【試合結果】2014年10月4日(土)市ヶ谷チョコレート広場 | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

我闘雲舞の公式ブログです。

『Gatoh-Move Japan Tour・131』
2014年10月4日(土)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆62人(超満員)


◆オープニング


 今日が38歳の誕生日となるさくら。母からのメールなど紹介する。


 新曲のコールの練習をお客さんとしていたところで乱入してきたのがブリバト。「両国で、MIZUKIの初勝利と言う奇跡の扉を開けたい」という要望で、『奇蹟の扉』を歌った。


 入場式の挨拶は米山。「今日は存在感をしめす」


◆第1試合 3WAYマッチ 15分一本勝負
○趙雲子龍(6分56秒、エビ固め)サワディー仮面×
※スクンビット・ソイ・サンシップサーン・タップヌーンを切り返す。もう一人は米山香織。


 もともと趙雲vsサワディーのシングルマッチとして発表されていたが、我闘雲舞vsYMZの対抗戦で勝ったにも関わらずカードに名前のなかった米山が強引に割り込み3WAYマッチに変更となった。レフリーはチケットを売りに来たら急に指名されてしまった山田太郎。


 ゴングが鳴るが、趙雲とサワディーは米山を無視して試合を進める。なんとか試合に入れてもらおうと、周りをウロウロしている米山。業を煮やして「私も入れろーっ」と叫んで強引に試合に割り込んだ米山だが、趙雲に「邪魔だ」と一喝される。


 3選手がヘッドシザースを掛け合い、膠着してしまう。サワディーの「せーのっ、でみんなで技をとこう」という提案で「せーのっ」と声をかけるが、米山だけ裏切り放さず、ここでも米山が顰蹙をかってしまう。

 その後、3WAYマッチならではの目まぐるしい展開に。米山が2人にまとめてドロップキックを放ち、乱戦模様を落ち着かせると「まずはお前からだ」と趙雲を攻める。


 趙雲はゴリー・スペシャルで反撃。すると、サワディーがそのまま卍固めのように2人を絞め上げ、特に米山が大きなダメージを受ける。

 趙雲vsサワディーとなり、チョップ合戦に。サワディーが「サワ・デー・カー!」とお客さんと唱和しながらチョップを放つ。しかし、続けてサワディーカー・チョップを打とうしたところを米山がカットして邪魔をする。今度は米山が「ワイ・エム・ズィー!」と叫びながら地獄突き。


 趙雲とサワディーがダブルの壁タックルで米山を倒す。趙雲がサワディーに619をみまい、さらに窓にのぼるが、そこを米山が場外に突き落とす。

 米山とサワディーの攻防となり、サワディーがダブルニーアタック。続いてサワディープレスで飛ぶも、米山にかわされ自爆。米山がノーザンライト・スープレックスでカウント2。


 米山が窓にのぼったところ、場外から趙雲が戻り、米山の足を引っ張ると米山は尻を窓枠に強打してしまう。趙雲がチャイニーズ・ゴリースペシャルボムで、ダウンしているサワディーの上に米山を落下させて両者にダメージを与えようとするが、サワディーがヒザを立てたため、米山だけダメージを受けて戦線離脱。

 サワディーは得意のスクンビット・ソイ・サンシップサーン・タップヌーンを狙うが、技の名前が長すぎて切り返されるという恒例のパターンで趙雲がスクールボーイ。壁際、窓際だったが、趙雲は逆に窓に足をかけて体重を預け、サワディーを固めてカウント3。


 試合後も、趙雲とサワディーは互いの健闘をたたえ、米山は蚊帳の外だった。


◆第2試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○里歩&帯広さやか(10分15秒、片エビ固め)マサ高梨&「ことり」×
※そうまとう


 いよいよ一週間後のLLPW-X両国大会に向けて、里歩&帯広の壮行試合として組まれたタッグマッチ。大好きなさくらの誕生日のためか、普段よりさらにテンションの高い帯広を、里歩が「落ち着いてください」と下げ、里歩と「ことり」の先発でゴング。


