愛知県新城市で行われた、新城モブというイベントに行ってきました!



お題目


https://mobility-shinshiro.com/#howTo


一応こういうお題目だけど、他にも意図があるんじゃなかろうか。


自分が思い浮かべたのは、自動車の新城ラリーの終了。


20年掛けて盛り上げてきた一大イベントを突如失うことになった新城市が、

新たに街を上げて行えるイベントを模索中って感じじゃないのかなという印象がある。


にしても、あの新城ラリーの終わり方は全然よくないからよなあ。


2023年の大会が終わったあとに終了がリリースされて、あれが最後でしたって終わり方だったし……


もっと幅を広げるために蒲郡へ、というのも分かるんだが、結局新城は新しいラリーの枠に入ってなくて、単に見捨てて手を切った感があるんよねえ。


なんてことを考えながら、さて、このイベントはどうなるんだろう……と思いつつ会場へ。


ちなみにこの大会のことはネットでたまたま見かけて知って、新城なら別に遠州から遠くもないので気軽に行けるな、と思ったことが行ってみたきっかけです。



駐車場から会場まで


メイン会場は先日のサイクリングの休憩で立ち寄った桜淵公園。


基本的にはパークアンドライドが推奨されてて、公園自体に駐車場は用意されないので、近隣の駐車場から向かう必要があります。

自分は↑のサイトで推奨されてた千郷小学校まで車で行って、そこからロードバイクで桜淵公園へ行きました。


大体3kmぐらい。

チャリならすぐ。


地図の画像は全て©OpenStreetMapから



会場









メイン会場はこんな感じ。


写真は撮り忘れましたが、他にキッチンカーと子供向けの結構しっかりしたアスレチック、あとはMTBとBMXの試乗フィールドが用意されていました。


よくよく考えたら子供が遊んでるところをおっさんが写真撮ってたらアウトでしかないので、撮ってなくて正解ですね。



しかし会場、イメージしてたより広い。


表彰台の前ではBMXのパフォーマンスも行われました。


華麗な技の数々と、横たわった人の上をバニーホップで越えてくパフォーマンスもあって会場が湧いていました。



一大イベント





表の道路は封鎖されて、Jプロツアーの新城ロードレースを開催。


これが一番の目玉。


全日本チャンピオンの小林海選手もいましたし、トップクラスの選手たちが参加していました。


なかなかチャレンジングそうな周回コースで、遅れた選手がタイミングで足切りにあう形式だったため、サバイバルレースの様相を呈していました。


集団が近くにいない時は大型スクリーンで展開を見守る形でしたが、代わる代わるアタックが続いて、飽きない展開でした。




宇都宮ブリッツェン、沢田時選手がスプリントで差し切って優勝!


生で見ると勢いが違いますね。


選手たちが駆け抜けていく時に遅れてやってくる風が印象的。




あと、先導車?ということで、レクサスLFA ニュルパッケージが走行。


これまた貴重な車をよく用意したものです。


なんか愛知を感じるぞ。


数周にわたり、選手たちより少し前のタイミングで駆け抜けていきました。


立ち位置はよくわからんかったけど、天使の咆哮を存分に聞けたのは嬉しい。


相変わらず雑味のない、美しいサウンドでした。



嬉しかった話







自分は、大阪のラバッジョさんの出張洗車サービスのお世話に!

大阪と東京に住んでた時にそれぞれお世話になりました。

ドロドロのチャリがピカピカになる、ホントにいいサービス。

スプロケ周りがキラキラになるのが本当に嬉しいんだよねえ。

なんとラバッジョさん、大阪でお店に伺った時のこと覚えてくれてた。

凄いね!

そういうとこでも感動を与えるサービス、尊敬しかない。



やらかした話


実はラバッジョさんの約束の時間の直前、ロードバイクのロックの鍵を車に忘れてることに気づく。


でも駐車場まで3km……


詰んだ!と思ってたところに救世主が。



電動のレンタサイクル!


