「中東有石油、中国有希土」と、1992年に鄧小平が言った言葉だが、その続きがある
「一定把我国希土的優勢発揮」、中国は、希土類によって、優位性を発揮するとの意味だが、実現していると言える
言葉どおり、中国の希土類生産量は、8割以上を占める世界一の生産国になった…低コストの労働者や、環境を無視した開発が行われためだが…
アメリカやフランスなどでも希土類は取れたが、コスト面で中国に勝てず、開発すら十分に行え無かった
ハイブリッドカーで、重要度が高まった重希土類の開発ができていないため、現在では、重希土類に関して中国がほぼ独占状態になっている
だから、2010年、尖閣諸島問題が起きた時に、中国政府が希土類の輸出を禁止、希土類価格が急騰する事態が起こった…オイルショックみたく、レアアースショック😱と言われた
でも、オイルショックで、省エネ化が進んだように、希土類磁石の省希土化…中でも重希土類の使用を禁止が定着。重希土類を極力使わない希土類磁石の開発が一気に進んだ。
そこで力を発揮したのはネオジウム磁石を開発した住友特殊金属(現プロテリアル)のNEOMAXだった
ハイブリッドカーの駆動用磁石は、車種に関係無くNEOMAXがほぼ独占状態にまでなった
でも、日本等で重希土類の使用を劇的に減らしたが、生産国である中国は、そんなの関係無いため重希土類を自由に使え、また、ネオジウム磁石に関しては2000年初めに基本特許が切れた事もあり、中国のネオジウム磁石の生産量が劇的に増えた…それが現在、電気自動車において、中国勢が、圧倒的シェアを占めている背景にもなっているとも言える