CRぱちんこ仮面ライダーショッカー全滅大作戦 | パチンコ・パチスロ裏情報

CRぱちんこ仮面ライダーショッカー全滅大作戦

新ミドルスペック機ということで、発売前から大いに注目を集めた本機ですが、ふたを開けて見れば、厳しく意見が分かれているようですね。

最近は爆発力はあるけど、大当り率が厳しい機種が多くハイリスクハイリターンのため、打ち手が精神的にも金銭的にも疲労しているのを見て、京楽さんがこの局面を打開すべく、世に送り出された期待の一台でした。

スペックは申し分ないです。大当り確率は1/221.5。確変継続率がなんと85%のバトルタイプ。もちろん一回一回の出玉は少なく押さえられているのですが、スペックだけを見るととんでもなく甘いです。

1/221ということは200回回せば当たる確率がかなりあるしかもその上継続率85%だから連荘も期待できる

とかなりの方がそう思ったに違い有りません。


しかしいざ実際に打ってみると多くの方に酷評されているのは、出玉なしの2R確変(突然時短)が付いているからではないでしょうか。

出玉なしの大当りを大当りとしてカウントして、85%にしてごまかし?ています。

更に出玉のある大当りも15R(1200個)7R(550個)と出玉も少なめです。

出玉なしの大当りは京楽のバトルタイプであることを考えれば納得?ですし、出玉が少ないのも継続率を考えれば当然です。

15R大当り15%、7R大当り59%、2R確変15%で合計85%です。

こうやってみると実際出玉ありの大当りは74%ですから、出玉なしの大当りを除外すれば、実際の大当り確率は約1/298.64です。

大当りの出玉も15Rと7Rで合算すると平均一回当たり682個です。

つまりこの台は

大当り確率 1/300 継続率 74% 一回の平均出玉 682個の台です。

(正確に言うと74%とはちょっと違うのですが、ややこしいので74としておきます)


こうやって見ると、うーん、スペック的に微妙ですね。決して悪くはないのですが、激甘台とは言い難いです。

スペックは甘くないと言いましたが、バランスはなかなか良いと思います。低めの大当り率に連荘性も高い。出玉を押さえることによって上手にバランスをとった台だと思っています。

まあホールや雑誌などは極力こういうことは書かないと思います。初当り1/221で継続率85%とだけ書いていれば誰でも飛びつくと思います。

実際打ってみたら、あれ?当たってないの大当りカウントが増えてる、当たったのに玉が出ない、本当に85%で連荘してるの?という疑問がわーっと沸いてきます。

古いパチンコユーザーであれば(連荘=大量出玉)というイメージしかありませんので、どうしてもこういうタイプのバトル機で混乱しやすいのです。出玉なしの大当りを入れて連荘率?を上げていますので、結局はほかの台と同じです。

同じ規格の中でさまざまなタイプの台がある。この台は連荘を味わいたい心を十二分に満たしてくれる台であって、大量獲得の夢を見させてくれる台ではありません。

さて、前置きが長くなりましたが・・・

この台では、いや、むしろバトルタイプの台であればすべて同じことが言えますが、スルーの調節はとてつもなく大切です。

ライダーバトル中に玉がどんどん減るという経験がお持ちの方ならばそれはスルー調節のチェック不足です。

よく考えてみてください。この台は85%の継続率ですから、85%もの間ずっと確変状態にあるということです。

その確変中にスルーがもしプラス調節になっていなければ、当然玉は減って行きます。

そうなると当然(ほとんど確変状態にいることが多いことを考えて)ボーダーそのものもかなり変わります。

スルー周りの釘と電チュサポートの周りが良ければ、出玉が増えることだってありえますので非常に重要な部分です。

スルーってなに?電チューサポートって何という方は絶対に絶対にネットで検索して知っておいてください。

基本中の基本ですが、上皿を空っぽにして、電チュサポートの時の玉の減り(もしく増加)をよくチェックしてみてください。あと4回開放時の最後の4回目は打ち止めをして、すでに放たれた球だけで電動チューリップを狙う努力をするべきです。

更にスルーの通りをよくするために、いろんな打ち方でさまざまなポイントを探り、一番スルーに通りやすい場所を見つけて下さい。

再三言いますが、ほとんど確変状態なので、これをやらないと負ける可能性がぐーんと上がると言っても過言ではありません。

別にヘソは大事じゃないと言っているわけではありません。こういうバトルタイプの台はヘソだけではなく、スルーや電チューサポートもよく確認しない痛い目に遭いますよ。

例えばこの台のボーダーは17~18回ですが(等価交換の場合)、仮に千円辺り25回の台があったとしても安易に喜んではいけません。

そういう極端に回る台は(イベントなどの特殊な状況を除いて)だいたいスルーがかなり渋い場合が多いです。そうなると実際のボーダーは上がってしまいますので、よく回っても意味がないです。

極端な話をすれば、バトル中に明らかに玉の減りを体感できるような台は捨てるぐらいの覚悟があっても良いと思います。勝率はかなり悪いです。

 
よく打ち込んでいる方ならほとんど知っているようなことばっかりなのでさぞかし退屈なお話だったでしょう。

私の印象と致しましては「まあホールが喜びそうな台」というのが率直な感想です。
 
表向きのスペックがとても甘いので、何も調べずにそれを信用して打つ人のほうが多いため、ホールにとってウハウハの毎日でしょう。

新台でスペックが良さそうと来れば、釘をきつく締めても稼働率は下がらないので、この台を評価できるのはまだまだ先になりそうです。しかももうすぐお盆なので、もしかするとこの台の真価が見られるのは秋以降?

なぜ打ち手のことを考えずにホールが喜ぶような台を作るのか!と怒るのもわかりますが、パチンコメーカーにとってお客さんは我々打ち手ではなくホールですからね。