2025年2月22,23日にパシフィコ横浜にて開催されたNosralgic 2days。毎年東京オートサロンに行ってるので翌月のこれはいいやとスルーをかましていたんですが、一部出展内容に興味があったので急遽チケットを買って初参戦してきました。
正直どれぐらい混んでいるのかも知らなかったので当日10:00開場の30分前に着ければいいかなと家を出たら、想像以上に道が空いており8:50着....
早すぎ....
待機列もほぼ最前列w
しばらく時間を潰します
やっぱり旧車のイベントなだけあって駐車場にも凄いのが沢山いました
てかパシフィコ横浜とか大昔のトミカ博に連れて行ってもらった以来久々
幕張メッセのオートサロンと違って離れのホールとかも無いので当日まで会場マップとかもよく見ずに来たんですが、入場までの時間でいろいろ調べたところ入口と出口が1ヶ所ずつしかなく、入ってからも入口付近でプログラム諸々を配っていたので多分列の後ろになればなるほど前が詰まって入場まで時間がかかりそうな構造でした。
なので結果的に早く着けて正解だったカモ
特に僕みたいな開場から閉場までフルで時間使いたい派には
ここで10:00になり入場
車は一部走行入場のプログラムに参加する関係で入ってすぐには見れない車両もあったので先に物販ブースへ
で、これがまた凄いんです
こんな感じでミニカー、プラモデル、カタログ等々ほしいものが山ほど売っている....
値段も勿論高いものもあれば、フリマぐらい優しい価格帯のものも
まぁ2時間ぐらい回って財布の軽量化には十分すぎる内容でした
(買ったものは最後に...)
物販でお金を溶かした後は閉場までひたすら出展ブースを回りました
マツダ RX-7 タイプRB Sパッケージ FD3S
まずはお目当てのマツダから。このFD3Sは少し前に話題になった長崎県の80歳のオーナーからマツダが譲り受け、今後マツダの広報車として扱われる個体です。
マツダ RX-7 タイプRB Sパッケージ FD3S
マツダ RX-7 タイプRB Sパッケージ FD3S
個人的にFD3Sとか80スープラの助手席ガン無視の完全ドライバーファーストな作りの内装好きなんですよね。
というか内装が新車並みのコンディション...
助手席側のダッシュひび割れてるうちの8とは桁違いの綺麗さ...
後述する別件でブースのスタッフの方にお話を聞いたついでに展示車のことも聞いたら、この内装の綺麗さにはマツダ側も驚いたようで。スタッフさん曰くもちろん大事に乗っていたっていうのもありますが、小柄な女性の方がオーナーだったということもあり、シートなども傷みにくかったのかなとのこと。
FD3Sも子供の頃から1番好きな車種でずっと欲しかった車なんですけどね...。もう昨今の相場じゃ一生乗れない車になるのかな...
マツダ サバンナ RX-7 GT-X FC3S
マツダ ユーノス ロードスター スペシャルパッケージ NA6CE
他にもマツダブースにはFC3SとNAロードスターが置いてあり、特にFC3Sしかも前期の広報車なんて持っている話を聞いたことがなかったんですが、なんとこの2台も一般のオーナーから受け継いだ車両とのこと。
FC3Sはオーナーが定年退職後に購入した車両をマツダ譲り受け、NAロードスターに関しては1989年から30年乗り続けた個体をなんと90歳の女性オーナーからマツダが5年ほど前に譲り受けたと....
3台とも凄いヒストリーを持ってますね...
マツダ サバンナ RX-7 GT-X FC3S
特にFC3Sはリフトに上げてみたら下回りも極上だったらしく、内装もこの通りピカピカ。
この車は広島のマツダミュージアムに展示されるらしいです。スタッフの方も「今までメーカー側で何故かベースグレードは持っておらずカブリオレ (FC3C) の方だけ持っている珍しい状態だったのでありがたいお話でした」とw
そして個人的に展示車と同じぐらい目玉だったのがこれ。
一番左が販売中のFD3Sのスロットルセンサー、中央がFD3Sのチャコールキャニスターの試作品、右がローターの砂型です。
特に真ん中のチャコールキャニスターに関してはここ数年で数件発生しているFD3Sの火災の原因なんじゃないかと一部では言われており
(個人的にはFD3Sとは言えど最新型でも既に20年以上前の車なので、配線やその他諸々の劣化もあって必ずしもキャニスターのみが原因ではないと考えるのですが..)
