5月20日、JWP横浜にぎわい座大会のこと。
私は、よねちゃんを一人タイにおいて、帰国しました。
ボリショイ選手とのシングルマッチ。
負けたらタッグタイトルの防衛戦を行わなくてはいけないという条件で、最後丸め込まれてしまいました。
せっかくベルトをとったのに防衛戦をやるなんて、王座陥落してしまう確率がでるのよ、よよよー。
日本とタイを往復すると移動経費がかかりすぎるしぃ。
どうにか話が流れてしまわないかなと、負けてもリング上でうだうだしていました。
すると、そこにJWPの選手がたくさんはいってきてストンピングの嵐!ひー!
挑戦させろー!なんて、二人しか挑戦できないのに一度に言われても困るのよ。
そこで、全員リングからおりてもらい、会場の壁に手をついて、落ち着いてもらいました。
「黙れ!いいから!壁に手をつけ!説明するっ!」
王者は私なので、えらそうにしてみたよ。
いまから、私が5秒カウントするから、0になったら一斉にリングインして私に触った人を挑戦者として認めるっ!
名付けて…!
「スクランブル•バンクハウスさくら!」
いくぞー!おおぉ!
5、
4、
3…
と、数えたところで、背後からドロップキックで迎撃されました、ふごー!だ、誰!?
「次の挑戦者は、私たちだー!!!」と、中島さんと、勝さんがマイクで叫んだのです。
これには5カウントを待っていたLeonさんが激怒しました。おまえらずるいぞ!と。
それに全くひるむことなく中島さんはマイクを続けます。
「うるせー!なんで今日負けたやつの言うことなんか聞かなきゃいけないんだよ!私たちは5秒も待ってられないんだよ!」
その勢いにLeonさんも、リングをおりました。とても素直な方ですね…。
中島さんはリングインできなかった選手たちには一瞥もくれず、続けました。
「だいたい!私はこんなへらへらしたやつがJWPのチャンピオンなんて嫌なんです!」
わおー…へらへらしたやつはさくらのことかな?
ベルトをタイに持っていかれることが嫌とか、JWPのベルトを他団体にとられて嫌とか、そういう理由じゃだめなのかな、よよよ。
あげく、ボリショイさんに2週間後の防衛戦の日程を言われて、日本とタイの往復をそうそうできないし、準備が必要なのよと拒否すると、
「こっちはとにかく試合がしたいんだよ!いつでも準備しとけよ、プロレスラーだろ!」
怒られる始末。ふご。
そんなこんなで、ひと月後、明日のキネマ倶楽部での防衛戦が決まりました。
その間の大会で、中島さんは先輩のモーリーさんに勝利したようです。
私とよねちゃんはリングでの練習がほとんどできていないし、伸び盛りのふたりが怖くない訳はありません。それでも、タイに10人いる練習生のことや、タイで応援してくれている人も徐々に増えてきているので、やはりベルトを手放すものかという気持ちです。防衛あるのみ!
出戻りの中島さんと、引退していたはずのよねちゃんの対戦は、中島さんが言うところの「実現するはずなかった組み合わせ」このふたりがメインで対戦するというJWPさんの現状が、他の選手にどううつるのだろう。
そのことについて彼女がブログに記していました。
「どちらも応援しないという人も、居ると思います。それでも私は勝ちます。勝ってJWPの顔になります。それが決して遠い未来の話なんかじゃないという事を見て感じて下さい。」
気持ちがあるけれど書く事ができない人、言葉ではなくてリングをみてくれればわかってもらえるという思い、選手にはそれぞれの考えがあります。
そんな中、短いながらも中島さんの言葉には、見に行こうかなという気持ちにさせられました。
JWPの顔になるという事がどういうことなのか私にはわからないけれど、『みたらわかったJWP』を見に行こうと思える窓口に、彼女はなれるのかもと思いました。
私は、若い選手が思い通りにいかなくて苦しむ姿を見るのが大好き!
こういう時のさくらえみは強いですよ。わふー。
【さくさくチケット】当日12時締め切り
JWPキネマ倶楽部大会!
▼6月17日(土)17時開始
▼JR鶯谷駅から徒歩2分
▼最前列バルコニー6000円、指定席3500円
▼タイトルをさくさくチケットにして、お名前、席種、枚数、ご連絡先電話番号こちらへ
▼窓口で、チケット代金とのお引換をお願いします。
sakuraemi70@gmail.com