 高梨と帯広にチェンジすると、帯広のテンションに引っ張られるように、高梨も絶叫しながらタックル合戦となり、高梨が制して帯広を倒す。


 高梨のチョップをかわした帯広は、里歩とダブルのドロップキックをきめると「両国トレイン」と叫び、里歩と交互に突っ張り。最後は「終点っ」の合図で四股を踏み、里歩とダブルのぶちかましで高梨を吹っ飛ばした。

 替わった「ことり」を里歩と帯広がとらえる展開となる。つかまっていた「ことり」だが、帯広を強引な一本背負いで投げて、ようやく高梨にタッチ。


 高梨は里歩を攻め込み、コブラツイストをきめると、そこに「ことり」も入り卍固めと合体する。これは帯広がよくわからないカットの入り方で、とりあえず里歩を助ける。

 帯広が地獄突き、ミサイルキックと高梨を攻めるが、帯広マジックは高梨がこらえ、そこに控えの「ことり」が四つん這いの高梨を踏み台に鮮やかなドロップキックを放つ。


 里歩vs「ことり」のエルボー合戦は、「ことり」が押し込む。里歩のノーザンライトスープレックス狙いをフロントヘッドロックに捕えてこらえる「ことり」だったが、里歩は強引に投げ、カウント2。

 「ことり」が里歩をバックからつかまえたところ、高梨がトラースキックを放つ。これがさくらだったら誤爆パターンなので客席から悲鳴があがるも、里歩と一緒に「ことり」もかわしセーフ。


 里歩が高梨にラリアットを打ち込むと、各選手の技が入り乱れる乱戦に。ここで「ことり」が里歩を体落とし、回転エビ固めと追い込んでいく。

 「ことり」は一気にバードリッジを狙う。こらえる里歩。「ことり」が強引にバードリッジにいくが、里歩がこらえたぶん勢いがつきすぎ、里歩はそのまま半回転してフォールを逃れると、「ことり」にその場で飛んでのそうまとうをみまう。


 里歩は、続いて助走を十分につけてそうまとうをもう一発。高梨のカットが間に合わず、カウント3が入り、里歩&帯広が両国決戦に向けて勝利を飾った。


◆第3試合 IWA三冠統一選手権 20分一本勝負
○さくらえみ(10分19秒、ラ・マヒストラル)小仲=ペールワン×
※第4代王者が2度目の防衛に失敗。さくらが第5代王者となる。


 2ヶ月前に市ヶ谷でベルトをペールワンに奪われたさくらのリターンマッチ。ペールワンはベルトを観客に見せつけながら入場。試合前、ペールワンが握手を求めるが、さくらが拒否する。


 ゴングと同時に、さくらが猛ラッシュ。ストンピングやエルボーをペールワンにあびせまくり、客席にはみ出る勢いでロメロスペシャルを繰り出す。

 しかし、このロメロスペシャルをヨガのポーズで脱出したペールワンは、カウンターのドロップキックから反撃開始。ワキ固めで捕えたさくらの腕を座禅でロックすると、クロスフェース。さらにさくらの髪の毛をいろいろといじくって遊んでみせる。

 さくらがダブルアーム式背骨折りにペールワンを持ち上げると、ペールワンは宙で座禅を組み「おおっー」とどよめきがおきるが、さくらは「だからどうしたーっ」とつっこみながら、そのまま背骨折りにいく。

 「座禅なんてきかねえんだよっ」と勝ち誇ったさくらが、さくらえみ70キロにいくが、ペールワンが座禅でこれをカット。さらに鉄骨にぶら下がって座禅キックと、さくらの言葉に反発するように座禅でさくらを追い込む。

 ペールワンが窓から回転するように三角絞めをきめたところで、試合時間は5分経過。さくらもダブルアーム式に持ち上げてからの腕ひしぎ逆十字固めを極め返す。

 なんとかエスケープしたペールワンに、さくらえみ70キロ。さらにさくらは冷蔵庫爆弾を狙うが、これをペールワンは座禅で剣山カット。

 さくらの年齢を客席に尋ねるジェスチャーをしたペールワンは、ジャイアントスイングの体勢へ。まさか今日が誕生日のさくらの年齢と同じ38回転をするのか…というどよめきの中、さくらを回すが、残念ながら12回転。

