仮設住宅に向かう途中のお嬢との合流地点の駅には早めに着いた。
駅周辺には駐車できず、観光地だから有料駐車場も満車・・・。
しゃぁ~ない、その辺を流して待つか!と観光地の道をそれた途端、
あるじゃない!無料町営駐車場が。しかも空いてる、やり~ぃ!
お嬢から、新幹線から在来線への乗り継ぎで遅れ、予定より1本遅れるとのこと、
田舎の1本は間隔が・・・、また更に30分程待つはめに・・・、
無料駐車場でよかった。トイレも綺麗だったし・・・。
お嬢と合流後、すぐ仮設には向かわず、先ずは途中の実家跡に寄ることに、
お嬢たちにも変わり果てた街並み、実家跡をしっかり見ておいて欲しかったし・・・。
二人の現実をしっかりと知っていて欲しくて・・・。
途中までは被害が比較的少ない地域を通って行くんで、雑談に夢中だったけど、
うちの町に入った途端景色が一変して、言葉少なになる。
田んぼは海と境がなくなってるし、街並みは・・・・・ない。
やっぱりここまで酷いとは思ってなかったらしい、
実家跡も無い無いとは知っていても実際無くなった跡を見ると・・・。
お嬢は玄関のタイルが若干残ってたのを見つけて、
ここが玄関だぁ~、でもあとは土台とガレキだけで何処が何処なんだか・・・って。
そして今回、家のすぐ近くに船がきてるし・・・。
ずっと遠くの堤防が決壊して、家の辺りも海のようになってしまったのはわかってたけど、
実際、目の前の船にはびっくり!!
少しずつ変わってきてることを実感。
街中のガレキもずいぶん無くなっていて、
コンクリート土台がむき出しになってたり、
雑草が生い茂ってたりで、広々としてしまってた。
墓地もボランティアのみなさんのおかげで、
真ん中にあった通路が現れてて、奥のほうまで行くことが出来たけど、
まだまだ、墓石が散乱してる所が多くて、
残念ながら家のお墓を確認することは出来なかった。
今回お嬢たちが来ることは二人には内緒にしてた(仕事上ドタキャンの可能性も有ったので)ので、
仮設にお嬢も連れて行ったらびっくりしてたけど、
とても喜んでくれてやっぱ良かった。
お嬢、二人にネーム入りの巾着を作ってきてくれた。
さすがにネームは職人さんに頼んだらしいが、漢字でしっかりした字体で、すごく立派。喜んでもらえた。
団欒もそこそこで、積んでいった野菜(ジャガイモ2種・にんじん・玉ねぎ・かぼちゃ)を持って、早速従姉1号宅へ。
従姉1号は身を寄せてた息子宅を出て、
従姉2号宅の近くに借り上げ仮設住宅扱いで小さな一軒家を借りて伯母と二人で入居してた。
この間は会えなかった大好きな伯母にも会える。
お嬢は明日からまたお仕事なんで、日帰り。
みんなで従姉1号宅に行きながら、お嬢を新幹線の駅まで送っていくことに。
小雨の中、いざ従姉1号宅。
休日なので従姉2号家も居てにぎやかに再会を喜んだ。
伯母も元気で安心した。
こちらの団欒もそこそこ、お嬢を新幹線駅まで送っていかなきゃ・・・の時間。
二人は1号宅で待っててもらい、私たちだけで送っていくことに。
駅に向かう途中、昔に住んでた町を通ったけど、まるで浦島太郎。
ショッピングセンターや、マンションが立ち並んでて、
面影はまったく無くなってしまったほど変わってたのに、
昔住んでたマンションがそのままあって、
びっくりしたと同時にちょっと嬉しかった・・・。
駅前周辺もずいぶん立派になっちゃって!
実家に帰ることはあっても、この辺りにくることは無かったもんなぁ~。
と、しみじみ・・・。
お嬢を駅近くで降ろし、私たちはまたまた1号宅へ。
伯母に「また来るから、元気でいてね・・・。」と伝え、一路仮設住宅へ。
9/19・・・3,263歩