国道1号五条通上りが続いて通るのは、
五条西洞院(ごじょうにしのとういん)交差点です。
ここで交差するのは、西洞院通(にしのとういんどおり)です。
西洞院通は、平安京の「西洞院大路」に当たります。
「洞院」とは、上皇あるいは法皇の居所を意味します。
通りの西側には西洞院川と呼ばれる川が流れていたらしいですが、
現在は覆われて暗渠状態になっているようです。
当初は幅が24mもあったそうですが、沿道の建物の建て替えにより
通りが狭くなっていったとのこと。
ただ、昭和中期まではこの通りを
日本最初の一般営業用電気鉄道である京都市電が
通っていたこともあり、その営業区間であったこの付近では
一方通行路ではなく、2車線のようです。
それでも、大型車が通るには狭いということで
日中は大型車は直進のみ可とする通行規制がされています。
太陽の昇る東方向へ進んでいるため、逆光になって
交差点名などの標識が少し見づらいかな。
ということで、下り側も撮りました。
内容は同じようですね。
五条西洞院交差点を渡ると、平屋町の区間が終了して
次の西錺屋町に入っていきます。
同交差点の直後には、京都市営バス・京阪バスの
「五条西洞院」バス停が並びます。
なお、このあたりで
南の下り側では小柳町から毘沙門町に入っています。
京阪バス「五条西洞院」時刻表。
ここからは、山科区にある大宅方面へのバスが運行されています。
一方こちらは、京都市営バス「五条西洞院」時刻表。
四条烏丸・京都駅方面へのバスが運行中のようです。
復路5日目の歩き旅は昨年2017年の5月に実施されたものですが、
今年に入って追加撮影で再び同じ場所を訪ねたところ、
なんと新たに「京阪京都交通」のバス停が新設されていました。
こちらには京都駅方面へのバスが設定されており、
会社名が似ていますが、既存の京阪バスとは違う会社のようです。
つづく







