墨染の鎧(下) 火坂雅志 安国寺恵瓊が,かなりの彗眼の持ち主であることがよくわかった。 ただ,著者があとがきで述べているように,謎が多い人物なのだそうだ。それゆえ,この物語でもあっとおどろく最後の展開となりえるのだろう・・・ 毛利氏,吉川元春や広家,小早川隆景や秀秋のことが,本当によくわかった。 時代を客観視するに,とても興味深い物語である。