GOD TV MEAT OIL'Sのドラマー向後健二です!
そろそろ、男はつらいよ全48作を観終えてしまう。
俺の中ではまだ生きている車 寅次郎。
観終える事によって死を受け入れるのだろうか。
ってより実際は渥美 清なんだけど、今回はこう呼ばせてもらおう。
北の国からでもそうだったけど、後半に差し掛かると、主人公は吉岡 秀隆になったと言っても良いくらい、寅さんの出番が減り、北の国からでは、五郎さんの出番が減る。
男はつらいよに関しては、明らかに終わりに向かっているような気がしてならない。
寅さんは明らかに哀愁を更に帯びてる感じになっていて、ちょっと観てる側としても悲しい。
吉岡 秀隆が絡んできてからの映画も、あれはあれで面白いけどね。

寅さんの背中を見て成長していくと言うか…
しかし、ナレーションで吉岡 秀隆が入ると…っぽい(笑)
にしても、楽しい部分だけ見るとあの旅暮らしは憧れる。
楽しい部分だけ見たらですよ!
辛い部分もあるだろうし。
なんにせよ、家族、旅先で出会う人に恵まれてるんだよな。
しかし、渥美さんも、体だけは丈夫と言う寅次郎の設定。
あれだけは寅次郎になりきれなかったね。
演技云々の問題じゃないから仕方ないけど。
当時、寅さんの人気により渥美 清が車 寅次郎に飲み込まれそうだと言う葛藤と闘い、渥美=寅さんとして生きる事を選択したらしい。
39作で人間って何の為に生きてるんだろう?と聞かれた寅さんは、「生まれてきて良かったなって思う事が何べんかあるだろう?その為に生きてるんじゃねぇかな。」と答えた。
寅さんではなく、真の渥美 清に聞いたら、どう答えるんだろうか?
そんな事より残り4作も楽しみにしてます!
2015/6/19
向後 健二 from GOD TV MEAT OIL'S