『ひさかたの 雨の降る日を ただ独り
山辺に居れば いぶせかりけり』 大伴家持
家持が紀郎女(きのいらつめ)に贈った一首
相聞歌。つまり恋の歌よね。
雨の降る日に ひとり
山辺にいると 心がふさいでしまう と訳す
今年はお盆あたりから 大雨で
近くの溝や側溝から 水が溢れてた
線状降水帯っていうのが 発生してるって事
理科では習わなかったなぁ…🤔
土砂崩れやら床下浸水やらの被害も出てて
当然 農作物にも影響あるし
いつだったか数年前の災害を思い出してしまう
和歌で表現される雨は 実に美しい
人々の心情を重ねて 時に優しく 時に切ない
自然の雨 それは 恵みであり 脅威でもある
生きている限り 自然と共に生きる
ふと。外を見た。
少しだけ 穏やかで静かな雨に変わっていた
さあ。この雨が上がったら 想いを寄せる人に
逢いに行こう あなたを待つ あの人のもとに…
