S様 Seagull S6 フレット&ナット交換 | ギター工房による、修理・調整ノート

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【Seagull S6】

フレット交換とナット交換を施工させていただきました。

ワイルドな木目が目を引くモデルですね〜

まだまだ使用感の少ないフレットですが、サイズ・素材ともに変更するための交換依頼でした。

ハンダごてを当て、温めながら抜いていきます。

熱を利用して木を膨張させ、指板割れを防ぐことが狙いです。

溝の脇に接着剤を塗布し、すり板で指板調整。

指板割れを防ぐための接着剤ですね。

 

とにかく無駄な割れを防ぐために色々やってます(笑)

 

 

スケールを置いて、ネックの状態を確認しながら調整を進めます。

ポジションマーク周りだけ指板が少し痩せているため削れていませんが、全体でストレートが取れているのでここで指板調整はストップです。

 

必要以上に削るなんて木が勿体無い(笑)

 

少し端折ってしまいましたが、新しいフレットにアールを付け打ち込みました。

 

今回使用したフレットはフリーダムのステンレス!

しかもジャンボサイズ!

 

リペアマン泣かせの素材とサイズです(T . T)

アール付けるのもカットするのも、この後の擦り合わせも、時間と根気を要します。。

 

 

 

すり合わせ前に、サイドの余分な部分をヤスリで整えます。

ここで使う鉄鋼ヤスリは、切削力の高さで人気のマジカットを使います。

 

まぁ、それでも削るのは大変なんですが・・・

 

 

根気よく集中しながら削った結果。

綺麗に仕上がりましたが、最終成形はまた後ほど!

フレット上部にマーキングをして擦り合わせの準備。

弦のテンションをかけた状態で擦り合わせていきます。

そうすることで、削る無駄が少なくでき、実際の演奏時に音詰まりすることを限りなく減らせるのです。

フレットサイドの仕上げ。

 

右がヤスリで整えただけの状態。

このくらいの仕上がりで店頭に並んでいるギターも多いですね。

 

真ん中がトップ部分だけを丸めた状態。

 

左が両端も削り、丸めた状態。

ここまですることで、演奏時のストレスが軽減し、演奏性が向上します。

 

 

と、ここまで書いてきましたが、

それ以降はまさかの写真撮り忘れ!!!!!

 

この後、フレットを磨いてナット交換もするのですが・・・

 

以上、フレット交換でしたm(_ _)m

 

 

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