スマホが復活したので水曜日に河口湖自動車博物館へ行ってきました
山梨県の河口湖付近にある毎年8月のみオープンの自動車博物館です
10:00オープンなのでぴったりに到着しようと家を出て10:02着でしたが...
駐車場ほぼ満車....
事前の下調べで開館50分で満車との情報があったので、オープン時間に合わせて行けば流石に大丈夫だろうと高を括ってたけどアブねぇw
僕が到着した直後にスタッフさんが駐車枠以外の空いてるスペースに車を誘導していたので、朝から行く人は10:00前に着くと安心かも
敷地内には自動車館と飛行機館があります (それぞれ入場料金が必要)
飛行機はさっぱりなので自動車館のみ見学してきました
シトロエン 2CV AZU
フライングフェザー MKⅡ
ちなみにこの博物館は携帯、スマホでのみ写真動画撮影が許可されてます (カメラ、ビデオカメラ、タブレット、アクションカム等はNG)
これも下調べせずに行ってたら危なかったw
カメラNGの理由等は公式のホームページに載ってなかったので正確にはわかりませんが、おそらく過去になんらかのマナー関連のトラブルがあったんじゃ.... (撮影した写真を無断で商用利用された的なツイートも...)
元々規制無し→カメラ等NG (携帯OK) → SNS掲載NG→SNS掲載OK
とSNSが解禁されてるので一時期よりかは優しくなってるって感じかな
マツダ R360クーペ
入場料を払っていざ
ホールA、ホールB、屋外合わせて約80台程展示してあり見た感じ8割外車、2割日本車
まずは戦前から60s辺りの車両が展示してあるホールAから
ベンツ パテントモトールヴァーゲン (レプリカ)
世界初の内燃機関車、ベンツ パテントモトールヴァーゲン
展示車はオリジナルの誕生100周年を記念して1986年にメルセデスベンツが100台限定で復刻したうちの1台
モーガン スーパースポーツ スリーホイーラー
現行でリバイバル販売されてるモーガン スリーホイーラーのオリジナル個体
ケーターハムのセブンとかこれとか、何十年も前から大きく基本設計が変わらない車って日本車にはないですよね
手前から'38 MG K3マグネット #5 小早川元治
MG Mタイプ ミジェット
手前のMG K3マグネットは1938年の多摩川スピードウェイ 第4回大会に小早川元治選手が走らせた実車らしい
スペックプレートなかったからスルーしてきちゃった...
'36 インヴィクタ 4 1/2リッター #24 川崎次郎
(富士モータースポーツミュージアムにて
2024年11月9日撮影)
wiki曰く日本自動車競走大会に参戦したマシンは確認されているので4台現存しており、ここ1年でうち2台の日本モータースポーツ始祖マシンに遭遇するとは思わなかったw
ただ古すぎて全然ワカリマセンw
オースチン 7
オースチン 7のオリジナルボディ
レストアするのかな?
左からダットサン 16型クーペ
ダットサン 17型フェートン
ダットサン 15型ロードスター
ダットサン 17型セダン
この辺は座間でも見たことあるな
(スペックプレートに型式表記なかったから合ってるかわからないケド)
ポルシェ 356A
メルセデスベンツ 300SL
ポルシェ 356Aとメルセデスベンツ 300SL
現在販売されている911シリーズ、AMG GTシリーズの原点
手前からダイハツ ミゼット DKA
ダイハツ ミゼット MP型
縛りつけられてるミゼット
ダイハツ ミゼット DKA
ダイハツ ミゼット MP型
DK型が1人乗りバーハンドルなのに対し後継のMP型は2人乗り丸ハンドル
そんなスピード出ないとはいえシフトレバーが股の間にある違和感凄そうw
続いてホールB
こっちは60sから90sぐらいの車両が中心に
左から'76 ティレル P34 フォード #4 パトリックデパイユ
'72 日産 スカイライン 2000 GT-R #15 高橋国光 (レプリカ)
個人的ホールB目玉はこの2台
'72 日産 スカイライン 2000 GT-R #15 高橋国光 (レプリカ)
1972年の富士GCシリーズ 富士300kmスピードレース優勝車かつハコスカ50勝目を飾った高橋国光選手の日産 スカイライン 2000 GT-R
'72 日産 スカイライン 2000 GT-R #15 高橋国光 (レプリカ)
'72 日産 スカイライン 2000 GT-R #15 高橋国光 (レプリカ)
KPGC10のワークスレーシングカーは1台も残ってないはずなのでこの車両もレプリカのはずなんですが、妙に走ってる感があるというかよくある小綺麗なレプリカとは違う雰囲気があるというか...