シェアサイクルって使ったことなかったしいい体験になった(笑)


しかし便利だなこれ。


観光地で移動と乗り捨て出来るなら、チャリの方が全然フットワーク軽いし。


観光の予定立てる時にこういうサービスの有無を調べるのもいいかも、と、アクシデントだったけど良い学びにもなりました。


様々なモビリティの体験を、という運営の考えに感謝。



いいなと思った点


見ていて印象的だったのは、親子連れが結構多かったこと。


子供向けのアスレチックにMTBとかの体験ブースも有ったからか、子供たちがワイワイ遊んでいました。


展示されてた陸上自衛隊の車とウラカンGT3も乗れた様子だったので、親子で楽しそうにしているのを何度も見かけました。


この手のイベントって大体大人の男だらけになりがちなので、ファミリー層がいるのはそれだけでも大きいのでは?と思います、将来性的な意味で。


ロードレースも周回レースなので、通過するときのただ一回限りの一瞬のために待ち構えなくてもいいし、

気楽に何回も選手を観る機会があるってのは観戦のハードルを下げるのかもなと感じました。



頑張ってほしい点


①:日陰が少なかった……


公園の木の下に逃げてる家族も多かったです。


テントとかもう少し用意して欲しかったですね。



②:イベントに対する車の比率と扱い


動いてたのはLFAだけだったので、何かしらのデモランあたりもセットで行えるといい気がする。


それか競技車両置くならタイヤ交換あたりとか?


せっかくヨコハマタイヤさんの工場があるわけだし、なんとかなりませんかね……YHさん?


まあそもそもYHのお膝元だからJLOCのウラカンが来たのかもしれないけど。



あと、展示の中だとランボルギーニとフェラーリはちょっと浮いてる感じがあった。


高い車なので迂闊に近寄れないのはもちろんなんだけど、ウラカンGT3とドリ車たちは柵なしで近くて見れちゃうので(競技車両だからこそ外装気を使わなくてもなんとかできるからいいのかもしれん)、そっちと比べるとなんか距離の遠い置物感ありました。


せっかくスーパーカーがゾロゾロ集まってたのになんかもったいない!



③:サテライト会場へのアクセス


今回富岡ふるさと会館という、メイン会場から5kmほど離れたところにサテライト会場が設置されていました。


サブ会場だからメインと行き来がなくてもいいのかなあ。


レンタサイクルもあるわけだし、行ってみることを推奨するのも手かも?


ただ、行くまでの道はロードレースのコースとして封鎖されているのでルートづくりが難しいのかもしれんけど。



全体的に見て


初開催故にまだまだこれからだなってポイントもありはするけど、帰ってきての感想としては楽しかったな、と。


ただの観客じゃなくて、遊んだりもできて美味しいもの食べて、ってできるのがいいよね。


それって地元のサッカースタジアムがまさにそうだけど、来ることそのものが楽しいという、イベントの基本がしっかりあったなと思う。



ラリーと比べた時にはどうか。


自分はモータースポーツ好きだからいいけど、基本的には自分がやるにはハードルが高いイメージだし、うるさいって文句はどうしても言われるし。


それと比べると、体験できる自転車もありつつ目の前でプロの姿も観られて、っていう今回のイベントのほうが、地域に密着しつつ裾野を広げるのには向いてる気がする。



まあ市民が参加できるレースが無いから、その点で言えば間の橋渡しに問題があるのかもしれんけど。


あとは土地柄車関係を疎かにしてはいけないとも思うので、そのあたりのバランスというか兼ね合いというか。


でも、それらもうまく取り込められたらまだまだ発展の余地がありそうだよね。


国内最大規模のラリーを失ったのはキツいけど、逆にこれまでの課題もリセットしつついいものを作る、いい機会にもしていけそう。


うまく続いていったら面白そうです。


来年があるならまた行きたい。