きまぐれの国道1号徒歩の旅 -6ページ目

国道1号上りは、長かった土山町南土山地区を抜け

いよいよ険しい山間部エリアへと入っていきます。

 

 

この先の分岐からアクセスできる

「大宮神社」「長松(ちょうしょう)寺」

「ダイヤモンド滋賀」「黒滝遊漁場」

といった施設が案内されます。

 

 

 

これより始まるのは、土山町猪鼻地区です。

 

 

地名に猪(いのしし)が入っていますが、

猪が出没するのでしょうか。

 

徒歩で無防備なので少し不安ですが…

 

 

 

左カーブが続く中、右手

下り側には何か白い看板が見えてきました。

 

 

「金比羅(こんぴら)神社」です。

 

 

 

京都に総本宮をもつ八坂神社と同様、

金比羅神社もまた全国各地に多数存在しており

(約600社とのこと)、香川県仲多度郡琴平町の

「金刀比羅宮(ことひらぐう)」を総本宮としています。

 

 

「こんぴらさん」の愛称で知られており、

「金刀比羅」「琴平」「事比羅」「金比羅」と神社によって

名称が多少異なるようです。

 

 

 

さて、上りではここで左に小道が分岐します。

 

 

旧東海道は国道1号とここでわかれ、

左の道を降下しながら大きくそれていき、

その先の集落地帯を通過するルートをたどります。

 

以前はこの東海道だけだったところを、山を切り開いて

国道1号を新たに通した結果このようになったのでしょう。

 

 

 

それを示すかのように、分岐始めにはこのような石碑が。

 

 

この付近は「猪鼻村」と呼ばれていたようで、

現在の街区にも猪鼻の名が残っています。

 

 

 

そして、国道1号は片側2車線+両側歩道のまま、直進します。

 

 

こちらでは左カーブが終了し、一山を越えても

そこから急降下とまではいかず、見通しの良い直線で

緩やかな下り坂が始まります。

 

 

 

437.4km地点を通過します。

 

 

ところどころ中央分離帯は開きますが、基本

上り線と下り線は分離した状態が続きます。

 

 

 

土山町猪鼻に入る頃に予告された通り、

遠くに次の信号が見えてきました。

 

下り坂で速度が出やすいこともあってか、

道路標示には「速度落せ」の文字も。

 

 

まもなく左に分岐する県道507号からは、

国道477号を経由して行くことが可能な

「湯の山温泉」が案内されています。

 

 

 

同じ地点、下り側では

距離および方面の案内がされています。

 

 

大津からは、これで51km。

 

国道1号は地図上では京都府より西方中央部から

滋賀県内に入っておりますが、

それでも南方へ縦断で抜けていくと

50km以上の距離があることが分かります。

 

旧水口町の中心エリアに相当する

「甲賀市街」からもこれで16km。

甲賀市自体の広さも相当なものであることが分かります。

 

 

 

つづく