オーナーからの要望もあって今回はとりあえず試作品を展示したとのことでした。案の定この2日間でFDオーナーから中々の反響があったみたいで、夏ごろまでには販売できるよう現在開発中だと言ってました。
左のローターに関しても昨年のマツダファンフェスタでも見てきたんですが改めてお話を聞いたところ、少量生産の場合金型を用いるよりもこの3Dプリンターを使っての製法の方が精度や生産時の相性が良いらしいです。
既に10年以上前に市販車のラインナップから消えた内燃機関のロータリーエンジンのパーツを未だに出してくれる、出そうとする姿勢をメーカー側が示してくれているのにはただただ頭が下がります。
去り際に「今後も大事に乗ってください」と
ありがとうございます。大事に乗らせていただきます。
ちょっとマツダで文字数使いすぎた....
まぁこれが一番の目当てだったので...
日産 スカイライン 2000 GT-R PGC10
今年のNostalgic 2daysのイメージ車両はこのPGC10。パンフレットによると元々レースに使用されていた箱をレストアしてこの状態らしい。
今回見た感じハコスカが2枚4枚問わず多かった印象です。
'73 日産 チェリー クーペ 1200 X-1 #20 星野一義 (レプリカ)
1973年の日本グランプリ TS-aクラスに参戦した星野一義選手のチェリー クーペ。実車は現存していないのでレプリカ車両になります。同じ年の長谷見さんレプリカは座間にありますね。
ランボルギーニ カウンタック LP500S ウルフ・スペシャル
今回見た外車の中で個人的MVPな車両がこのカウンタック ウルフ・スペシャル。これベースがLP500Sだと思いきやLP400なんですね。この個体は3台 (調べたら5台説も?...) 製作されたうちの1号車です。
手前から
日産 スカイライン 2000 ターボRS DR30 (マシンRS-1 レプリカ)
日産 スカイライン 2000 ターボRS DR30 (マシンRS-2 レプリカ)
日産 スカイライン 2000 ターボRS DR30 (マシンRS-3 レプリカ)
DR30の西部警察レプリカ。R30のイメージはこれかスーパーシルエットの2択ですよね、と言いつつドラマは1度も見たことがないのでストーリー全く知りません.........
手前から
日産 レパード アルティマ V30 F31 (危ない刑事 レプリカ)
日産 レパード アルティマ V30 F31
日産 レパード アルティマ V30 F31
F31レパード。一番手前の車両は危ない刑事仕様のレプリカ、ですがこっちも1度も見たことがないのでただレパードが出てる事実しか知りません....。世代じゃないので........
トヨタ カローラレビン GT AE86
AE86の中では1番下位グレードのGT、しかもノーマル。この手のドリ車御用達マシンは今やノーマルの方が絶滅危惧種ですからね。
'70 日産 スカイライン 2000 GT-R #58 黒澤元治 (レプリカ)
1970年のJAFグランプリ TSレース にて優勝した黒澤元治選手のPGC10。こちらも実車が現存していない、というかこの時代のハコスカのワークスマシンは外部に情報が漏れるのを嫌って現役引退後はほぼすべて廃車にされたとのことなので、このマシンも当然レプリカ。
少なくとも2ドアのワークスは全車廃車 (4ドアも?...)。唯一ワークスに限りなく近いセミワークスの52号車のみ現存しています。
1台ぐらい日産厳重管理の下残しとけばいいのに...
トヨタ 2000GT MF10
トヨタ 2000GT。もはや説明不要の凄いやつ。(語彙力)
オオタ PA4セダン
今回のイベントで一番ノスタルジックしていたのがこのオオタ自動車工業のPA4セダン。正直知識が無さ過ぎて凄いのか凄くないのかよくわからないやつ...。
オオタ PA4セダン
この手の車は今からピカピカにして乗るというよりかは、その箱自体を現存させていくことが目的になるんでしょうね。
日産 プリンス スカイライン 2000 GTB S54B-Ⅲ
日産 プリンス スカイライン 2000 GT-B。日産とプリンスが合併した後のS5型の最終型なので車名に日産とプリンスが両方ついています。一応モザイクかけましたがこの車両シングルナンバー付いてました。
奥から日産 スカイライン 2000 GT-R KPGC110
日産 スカイライン 2000 GT-R KPGC10
日産 プリンス スカイライン 2000 GTB S54B-Ⅲ
S54Bの横に置いてあったハコスカやケンメリも値札が付いていました。ちなみに両方本物のRです。きっと富豪が買うんでしょう。
日産 フェアレディ 280Z S130
やっぱり旧車イベントには必ずハコスカ、ケンメリ、S30がお約束で、今回もその3台が多かった反面S130はそこまでいなかったような...
