【試合結果】2014年8月13日(水)市ヶ谷チョコレート広場 | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

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『さくらの7日間戦争7日目 ~Gatoh-Move Japan Tour.125~』
☆2014年8月13日(水)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆79人(超満員札止め)



◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○田村和宏(4分28秒、ミノルスペシャル)北沢ふきん×


 ゴングと同時にふきんがスクールボーイ連発の奇襲。田村のチョップもかわしてスクールボーイをきめるが、カウントは2。田村は首投げをこらえてスリーパーホールドでふきんを絞める。


 田村のチョップとふきんのエルボーの打ち合い。「負けるかー」と気合いを入れながらエルボーをうっていくふきん。さらに「蹴ってこいっ」と田村を挑発する。田村が「俺の蹴りを受けれるのかっ」とキックを打つと、ふきんはすかしてスクールボーイに入る。


 ダウンしている田村の顔面にヒップアタックをぶち込んだふきんは、続けて弓矢固めへ。

 ここで田村はキック解禁。ロー連発でふきんをダウンさせると、それでも必死にエルボーを返すふきん対してミドルキック。さらに正面とびのドロップキックを放つ。


 「終わりーっ」と田村がアピールしての強烈なサッカーボールキック。続けて田村はエースクラッシャーもきめるが、ふきんが粘って肩をあげていく。

 田村の「こいっ」という挑発に、力を振り絞ってエルボーを打っていくふきん。すると田村は、ふきんの腹にソバット一発。「7連戦、お疲れ様でしたー」と言うと、ミノルスペシャルをきめて、ジ・エンド。


 ふきんの宣言した7連戦でのシングル初勝利はならなかった。


◆第2試合 『1フォールカウントマッチ』 タッグマッチ 15分一本勝負
○米山香織&円華(9分38秒、エビ固め)チェ・リー&趙雲子龍×
※チェを間に挟んで押さえる


 久々に中国から来日したリー3姉妹の長女チェが、趙雲との新北京タッグで登場。ルールは1フォールカウントマッチでおこなわれる。


 先発は円華と趙雲。カウント1で試合が決まってしまうため、いきなりのスリリングな攻防。観客も一気に盛り上がるが、試合をみていた米山が、そのスリルに「う、う、う、、、」とビビり始める。


 米山vsチェになると、チェが突然「あれ? あなたはもしかしてリー家の次女、ヨネヤマカオじゃないアルか。家出した妹アルよ。姉さんアルよ」と、うさんくさい中国語で話しかける。米山が「そんなことあったような、なかったような」と言いながら「姉さーん」と抱きつこうとしたところ、チェが蹴り。首を絞めながら「妹はこんなブサイクじゃないアルよ」といい、ブーイングにつつまれる。

 カウント0の攻防にどよめく客席。チェは「謝謝」と握手と見せかけ、目つきから首固めもカウント0。「あんた、ずるいな」と、パートナーの趙雲も呆れる。


 趙雲とチェが「イー、アル、サン、スー」と連携をきめれば、よねやまどかも「ヌン。ソン。ヌン、ソン、サン」と連携を返す。

 チェは米山の髪の毛を抜く。レフリーの注意にも「死んだ毛を抜いてあげてるだけ」と言い訳してブーイング。チェが米山をキャメルクラッチに捕え「趙雲、顔蹴れ」と指示する。しかしチェの反則三昧に呆れていた趙雲は「顔、蹴ればいいんですね」と確認してから、チェの顔を蹴った。


 5分経過。趙雲の執拗なフォールを返していく米山。一瞬で勝負が決するため、目の離せない展開が続く。


 ローンバトルの米山だったが、連係で相手2人を投げ飛ばしてチェンジすると、円華が八面六臂の活躍で敵を投げ倒していく。

 ここでチェが円華に命乞い。「国際問題に発展するアルよ」と抗議する。かまわず円華がチェをつかまえると、チェは腹パンチ一発。そして「中国に帰らせてもらうアルよ」と窓にのぼる。円華がそれを止めようとすると、チェは本部席の木鉢で円華の頭を叩いて、フライング・ボディアタック。「ずるいやつだ…」とつぶやく趙雲。


