初、見舞い | 10年が過ぎて

10年が過ぎて

脳が面倒なコトになって10年。
捥ぎ取られた左側の手脚にまだ変化はありません。
なんとか元の職場の倉庫番に復帰したのですが、
仕事をする上で必要となる記憶に問題が発覚。
凹みながらの毎日を送っています。
何気ない出来事をここに綴ります。

術後の細君から意味の無いメールが頻繁に届くようになったので

社長殿にお願いをして細君のお見舞いをしてきました。

出産以外で細君が入院する病院に行くのは今回が初。

身内とは言え、見舞いは少々気疲れします。

する気持ちとされる気持ちでは随分違うものです。

もしもこの先、見舞いという行為に慣れるとするなら、

ただヒタスラ齢を重ねてゆくというコトなのでしょうか。

 

 

ところでこの病院は私が中学生の頃に

部活の治療で何度もお世話になっていたお医者さん。

少し前までは小さな建物だったはずでしたが、

部屋から眺める景色がご機嫌です。

今では見上げる9階建てのビルになっておりました。

 

手前の茶色い建物が旧習志野庁舎。遠くに霞むのが幕張新都心。

高層ホテル群、メッセやマリンスタジアムが見えます。

 

北側は確か東京方面。

 

手術から1週間が環境にも順応する頃。

あとの数週間は地獄のリハビリ生活ですから

ちょうど今が気合い入れのタイミング。

しかし、内視鏡手術って回復が早いから驚きます。

 

うああああ…、元々太かった脚がぁぁぁ…

いきなり倍近くなっているぅぅぅ!ちゃんと元に戻るのだろうか。

 

早くも車椅子に慣れた様子ですが、

暫くの間は不便でも

僅か半年後には杖無しで歩けるのですから

リハビリをする意味がハッキリしているだけ救いです。

辛いのは今だけって羨ましい。

 

細君から、

『どうせだったらリハビリも付き合え』との言葉を頂戴しましたが、

日々リハビリを体験している上に

もしもココで人様(細君)の苦痛にゆがむ顔を見てしまうと、

朝方、夢に見そうなので丁重にお断りしてソソクサと退散。。。ガーン

虎馬、虎馬、虎馬、トラ馬 であります。

 

考えてもみれば

お互い同じ左脚ですから、

細君の退院後はご近所様の目が恐い。

二人が杖で歩く姿に何を言われるコトやら…

これで我家のバリアフリー計画が加速するコト間違い無しです。

 

 

今夜もお付き合い頂きありがとうございました。

それでは失礼致します。