 それでもさくらはもちろん仕掛けたペールワンもダメージが残りダブルダウンに。さくらのダメージが特に大きく、吐き気をもよおしてしまう。


 そこに何度も地獄突きを放つペールワン。そのたびさくらは「おえっ」と戻してしまいそうになる。

 いろいろな意味でのピンチをなんとか耐えたさくらは、ジャンピングハイキックで逆転すると、早口で「冷蔵爆弾っ」と叫んで素早く窓から冷蔵庫爆弾を落とし、さらに今度は反対側の窓から飛距離のある冷蔵庫爆弾で飛び、カウント2を奪う。


 さくらがバックドロップを狙うが、ペールワンが座禅クラッチで切り返し、あわやのカウント2.9。さくらのマヒストラルもペールワンがすかして、その場でジャンプしての座禅キックをみまう。

 10分経過。フィニッシュとばかり、ペールワンが窓から座禅トーンで飛ぶが、さくらが間一髪でかわす。そして間髪入れず、ラ・マヒストラルをきめるとカウント3。

 さくらが逆転勝利で三冠王座奪回に成功。第5代統一王者に輝いた。


◆エンディング


 サワディーと趙雲が米山を無視したコメントを出すと、さくらも「よねは別に必要なかった」と断言。


 米山が抗議し、対抗戦に勝ったのだからYMZで試合を組めとアピールする。さくらは「13日にIWAジャパン新宿大会で、里歩&帯広&「ことり」vs河童軍団という6人タッグマッチがあります。前日の12日市ヶ谷大会で、里歩&帯広&「ことり」に組んでもらって、仮想・河童軍団として米山、円華、初日の出仮面と試合をしてもらいます」と発表した。

 またIWAジャパンは、今回、浅野オーナー引退興行と言うことなので、さくらは奪取したばかりのIWA三冠のベルトを、13日新宿のさくらえび戦で賭けることも宣言。


 ペールワンには、さくらが「負けたから、今日でもう終わり」というと、客席から「えーっ」という声。その声を受けて、さっそく来週にも引き続いてペールワンの参戦が発表され、趙雲とのシングルマッチが決定する。


 最後に歌のコーナー。すると帯広が「今日は、この歌しかないでしょう」と言うと、ハッピーバースデートゥーユーが流れて、ケーキが運ばれてくる。場内暗転でオレンジのサイリウムが照らされ、みんなでさくらを祝福。

 ブリバトは曙Tシャツと花束、「ことり」はアルバム、帯広は自分で漬けたというイクラをそれぞれさくらにプレゼント。さくらが「里歩さんは?」とニコニコして訊くと、里歩は「あ、用意してません」と答える。さくらが「なんで里歩さんだけないのっ。里歩さんから一度もプレゼントをもらったことないよ」と怒る。


 里歩が「なにをほしいですか」と言うと、「里歩さんは気持ちよ。プロレスに対して、里歩さんがヤル気を出してくれるのが、さくらは一番うれしいよ」とさくら。


 「やる気ですね?」と里歩は「よっしゃー」とヤル気のポーズを見せるが、さくらに「そういうことじゃなくて、もっと具体的にヤル気を見せてっ」とつっこまれる。


 「だったら、次の板橋大会で、さくらさんのベルトに挑戦してやりますよ」という里歩。さくらは、里歩の気がかわらないうちにと、その場で11月2日板橋大会の三冠戦、さくらvs里歩を決定した。


 高梨が「でも、さっきIWAジャパンのさくらえび戦でベルトを賭けると言いましたよね。そこで負けてベルトをなくしたらどうするんですか」と疑問を呈するも、さくらは「やる前から負けることを考えるやつがいるか、バカヤロー」と高梨に張り手。しかも、なぜか2度。

 そして最後は、『ガンバレ! 2013』をみんなで歌って、さくら生誕祭をしめくくった。