セミワークスマシンも正谷栄邦選手が乗った黄土色の52号車1台のみが確認されてる以外は...っていう状況なので
でも見るからに雰囲気が走ってた個体っぽいんですよね...
テストカーベースか実際に参戦していたセミワークスマシン、プライベーターマシンベース、はたまた国さんが乗った15号車の実車ではないにしても別のワークスマシンベースのレプリカとかだったらそれこそちょっとした事件ですよ
'72 日産 スカイライン 2000 GT-R #15 高橋国光 (レプリカ)
引用:日産ヘリテージコレクション 旧サイト
チンスポイラーの傷や説明文にレーシングパレス (かつてオープンしていた河口湖自動車博物館の別館?的なレーシングカー専用の博物館、オーナー兼館長さんが一緒) に展示中との記載から元日産所有の個体なので、ただのレプリカではなさそう...
'76 ティレル P34 フォード #4 パトリックデパイユ
1976年のF1世界選手権に参戦したパトリックデパイユ選手のティレル P34 フォード、世代によってはタイレル P34 フォード
上のハコスカと同じくこれもレーパレ出張組
上にも書いた通りレーシングパレスはこの河口湖自動車博物館の原田館長が所有するレーシングカーのコレクションをメインに展示してあった博物館なんですが、閉館してしばらく経っており雰囲気的にもう再オープンはしないのかな?... (建物自体はまだ残ってます)
というのも展示してあったレーシングカーがちょいちょい放出されているんですよね
JTCのBPトランピオ GT-RとかR32型のJGTCのユニシアジェックススカイラインとか、最近だとJTCのR30とR31も
あと別館的な扱いのレーシングパレスが富士スピードウェイから車で5分かからない場所にあるので、てっきり河口湖自動車博物館もその近くにあるのかなと思ったら、下道で1時間ぐらいかかるんですねw (←イマイチ河口湖の位置がよくわかってなかった人)
ちょっと脱線したな
'76 ティレル P34 フォード #4 パトリックデパイユ
フロントの空気抵抗低減を狙って6輪車になったらしいんですけど、実際は後輪が通常サイズのため前影投影面積的にそこまで差は無かったとか
その代わりにフロントタイヤの設置面積が増えた事によりブレーキング時の安定性が増したなどの副産物的なメリットもあったらしい
その甲斐あってか、F1の珍車勢には珍しく勝利もしているんですよね (見た目要素の強い珍車は大体コケてるので)
'76 ティレル P34 フォード #4 パトリックデパイユ
まだミラーむき出しが当たり前な時代に現代みたくボディの一部として空力的にも考慮しているミラー配置は凄いな
'76 ティレル P34 フォード #4 パトリックデパイユ
エンジンはフォードコスワースDFV
同じく国内に現存しているタミヤ所有の個体はエンジンがモックなのでこっちの方が実戦車に近いのかな
'76 ティレル P34 フォード #4 パトリックデパイユ
ただこの個体も正確には翌年の1977年シーズンを走った個体らしく、フロントタイヤ脇から伸びてるスタビも77年シーズンを走った76年と同形状のカウル (丸形ノーズじゃない方) の大きな特徴らしい (76年仕様はスタビが無い?見えない?ので)
レストアの段階でボディにたいれる表記のある76年の日本GP仕様にされたのかな
アルピーヌ A110
アルピーヌ A110 (初代) のラリー仕様
これもレーシングパレスに展示してある写真を見たことがあるような無いような
レーパレが閉館してる今、中のレーシングカーを見る唯一の希望はこっちの博物館に出てきた時ぐらい? (もしくはたま~に富士でやってる動態マシンのチェック走行日時を確認して行くしか...)
