TREKからこんなメールが

 

 

どうやらÉmondaを買って今日で1年のようだ

 

早かったような、長かったような……

 

せっかくなのでこの1年を振り返りながら、

Émondaについてレビューしていきます

 

※なお、自宅には重量計がなく細かいパーツの重量を測って話せないので、

 この記事での重い軽いはフィーリングの話がメインになります

 細かい重量の話は他にも書いてる人がいるので、

 正直そちらを参考にしてもらったほうがいいとは思います

 

内容まとめ

  • Émondaはオールラウンダー
  • シートマストキャップに若干手を焼く
  • フィッティングでようやく手なずける
  • 気になる「重さ」
長くなりますが、よろしければお付き合いください

 

 

基本的な情報

 

モデル名:TREK Émonda SL 5 2023モデル

フレームサイズ:56

カラー:Hex Blue/Deep Dark Blue

価格:¥398,200(税込)

コンポーネント:機械式 Shimano 105 リヤ11速

ブレーキ:油圧ディスク

フレーム素材:OCLV 500 カーボンフレーム

重量:ペダル無しの完成車重量8.87km(公式サイトから)

その他特徴:

ホイールはアルミ

タイヤサイズは700×28C

ペダルは友達からもらったPD-ES600(SPDペダル)がついてます

 

 

買った経緯

去年から自転車のライドイベント・レースに参加するようになりましたが、

まあ走り負けることが多くて

エンジンとしての自分の強度不足は言うまでもないですが、

「これ、道具の差もなかなかありそうだよな」という印象も受けていました

元々いつかはカーボンロードもとは思っていましたが、

これをきっかけに自分の中で購入意欲が一段と高まります

 

そんな中ネットで見かけたのが、TREK Fesというセール

その対象の中にÉmondaがありました

 

選んだ理由は率直に言って見た目です(笑)

カラーリングが自分の好みの紺色系統だったことは大きい

 

他にも、キャラとしてはオールラウンダーであったこと

ロングライドで登りもいける自転車が良かったので、

特性としては求めるラインに合ってると感じました

過去のÉmondaよりもエアロ色が強まったのも良かったですね

自動車レースも好きな自分としては、やはりエアロ的なこだわりは興味をそそります

 

これらが合わさり、購入を決めました

 

 

乗り始めのフィーリング

どっちかっていうとカーボンロードの特徴だと思いますが、

踏むと自分のイメージよりも自転車が進んでいく感覚があります

また、それまで乗っていたアルミロードと比べて乗り心地が良いのも印象的でした

細かい跳ねを全て拾うアルミロードよりも、(おそらくはOCLV500カーボンの恩恵で)角が丸い、あたりが優しい印象がありました

 

 

思わぬトラブル

そんな形で初めてのカーボンロードを楽しんでいましたが、

乗って半年ほどの頃、走行距離が50kmを超えると膝が痛むようになりました

原因としては[サドルが高すぎる]というもの

ペダルが遠すぎて膝が引っ張られていたことが原因でした

 

Émondaはシートマストという仕組みで、

フレームにシートポストを差し込むのではなく、

飛び出たフレームに対してシートマストキャップを被せる、という独特の形状をしています

 

このシートマストキャップの設定が問題で、

フレームサイズ54までは長さ128mmの部品がついていますが、

56からは172mmと急に大きいサイズに変わります

また構造上、マストキャップが下まで下がりきらないのもあって、

調整の障害にはなりやすい気もします

 

自分の場合は限界まで下げて、気持ち遠いかな?ぐらいで乗っていましたが、どうやら負担になっていたようです

 

 

てなわけでシートマストキャップをショートの方に変えました

部品としてもなかなか重かったのでついでにカーボン製にしてます

 

シートマストキャップについてはこのあたりの記事に、違いがまとめられてます

https://ysroad.co.jp/shimbashi/2023/01/15/7959

 

 
 

フィッティング!

