2。


 10分経過。大鷲チームは連係から3人で「ハートが見えた」のポーズをきめる。大鷲もなんだかんだノリノリで加わる。里歩の窓からのニーアタックから、MIZUKIが「窓からみずぴょん」で飛ぶも、さくらはカウント2で返していく。

 さくらの冷蔵庫爆弾をMIZUKIが自力で返し、拍手がおこる。ここでさくらがMIZUKIを捕え、高梨がトラースキックを放つが、普通に誤爆。すかさずMIZUKIがカニ挟みでフォールに入るが、惜しくもカウント2。


 前方MIZUKIは続いて回転エビ固めを狙う。しかし、さくらが回転を止めると、ラ・マヒストラル。一発でMIZUKIを仕留め、カウント3。勝利をおさめた。


◆エンディング


 帯広が板橋大会での8人タッグマッチで敗者追放マッチとなっていることに対して抗議する。するとさくらは「間違えました。この試合はYMZが負けた場合のみ追放で、アントンやブリバトは負けても追放になりません」と発表し、帯広を驚かせる。


 さらにこの試合のルールはキャプテンフォールイリミネーションマッチに決定。両チームのキャプテンが、さくらの口から帯広とアントンに指名され、YMZの命運は全て帯広にかかることになった。

 「ことり」はタイのみやげ話がまだ続いている。


 里歩とさくらが板橋大会の意気込みを述べ、あらためて板橋大会全カードを発表したところで、突然、元全日本女子プロレス中継アナウンサーの志生野温夫さんがふらっと会場に入ってくる。近くでたまたま呑んでいたので遊びにきたらしい。驚きのさくらは突然の珍客に旧交を温めていた。

 最後は「一番好きな人の名前をさけぼう」の歌で、お客さんがみんな「トオルっ」と叫んで、明日が誕生日の大鷲透へのサプライズを成功させた。