利休にたずねよ 山本兼一 | はっすんのつれづれ書評ブログ

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 はっすんが,読んだ本や日常生活の中で起こった出来事について感じたことや思ったことをつれづれに語ります。

 直木賞受賞作品。


 利休切腹の日から物語ははじまり,そこから過去を遡る形式で,利休の周りにいた妻,武将など様々な人たちから見た利休の姿が描かれている。もちろん,利休本人のそのときどきの思いも・・・


 最初は,こういった話に流れにとまどった。通常,物語は過去から現在,そして未来へと流れていくし,現在が先に描かれたとしても,一気に一番過去まで遡り,そこから現在に向けて話が流れていくものであるからである。


 その話の流し方がこの作品の特徴でもあるし,また,読み進めていくにつれて,この話の,利休の生き方の鍵となる女性はどんな人だったのかが気になり,先を先を・・・時代の流れで言えば,過去を,そして,さらに過去を知りたくなっていくという惹きつけかたがうまい!!と感じた。


 事実,惹きつけられてどんどんと読み進め,話にひきこまれていった。