 趙雲が入り、円華とチョップ合戦。趙雲は619、窓から飛び蹴りときめるが、カウント0.9。

 米山が入ってのセントーンも趙雲はカウント0で肩をあげる。米山が窓からセントーンを狙うところ、趙雲が足を引っ張り、米山は尻を窓枠に強打し、ダメージを負う。


 趙雲とチェは、合体式チャイニーズ・ゴリースペシャルボム。カウント0で円華のカットが間に合う。趙雲が米山をおさえるところ、チェが怪しい舞いから熟女でドンを放つが、趙雲に誤爆。

 ここからカウント0.9のめまぐるしい展開となる。円華のビッグブーツが趙雲にきまりフォールの体勢。チェがカットに入ったところをかわすと、米山と円華がチェごとおさえこむ。


 とうとうカウント1が入り、よねやまどかが接戦を制した。試合後、趙雲とチェは、案の定、仲間割れとなった。


◆第3試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○里歩&「ことり」(11分11秒、エビ固め)さくらえみ&帯広さやか×
※そうまとう


 先発は帯広と「ことり」。声援は互角。素早い攻防を見せる。


 さくらと里歩に替わり、里歩がさくらを壁にぶつけてガトムートレインを狙うが、さくらが立ち上がって一緒に走ってしまう。さくらは2人を壁にぶつけ、さくらえみ70キロを放つが、2人がヒザを立てて剣山。そして里歩と「ことり」はあらためてガトムートレイン。一周もせずにいきなり終点という新バージョンを見せる。

 「ことり」がさくらにロメロスペシャルを狙うが、持ち上がらず。ならばと里歩と「ことり」は「疲れさすぞー」とアピールし、さくらをすくい投げでまわす。疲れて吐きそうになったさくらは、あわやフォール負けのカウント2.9をとられる。

 さくらは2度目のさくらえみ70キロで反撃を試みるが、デジャヴのような剣山をくらい自爆。里歩が珍しい足4の字固めを出すと、「ことり」もアームロックを極め、2人でさくらを絞め上げる。

 巴投げをこらえたさくらは腹パンチから、ようやく帯広にタッチ。「ことり」が帯広に体落としをきめると、帯広もダブルチョップで「ことり」をなぎ倒す。


 5分経過。再びさくらに替わり、さくらが「ことり」にロメロスペシャルやボストンクラブを狙うが、どちらも「ことり」はささっとエスケープしてしまい、不発。ならばとさくらは「今から私はダブルアームをやります。受けてね」と「ことり」に頼んでから技を出そうとするが、もちろん「ことり」は逃げて、逆に窓からボディアタックで飛ぶ。

 替わった里歩も、さくらに窓からのウラカンラナ、スリーアミーゴスと攻める。さくらはスマッシュマウスから、3度目のトライでようやくさくらえみ70キロをきめる。


 ここでさくらは帯広に「窓に上れ」と指示。帯広を肩車しようとすると、帯広の尻がさくらを直撃するというハプニング。なんとか肩車してサボテンからのプレスを里歩にきめるも、さくらは脱力した表情で帯広を見つめる。

 4選手が入り乱れる展開から、里歩と「ことり」がさくらに中学生クラッチをきめるが、帯広のカットが間に合い、カウント2。帯広のダブル地獄突きから、さくらが窓に上り「さくらの7日間戦争、ありがとう」とプレスをみまう。しかし、観客の目は、意味不明な動きをしている帯広にくぎ付け。


 さくらと帯広がそれぞれの窓にのぼるが、里歩と「ことり」が同時に巴投げ。里歩はダイビングフットスタンプを帯広にきめるが、カウント2で帯広が返す。

 里歩のそうまとうをかわした帯広が逆にエビ固めで丸めてフォールへ。立ち上がった里歩は帯広にエルボー乱打。里歩がつっこむところ、さくらと帯広のダブルドロップキックがズバリと命中。帯広がすかさずハーフハッチで里歩を投げるが、カウント2。