手前からフェラーリ 275 GTB
フェラーリ 365 GTB/4 デイトナ
フェラーリ 512BB
フェラーリ F40
フェラーリ F50
フェラーリ御一行
フェラーリ F40
フェラーリ F50
フェラーリ創業40周年記念スペチアーレモデルのF40とその後継スペチアーレモデルのF50
個人的に歴代フェラーリではF50が一番好きですw
スバル モトーリモデルニ 1235
スバル モトーリモデルニ 1235
1990年のF1世界選手権に参戦したコローニ C3Bに搭載されたスバルとモトーリモデルニが共同開発した水平対向12気筒エンジン
なんかスペックボードも無く子供用のフェラーリの横にポツンと置かれてましたw
1990年の開幕戦から第8戦まで参戦しましたが結局8戦全戦で予備予選敗退という逆無双っぷりで、同世代のホンダエンジンとは違った角度で有名なエンジン
2015年のホンダF1復帰GP2エンジンなんて可愛いレベルでパワー無い重い遅いの3拍子が揃っちゃったやつ
結局コローニは第9戦よりフォードコスワースDFRへスイッチしたのでそれ以降は闇に葬られました
メーカーの歴史からの抹殺具合で言うと日産が2015年にルマン持ってったGT-R LM NISMOといい勝負かもw
(あれも実車は引退後に軒並廃車(最近1台メーカー側に送り返された説も?!) 、ショーカーがアメリカとフランスに1台ずつと日本から完全に消されてますw)
とはいえ実際はモトーリモデルニ側が主体となって開発したエンジンにスバルの名前を割り込ませた感じなので、実際スバルが本腰を入れて100%開発をしていたらもう少し結果は変わってきてたのかもしれませんね
ランチア ラリー037 ストラダーレ
世界ラリー選手権 (WRC) に参戦していたランチア ラリー037のベースになったロードカーのストラダーレ
ランボルギーニ カウンタック LP500S
ランボルギーニ カウンタック LP500S
説明不要のやつ
ホンダ S800 AS800
ダットサン フェアレディ 2000 SR311
国産スポーツカー黎明期の2台
両車ナンバー付きなのでオーナーカーのレンタル?かそのままナンバーを残してるだけ?
チゼータ V16T
そして最後にこれ
当時日本に2台正規輸入されたチゼータ V16Tのうちの1台
生産開始からまもなくしてメーカーが倒産してしまったので、15台のみの製造で終わった幻のマシン
ですが現在再びチゼータ オートモービル USAとしてメーカーが設立されて受注生産されているので現存台数はもう少し多めになるのかと
日本でもここと四国自動車博物館にコンバーチブルが1台、さらには少し前にカーセンサーで中古車が1台出てましたね
チゼータ V16T
やっぱり一番の特徴はダブルリトラクタブルヘッドライト
上げてる画像調べるとなかなかキモいことになってますw
一般的にハイパーカーの概念はパガーニ ゾンダ以降とされていますが、スペック的にこの車からって言ってもいい気がする...
展示車はざっとこんな感じ
館内には昔のアーケードゲームも
たまにある本格的なシフトレバーとかサイドブレーキ付いてるゲームいいですよねw
個人的にはアーケードゲームなのにちゃんと3ペダルのマニュアルで遊べるバトルギアをもう1回やりたい
あれ絶対免許取ってからやった方が楽しいw
通路にあったサインボード
ケンティレルさんとかロニーピーターソンさんとか中嶋悟さんとか鈴木亜久里さんとか高橋国光さんとか
ホンダ T360 AK250
いすゞ ベレット
帰り際軽く飛行機館の方も見に行ったら、屋外にも数台朽ちてました
トヨタ クラウン デラックス
トヨタ クラウン デラックス
おぉ売ってるんかい
というわけでこんな感じですw
外車多めですが、中々コアな車も置いてあるので1回は行ってみてもいいかもしれません
あと冒頭に書いた通り朝から行こうとする場合は10:00開館前に着けるのがベストかな?
もしくは今回開館から2時間ほど滞在したんですが、帰り際駐車場もぽつぽつ空き始めてた (自分含め開館到着組が帰り始めた) ので、開館から時間をずらして行くのも良いかも
帰りにこの間のハースのテストで見落とした車両目当てに富士のウェルカムセンターにも寄ったので、そっちの内容は次回に