トヨタ MR2 SW20
その後ろにあったSW20。インベタのさらにインのやつ。か、人によっては足シフトのやつ。←モモコルセのやつね。
攻めすぎwww
いすゞ ベレット GT typeR PR91W
いすゞ ベレット GT typeR。正式名称は前期型がGTR、後期型がGT typeRなんだそう (全部GTRだと思ってた...)。
いすゞ ジェミニ ZZ ハンドリング バイ ロータス JT190
いすゞ ジェミニ ZZ ハンドリング バイ ロータス JT191
2代目と3代目のジェミニ。ですが両車とも"ハンドリング バイ ロータス"という名前の通りロータスが足回りのセッティングを施したモデルです。こんなモデルあったんですね。
ロータス ヨーロッパ
ロータスつながりでいくと会場には数台エランがいた他、1台だけロータス ヨーロッパも。この写真撮った時はご覧の通り商談中の札が置いてありましたが、帰り際に見たら売約済みに変わってましたw
スズキ カルタス GT-i AA33S
スズキ カルタス。展示車は3ドアのGT-iです。
トヨタ スプリンタートレノ GT-APEX AE86
トヨタ スープラ JZA70 (ボディ)
トヨタブースはレストア済みのAE86とレストアベースのJZA70のボディを展示。トヨタもGRのヘリテージ部門の復刻パーツが盛り上がってますね。
現状対象車種は2000GT, スープラ (A70,A80), AE86, ランクル (40,60,70,80) との事ですが、今のトヨタの勢いだとセリカやMR2辺りも対象に入ってきそう。
GRガレージのレストアピットってトヨタ車以外も可能なんですね。
トヨタ チェイサー ツアラーV JZX100
100チェ。これもGRのレストア車両のデモカーかと思いきや、KINTOのレンタル車両らしいです。
去年はニスモも出展ブースを出していたんですが、こんな状況なので今年は...
日産 フェアレディZ 432 PS30
S30 Z 432。ハコスカRやケンメリRと同じS20エンジンを搭載したS30の上位グレード。展示車のスペックボードにはZ432としか書いてなかったのでカラーリング的にZ432ベースのZ432R仕様ってことで合ってます?...
まさか本物の432R?....なわけ....
ダットサン 240Z S30
ダットサン 240Z S30
ダットサン 240Z S30
同じく会場にいた左ハンドル仕様のS30 Z。これってベースは左ハンドルなので海外向けの240Zだと思うんですが432って海外向けにも設定されていたんですかね?....確か432Rの方は国内限定だったはずですが、普通の432は?...詳しくないのでわかりません.....
トヨタ スプリンタートレノ AE85改
(谷口信輝選手 所有車)
谷口信輝選手のAE85改AE86。AE92の4A-Gにスワップされてサイクルフェンダー化されています。
左からマツダ サバンナ RX-7 ターボ GT-X SA22C
マツダ コスモスポーツ L10B
元祖ロータリーのコスモスポーツとSA22C。左の7は368万のプライスタグが付いてましたがもう1台会場に同色、同グレードのSA22Cが置いてあり、そっちは価格応談のプレートが。
なんかスカイライン系が何千万とかいうのを見てるとかなりお買い得?...なのかな?...
