対円で月初来G10通貨騰落はポンドのみマイナスとなっている。
ブレグジットの懸念や2/5に発表された1月英サービス部門PMIが弱い数字だったことがポンド売りを加速させた。

去年までは離脱交渉の進展がない状態が続いていたが、今年は進展を進めようとしているメイ首相の提案をEU側が拒否姿勢を見せている。
市場から見たら現状は去年より悪く見えてしまう。
そうなればポンドは更に売り込まれポンドドルは1.22台まで下落する可能性が出てくる。

本日メイ首相がEU側と再交渉の予定
EU側が断固として交渉をしない姿勢を見せたらポンドはネガティヴな値動きを見せるだろう。

米ドル相場は110円前半にレジスタンスラインがありサポートラインは110円80銭と50銭にある。
米株価指数は堅調だが市場はリスクオフ戦略に移している。
米長期金利は小幅に売られて2.68台辺りで推移
FRB利上げ停止姿勢が重荷となっている。

原油市場は堅調でサウジアラビアは引き続き原油輸出を削減しており原油価格の上昇を招いている。
また、米国のベネズエラ産原油への制裁やFRB利上げ停止姿勢も原油価格の上昇にポジティブな影響を与えている。

今週はポジティブサプライズは少ないと思う。
ドルストレートの欧州通貨は安値を模索する展開となるだろう。




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