大容量燃料ポンプの落し穴 | GT-studioのブログ

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車メインで考えてましたが何かいろいろ違う事も書いてしまいそう(笑)

実は真面目です!

違うか(笑)

こんちは、
年末年始も終え自分も含め日本中…いや世界中の勤め人はガッカリみたいな(笑)

ちと今日は、当たり前のようで意外と知らない人が多い?
と言いますか、、常識のようであまり常識化してないような話。。

何故なら意外とネット上に見受けられるのでw

はい!大容量燃料ポンプっす。
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え!?

変えちゃダメなの!?w

と思われた方安心して下さい(笑)

殆どの人は車のキャパシティアップ目的で純正ポンプじゃ容量が足りなくなり必要に迫られて交換した訳ですから^ ^

ただ…

交換後ECUセッティングしましたか?
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もちろんしたさ! って方はこの先読まなくても心配ありません(笑)

もちろん!!   荻野目~( ̄▽ ̄)

旧ネタすみません。。

もちろんそうよ~(板尾の嫁)


あの…古いんで知らない人気にしないで下さい^_^;

さて、話し戻りまして、、^_^;

え…オレしてないけど…(・・;)

って方はちょっと注意。

そして同じ事ですが純正の燃料ポンプが故障や寿命でついでに大容量燃料ポンプに交換しただけの方も注意です。

まま、ゆっくりビビらずこの先読んでいただければ大丈夫です^ ^

そもそも自動車エンジンの燃料噴射制御ってのを多少理解してるとすぐピンと来ますが普通はそんなの知らなくて当たり前なので落し穴がある訳です。

超簡単に言いやすと、元々燃料ポンプから圧送され圧力が掛けられてるガソリンがインジェクターまで押し寄せてあり、インジェクターは一瞬開く時間の長さで燃料噴射量を制御してまつ。

例えて言うなら水道の蛇口にホースを繋ぎ、水道をひねり、ホースの先端を水が出ないよう指で潰し、出したい量だけ一瞬潰す力を抜き水を出す感じです。

我ながら非常に分かりやすい(笑)

ココから車に話し戻しますが、大容量燃料ポンプは純正よりは圧送量が多いので基本的に燃料圧力が高くなります。

と言う事はですね、、

先ほどの水道の蛇口を更にひねり、水の圧送量を増やして同じように指の力を抜き全く同じ時間一瞬水を出そうとしても…

先程よりも多くホースから水が噴出する訳です。

車はガソリンを噴出する時間をエンジン制御コンピュータにプログラムされた時間だけ開くので

よって大容量燃料ポンプに交換してもコンピュータがノーマルデータであればガソリン噴射量が元より多くなると言う事です。

なので、先程大容量燃料ポンプに交換後ECUセッティングしましたか?と聞いたのは燃料噴射量を調整しました?

と言う事です。

純正の燃料ポンプだって壊れる事や寿命があるためいづれ交換が必要ですが、よくネットやリアルな話しでも純正ポンプを交換ついでに大容量燃料ポンプに交換して終わりと言う方も居なくないです。

ただ、一つそれでも安心なのは最近の純正ECUは頭が良いので空燃比の違いを察知し学習機能とO2フィードバックにより目標空燃比になるようある程度カバーしてくれちゃったりします。

しかしながら学習機能やO2フィードバックで補正できる範囲にもやはり限界があり、高回転、高ブーストなどの高負荷領域はもちろんのこと中負荷領域あたりからは空燃比を監視するセンサーが壊れた場合エンジンを壊すリスクを避けるためにその領域ではフィードバックはカットされてるのが普通ですので…

結局は街乗り領域から中、高負荷領域の全域においてあまり好ましい状況ではないと言う事です。

なんせ、そもそも基準の燃圧が変わっていますのでw

ガソリンは多過ぎても上の回転域ではエンジンが重いフィーリングとなりパワーも出ないだけでなく燃費も極悪に悪くなると言う状態になります。

結論から言いますとノーマル車には純正の燃料ポンプが正解で、大容量燃料ポンプに交換しても無意味どころか百害あって一利無し…となる場合もある事を(笑)

余談の内緒話ですが、スバルなどのメーカーから存在するラリー競技用のECU(言っちゃったw)の注意事項にもちゃんとメーカー純正の燃料ポンプ&インジェクターの条件厳守!と記載があったりします^ ^

長くなりましたね^_^;

これを話したら大容量インジェクターの話もしなきゃならないじゃないか…

失敗したw