トヨタ スプリンタートレノ AE86 (頭文字D 藤原拓海仕様 レプリカ)
トヨタ スプリンタートレノ AE86 (頭文字D 藤原拓海仕様 レプリカ)
仁Dレプリカの白ボン仕様と黒ボン仕様。
右から'70 ダットサン ブルーバード 1600 SSS #4 エドガーヘルマン (レプリカ)
'79 マツダ サバンナ RX-7 #157 中川一 (レプリカ)
1970年の第18回東アフリカサファリラリー 総合優勝車のダットサン ブルーバード 1600 SSSと1979年の世界ラリー選手権 (WRC) 第1戦 ラリー・オートモービル・モンテカルロにおいてクラス優勝を獲得したマツダ サバンナ RX-7。
両車共にレプリカでなんとレンタカーw
サイト調べたら他にもニュル耐リバリーのGVBとかも貸し出してますね。スゴイ。
ランチア デルタ HFインテグラーレ
ランチア デルタのグループAホモロゲモデル。
トヨタ セリカ GT-FOUR RC ST185
こっちはセリカのグループAホモロゲモデル。グループA規定の生産台数5000台のうち日本国内では1800台が販売されています。
個人的にやっぱりお目目が開く車が好きなので、セリカはこの形が1番好みです。
トヨタ MR2 AW11
トヨタ MR2 AW11
隼ヘッド4A-G搭載のAW11。
日産 フィガロ FK10
日産 フィガロ FK10
えっ、フィガロってターボなん?...
初めて知った...
というかこの辺のパイクカーってものすごいプレミアついてるんですね。
日産 フィガロ FK10
ゴヒャク...
もうやりたい放題で草
ホンダ NSX タイプS NA2
2001年式のNSX タイプS。マイナーチェンジ後のC32B搭載車なのでNA2です。この車両はホンダのNSXリフレッシュプランを通してフルレストアされている個体だとのこと。
日産 フェアレディZ 300ZX Z32
日産 フェアレディZ バージョンS コンバーチブル HZ32
Z32のベースグレードとコンバーチブル。なんでもカラーリングがレアらしく、コンバーチブルの方がマイナーチェンジ後に追加されたミッドナイトパープル (Z32にもこの色あったんだ)、もう1台が北米輸出仕様の初期モデルにしか設定されていないゴールドパール。ただしまとまった受注があれば国内でも当時メーカーの製造ラインにて特注でペイントしてもらえたみたいです。
ゴールドの方は右ハンドルベースですが、カラーリングに合わせてバンパーやヘッドライト、ミラーなどが北米仕様になっています。
パープルの方もパープルの方で28台しか製造されていない5型のコンバーチブルのうち、この展示個体はラインオフ3台前の車両だそうです (そのうち9台製造されたミッドナイトパープルのうちの1台)。
GARAGE SAURUS R32GT-R
STAR ROAD FIGHTER 30Z
VIDEO OPTIONでもお馴染みのデモカー勢。
手前から'69 トヨタ 7 #8 川合稔
'84 トヨタ セリカ ツインカムターボ #5 ビヨルンワルデガルド
富士モータースポーツミュージアムブースには1969年のワールドチャレンジカップ富士200マイルレース大会 日本Can Am 総合優勝車のトヨタ 7と1984年のWRC 第4戦 マールボロ・サファリ・ラリー 優勝車のトヨタ セリカ ツインカムターボがありました。
(富士モータースポーツミュージアムにて2024年3月28日撮影)
奥のセリカは昨年3月に富士モータースポーツミュージアムにて見た際にはレストア中とのことでしたが見た感じ外装に大きな変化はなかったのでまだ手は付けてない感じですかね。
1048Style 190E EVO3
GReddy SOARER TWIN TURBO
ACTIVE FULL R32 フルカーボンR
手前からTEAM 86 MYハチ Forging R号 #8
CBY☆RS Watanabe おだっち号 #55 小田博朗
RS watanabe &CBY昭和の少年たち
手前から郷田鈑金ロータリーキャロルwithRE雨宮
郷田鈑金ロータリーシャンテ with RE雨宮 & team絆
Garage-IロータリーロードスターNA22C
Garage-IロータリーロードスターNA22C
この辺はオートサロン組。マツダスピードのセミバケ欲しい。
日産 スカイライン GTS-R HR31
ダットサン フェアレディ 2000 SR311
スズキ アルトワークス RS/Z
そして17:00閉場10分前に離脱
今回見た感じ正直国産車系、特に90年代以前の車が好きな人はオートサロンよりも見応えがあると思います。ちょっとこれは来年行く候補のかなり上位カモ
今までなんでスルーかましてたんだ....
戦利品
おまけで冒頭の物販ブースで散財した結果...
正直これ以外にも1/43やMZ Racingブースに定価で売っていたTLVNの787Bアンフィニ仕様などなど欲しいものがまだまだありましたがさすがに...
すっごい長々書いてしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます<(_ _)>