膝を痛めてシートマストを変えてからも、どうもポジションが決まらんなあ……と悩んでおり、浜松のバイシクルわたなべさんでフィッティングを受けることにしました

 

フィッティングの結果、ハンドル位置を下げたのと、

ステム:100mm→120mm

ハンドル幅:420mm→380mm

に変更しました

 

同じチャリとは思えないほど変わりますね

今までの無理やり乗っかってる感覚から、ようやく手懐けられたような印象に変わりました

 

 

Émonda SL5とSL6の違い

さて、あれこれパーツを変えたわけですが

SL5の上にはSL6というモデルがあり、

シートマストキャップはカーボンのものが最初から装着されてます

他にも違いが割とあって、

 

タイヤ

SL5 Bontrager R1

SL6 Bontrager R2

ホイール

SL5 Paradigm SL 21mm

SL6 Paradigm Disc 20mm

コンポ

SL5 105 

SL6 Ultegra

サドル

SL5 Bontrager Verse

SL6 Bontrager Aeolus

ステム

SL5 Bontrager Elite

SL6 Bontrager Pro

ハンドルバー

SL5 Bontrager comp

SL6 Bontrager elite

 

コンポは明確ですが、他にも細かい部品が違います

ステムは軽いモデルだと聞いてますね

 

TREKの特徴として(いいところだと思っていますが)、フレームのデザインが上位と下位で変わらないところがあります

逆に言えばこういうポイントが違うことで上位と下位の差別化をしてるわけですね

 

ただ、そういう違いを取っ払ってでも見た目で一択でしたけどね……

 

 

実はあんまり軽くない

これは他の持ち主の皆さんもちょくちょく言ってることなんですけど、

カーボンロードとしてはわりと重い部類の物チャリに入ります

 

上記のような、細かい部品のグレードの違いから来ているのだろうとは思いますが、

個人的に気になるのは、ホイールの重さ

 

車載の時にバラしてホイールを持つと、結構重いなという印象です

ブレーキディスクが付いてるからと言うのもあるかもしれませんが、

元々持ってるSPEEDSTERの方がホイールは軽い、という体感です

(もちろん、タイヤサイズも違いますけどね……)

 

登りでの推進力というところでちょっと苦しい、

というかもうちょっと頑張れそうだけどなんか足を引っ張られてる、

というイメージがあります

 

 

最近の悩み

最近の悩みはブレーキディスクの歪み、異音です

フロントがちょっとだけ歪んで、カラカラ異音がしてました

これは先日自転車屋さんに直してもらいましたが、

今度はリヤからフィーーーーン……と変な音がするんですよね……

なんか手間がかかるなあと、少し面倒に思っています

 

また、10%を超える下りの林道でスピードを抑えたくて長くブレーキをかける場面で、

ゴリゴリ音がするのも怖い……

何なんでしょうね、アルミのホイール相手ならリムブレーキのほうが色々と気楽に思えてしまう

 

ただ、ストッピングパワーとレバーの軽さはディスクの強みではある、というのも理解してるのでジレンマですねえ……

 

 

とはいえ

まあ色々ネガな部分も書きましたが、

基本的にはÉmondaには満足です

 

昔の、極端に細いÉmondaのような尖った部分は失っているかもしれないけど

一方で全方位にそつはなく、1台であれもこれも出来てほしい自分からしたら不満はないですね

 

また言及してませんでしたが、

エアロの恩恵も感じています

空っ風が吹き荒れる遠州の最中でも、向かい風に抗っていけるところと、

下りもスピードが伸びるんですよね

他の人と同じタイミングで坂を下っていても、

自転車が勝手に加速して抜いていけるような感じです

つまりは空力の効率がいい、と理解しています

 

TREKのラインナップの中で考えると、

キャラクターとしてはMadoneとDomaneの中間で、

このあたりがいいバランスなのではないでしょうか、

というのがこの1年での自分の感想です

 

 

 

……ところがどうも、

世界は私が思うのとは違う方向に進んでいるようだ……

https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/treks-biggest-launch/

 


Émondaの命運やいかに。