段取り力 「うまくいく人はここがちがう」  齋藤 孝 | はっすんのつれづれ書評ブログ

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 齋藤孝さんの三部作というべき本の一冊である。「質問力」「コメント力」は,昨年,続けて読んだのだけど,今回の「段取り力」だけは,読んでいなかった。文庫で発売されているのを見て,思い出したように買って読んでみた。


 読みながら,教師の授業づくりって,まさに段取り力の勝負だなと感じた。表の段取りのあれば,裏の段取りもある。裏の段取り(教材研究や教材の準備,児童の反応の予想など)がしっかりされていなければ,表の段取り(実際の授業の流し)もうまくいかない。


 裏の段取りの重要性を特に感じた。基本的な部分は,もちろん,授業づくりの基礎と言えるところだが,裏段取りの発展版がうまくできるようになれば,教師,上級者と言っていいだろう。

 発展版というのは,大きくくくれば,教材研究ということになるが,教師がどれだけ,授業の伏線をもちえるかということである。導入部分で,教材を提示する。また,思考される部分で資料を提示する。個々の児童は,このあたりまで考えるであろう・・・また,考えを交流すれば,クラスとしてこのあたりまで思考が高まるであろう・・・・だったら,授業の後半部分では,教師から児童の考えを揺さぶるこういった発問をして,あるいは,資料を提示して,さらに考えを深めよう・・・とくに後半部分で,教師がどういう役割を果たすのか・・・ここが授業づくりのポイント中のポイントだ。


 実は,先週,ある学校の公開研究会へ行く途中,この本を読みながら・・・・これを,指導・助言の際に使えば,分かりやすい話ができるだろうなあと考え,早速使ってみた。

 結果,聞かれていた先生方がどんな思いであったのかまでは分からないが,司会をされていた先生からは,「分かりやすい話でした」という感想をいただいた。よかった・・・


 まだまだ1年目。不十分なことが多いが,いろんな本を読み,教育と関連させていろんなバリエーションで話ができればと思う。「コメント力」も少しは高まったかな・・・


齋藤 孝
質問力―話し上手はここがちがう
齋藤 孝
コメント力
齋藤 孝
段取り力