あなたは、とても優しい。責任感も強い。

だから、自分がどんなに苦しくても。

自分がどんなに辛くても。

自分を犠牲にして。

相手のために、頑張ってしまう。

困っている人のために。

友達のために。

そして、家族のために。

例え、病気になっても。

余命を宣告されても。

身体がボロボロになっても。

あなたは、決して弱音を吐かずに、頑張り続けてくれたね。

今日、10月16日は、あなたの命日。

もう6年も経つんだね。

あなたのおかげで、俺は今もこうして頑張って生きていられる。

歳を取る毎に、あなたへの感謝の思いが、深まるばかりです。

でも、もし今あなたと少しでも話せるのなら、あなたに伝えたいことがあります。

もっと、自分を大切に、自分のために生きて欲しかった。

辛かった。

少しずつ笑顔が無くなって、ボロボロになっていくあなたの姿を見ているのが。

ボロボロなくせに、「大丈夫」って誤魔化して、お医者さんにまで嘘をつかせて、最後まで病気のことを隠して。

正直、全然嬉しくなかった。

ただ、あなたの笑っている姿をずっと見れていたら、それで良かったんだ。

そんな俺たちのためだからとか、残された家族はどうなるんだよ!

「幸せになって」って、自分が幸せじゃなきゃ意味ないじゃん!説得力ないんだよ!

でも、もっとあなたが自由に、自分のために生きれる様に、良い子でいたらよかった。素直な子だったら良かった。

今は凄く後悔してる。

本当にごめんな。

だから俺は、今その後悔を皆んなに伝えてるよ。

もっと自分自身を大切に!自分自身を愛せ!って。

それが相手を幸せにすることに繋がるんだ!って。

今はまだ少ないけど、もっともっと沢山の人に伝えて行けるように頑張ってるよ。

やり方、方法は違えど、どうしても伝えたいんだ。

 新たな目標のためにも。

目には見えないし、話せないけど、いつもあなたに支えられているというか、あなたがいつも側を歩いてくれているみたいだよ。

本当にいつもありがとう。

俺は、あなたの様には生きない。

全力で、自分自身を愛して生きる!

あなたから貰ったこの命を、大切に大切に愛して生きます!

それがきっと、あなたへの恩返し、そして、「誰かのため」になるはずだから。

そうだろ?お袋。

ありがとう。