 帯広のミサイルキックは里歩にかわされるが、帯広は隙をついて帯広マジック。しかし、すぐに立ち上がった里歩が、その場とびのそうまとう。さくらがカットでカウント2。

 ここで「ことり」が卍固めでさくらを封じる。里歩が走りこんでそうまとうを帯広にきめ、カウント3。


 最終戦の純血タッグは、りほことが勝利をおさめた。


◆新井健一郎乱入


 里歩のテーマ曲が鳴る中、なんと新井健一郎が会場に乱入。9月3日、ヒートアップ新宿FACE大会でさくらとのシングルマッチが決定している新井は「挨拶がてら来てやったよ」とマットに入ってくる。


 新井は「ここでなにやってんだよ」と言いながら、さくらと我闘雲舞を罵倒。さくらが「プロレスだよっ」と言い返すと、新井は「プロレスだったらなにやってもいいんだよな」とさくらにパイルドライバーをみまう。

 客席が静まる中、「ことり」、帯広、里歩もエキサイト。田村が中に入り、逸る帯広と「ことり」を押さえる。


 「ことり」が「新宿では我闘雲舞4人でお前たちとやってやるっ」と言い放つと、新井も受諾。田村がその場で決定したため、ヒートアップでは我闘雲舞vs無宿の4vs4にカードが変更となった。


 新井は「歌舞伎町のど真ん中で、日本一危ない合コンだな。田村、控室に上等な香水でも用意しておけ」と捨て台詞をはいて去って行った。


◆第4試合 時間差バトルロイヤル
○「ことり」(11分2秒、回転エビ固め)さくらえみ×
※「ことり」の優勝。退場順…北沢、チェ、趙雲、タム仁田、帯広、米山&円華、里歩、さくら


 オーバー・ザ・窓枠ありの時間差バトルロイヤル。「適当な時間が経つと次の選手が入ってくる」というざっくりとしたルール説明がレフリーの聖菜からされる。


 1人目の入場は米山。いつものようにタオルを振って入ってくるが、そのタオルが聖菜の目を直撃するアクシデント。平謝りの米山。


 2人目が、なんと円華。YMZの同門対決で幕をあける。いきなり激しい攻防を見せる両者。「なかなかやるな」と握手。

 3人目に「プロジェクトA」の曲でチェが入ると「男と女が痴話喧嘩してるアルよ」と米山と円華を「やれっ、やれっ」とあおる。しかし、米山と円華につかまり、助けを求めるチェ。


 ここで4人目の趙雲が入り、チェを助けると思いきや「お前が一番の悪じゃ」とチェに一撃。米山、円華、趙雲の3人でチェを袋叩きにする。

 5人目のさくらが優雅にポーズをとるが「お前も悪じゃ」と、今度はさくらが袋叩きに。


 5選手がボディシザースで数珠つなぎになったところ、6人目のふきんが登場。端からヒップアタックをみまっていく。チェが怒り「私もヒップには自信があるんだよ」とヒップアタック合戦を挑むが、ふきんが打ち勝ち、雄叫びをあげる。

 再びボディシザースがつながったところ、次は帯広が入り、端から地獄突き。さらにふきんに地獄突きを乱打するも、ふきんがカウンターのヒップアタックを帯広にみまう。勝ち誇るふきんだったが、そこをチェがスクールボーイで丸め込むと、全員でおさえ、ふきん失格。しかし、すぐに半転させて今度はチェをみんながおさえて、チェ失格。


 続いて入った里歩は、なんと水鉄砲を手に持ち、全員に乱射にマット内がパニックに。窓に逃げていた趙雲にも発射したため、趙雲が場外に転落して失格となる。

 里歩が助けを請うさくらにも容赦なく発射したところで「ことり」入場。なんと「ことり」も水鉄砲を持ち乱射し、再び場内パニック。里歩と「ことり」は水鉄砲で決闘ごっこをするが、ずるした「ことり」が打ち勝つ。喜んだ「ことり」はあたりかまわず水をまきちらし、観客も被害に。

 ここでワイルドシングがかかり、ペットボトルを手に田村が登場。場内「おいっ、おいっ、おいっ」とマットを叩いて邪道一色となる。しかし、ひととおりパフォーマンスをすると、みんなにフォールされ、あっさり失格。

