【国道1号線徒歩の旅】Part621:土山町山中(新名神高速下)<復路10日目終了> | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号上りは、土山町山中の北部を通る

新名神高速道路の高架下にまもなく差し掛かるところです。

 


立派な橋ですね。

 

それを支える太い橋脚は、下り歩道側に2本立てられています。

 

 

 

高架下付近に来たところで、いくつかの石像が見られました。

 

 

馬と人を模した石像が置かれていますね。

 

 

 

こちらの石碑には、「鈴鹿馬子唄之碑」と刻まれています。

 

 

「東の箱根、西の鈴鹿」と言われるほど

鈴鹿峠は東海道でも屈指の峠越えの難所とされています。

 

そして、馬を引きながらここ鈴鹿峠を越える馬追いたちの間で

自然と歌われるようになったのが「鈴鹿馬子唄」です。

 

鈴鹿馬子唄は、主にこの先にある

関宿や坂下宿について唄われているようです。


 

 

その先には、何やら風情ある屋根付きの休憩所が。

 

 

隣には、小さな石碑も置かれていますね。

 

 

 

横に置かれた立て札には、この石碑が、ここから先に続く

「轢野観音道(大原道)」の道標である旨が記されています。

 

 

読むと「第二名神高速道路土山橋」の名称があり、

まもなく差し掛かる新名神の高架橋には「土山橋」の名が

ついていることが分かりました。

 

 

 

国道1号に視点を戻すと、ここで「動物注意」の標識が。

 

 

山間部ではよく見かける標識ですが、

国道1号でも見られるのは意外でした。

 

大阪を通っていた頃からはとても考えられなかったことですね。

 

 

 

さて、東海道は、新名神の高架下直前で

左に分岐した細い道の方に再びそれていきます。

 

 

かなり蛇行した道ですが、

この付近は近年になって整備されたのか、新しさを感じます。

 

 

 

奥には、「歴史の道 東海道」の看板も見られますね。

 

 

東海道とは、ここでまたしばしのお別れです。

 

 

 

国道1号は分岐した東海道と共に、土山橋の高架下を通過します。

 

時刻は、まもなく17時を迎えようとしていました。

 

 

鈴鹿峠を目前に控えたところで、復路10日目の旅は

帰りの最終便の関係で、この先にある

甲賀市コミュニティバス「山中」バス停にて中断することになりました。

 

次回11日目の旅では、鈴鹿峠を越えて

ついにこの旅4つ目の通過府県となる

三重県へと入っていくことになります。

 

 

 

▽ 国道1号線徒歩の旅・復路10日目終了

 

 

[進んだ区間]

市場バス停前(443.9km/滋賀県甲賀市)

~ 土山橋高架下(436.5km/同市)

 

[通過した自治体]

≪滋賀県≫<甲賀市>(土山町)

[歩いた距離]

7.8km(進捗区間外を含めると15.9km)

[かかった時間]

5時間35分

市場バス停11:20発 → 白川橋13:00 → 土山市民センター14:20

→ 田村神社15:30着 → 山中バス停16:55着

 

今回は、湖南市内で十分な撮影をすることができなかった

旧道区間の追加撮影を行った後で前回の続きとなった関係で、

進捗としては少し短めにとどまりました。

 

次回からは三重県に入っていくことになりますが、

鈴鹿峠を越えるまでは鉄道駅やお店のない区間が続くので、

次回はかなりの苦戦を強いられることになりそうです。

 

 

 

 

さて、まことに申し訳ないのですが、個人的な都合により

令和に入ってからは歩き旅の再開ができておりません。

 

いつか再開しようと思っていますが、その際は

この続きの模様をまた綴っていきたいと思います。

 

田村神社以降の内容については、バスの便の関係で

次回復路11日目の歩きと一部重複する可能性があるため、

撮影次第では写真をはじめ一部内容を追加または差し替えする

場合がありますが、あらかじめご了承いただければと思います。

 

 

 

つづく