人の五感は87%が視覚に支配されているので、見た目の印象が大切になってしまいます。
視覚に頼る人間にとっては、目の前にある現実が先行してしまうので、想像力を発揮するのは難しく感じてしまうんですよね。
情報が手軽に手に入る現代社会では、目の前の情報に縛られ“確かめる”という作業も希薄になっているのだと思います。
そうなれば、経験値の薄い想像力ばかりが先行するので、根拠のない情報だけがひとり歩きをしていきます。
情報に流され、周りに振り回されてしまえば「分からない」となるのは当然なんです。
創造力の乏しさが、自分を追い詰めてしまっているんですよね。
視覚を遮断することで、強制的に想像力を働かせることができるようになります。
今日にも“緊急事態宣言”は解除されそうですが、自粛期間中はまさに視覚の遮断に近い状態だったと思います。
苦しい状況ではありましたが、その中でも様々なことに気づき、確認ができたのではないでしょうか。
普段は意識をしていなかった聴覚、嗅覚、味覚、触覚に意識が集中していたはずです。
このことによって、新しい表現力が身に付き、自身を見つめ直すことができたと思います。
想像力は、人間が生きていくうえで必要不可欠なもの“未来を創造する力”となってくれます。
様々なことに対する気づきや、確認を促してくれますので、自分らしく生きるための道しるべになってくれるはずです。
※妄想とは違います。