 よねやまどかが里歩に攻撃すると、里歩はなんとレフリーの聖菜と入れ替わり。姉妹だけに、場内“わからない”コールがおこる。続いて攻撃されたさくらも、聖菜と入れ替わろうとしたが、場内“わかる”コールで失敗。

 さくら&里歩、米山&円華がそれぞれ結託し、我闘雲舞vsYMZの構図に。間でオロオロする帯広。「オマエ、どっちなんだよ」というさくらに言われた帯広は、一度はYMZにつこうとするが「やはり我闘雲舞なのです。さくらさーん」とさくらのもとへ。しかし、ここでさくらが帯広にドロップキック。おさえこまれ帯広失格。

 さくらが米山と円華に、さくらえみ70キロ。よねやまどかはさくらをキャッチしたが、そこに里歩がニーアタックを放ち、さくらの腰含めて、みんなにダメージ。よねやまどかがダブルブレンバスター、セントーンとさくらと里歩を攻め込んだが、窓にのぼったところを落とされて、米山と円華が同時に失格となる。


 さくらと里歩の2人となり、エルボーの打ち合いとなるが、レフリーの聖菜が壁際で巻き込まれ、さくらのチョップが聖菜を直撃してしまう。里歩がさくらにドロップキックを放つと、「いけ、聖菜っ」と指示。すると、なんと聖菜が見事なドロップキックを、さくらに一発!

 りほはそうまとうを狙うも、さくらがかわしてマヒストラルでカウント3。マットにはさくらだけだったため、さくらが優勝かと喜んだところ、なんといつの間にか、ずっと客席に隠れてひそんでいた「ことり」が中に入ってくる。


 さくらにエルボーを一発みまうと、鮮やかな回転エビ固め。不意をつかれたさくらは返せず、カウント3。

 まさに頭脳作戦で、「ことり」がちゃっかりと7連戦の大トリで優勝を飾った。


◆エンディング


 まずふきんが「シングル初勝利はあげられなかったけど、7日間で確実にパワーが増したと思っています。7連戦は終わったけど、まだ私のプロレスは続いていくのでよろしくお願いします」と語る。

 出場選手のほか、夏祭りを踊りに来ていたSAKIや、ヒザの負傷で欠場となった浩代も座談会に参加。SAKIからはLLPW-Xの両国大会で、ブリバトvs里歩&帯広が決定したと発表された。


 「ことり」は7連戦を振り返り「7日間で一番楽しかった大会は、今日です。バトルロイヤルに優勝してハッピーになりました」と無邪気に喜ぶ。

 帯広が「7日間でいろいろあった中で、一番過酷だったのはモノボケ3WAYでした。でも本当は、そのあと、おびとアントンさんと浩代さんでも3WAYが予定されていたのですが、浩代さんが欠場でなくなりました。浩代さんが復帰したら、またこの3WAYをやりましょう。だから7日間戦争は、まだ終わってないのです」とハイテンションでコメント。

 里歩が「やはり一番印象深いのはガトヌンクライマックスの優勝です」と話すと、さくらが「ガトヌンクライマックスで優勝した里歩に賞金300バーツを渡したところ、豊田さんから、こんなお金は日本では使えない、だから里歩をタイにつれてってあげなさい、と言われてしまいました。ということで、里歩とさくらのタイ遠征が決定しました。あさってから10日間、タイに行ってきます」と発表。

 さらには8月27日市ヶ谷で、里歩凱旋興行がおこなわれることも緊急決定した。

 最後に『スイミー!』を歌って踊り、超満員のお客さんとともに、恒例の掛け声をあげる。


「リャオサーイ?」(左に行くのか?)


「メシャーイ!」(ちがうよ)


「リャオクアー?」(→に行くのか?)


「メシャーイ!」(ちがうよ)


「トンパーイ?」(まっすぐ行くのか?)


「シャーイ!」(そうだよ)


「レッツゴー!」


「ガトームーブ!!!!!」


 『夏祭り』が再び流れる中、さくらの7日間戦争が終了した。