こんにちは。

 


今回は、丸亀班が訪問した

『京極庵』についてご紹介したいと思います!!

 

 

 

京極庵とは??

 京極庵は、丸亀藩を治めていた京極家付きの商家・前谷家のお屋敷です。建てられたのは、1886(明治19)年で、JR丸亀駅から徒歩3分とアクセスが良い立地にありながら、敷地内には、千利休好みの小庵の茶室「松濤庵」や、モミジやシダといった木花の植えられた庭園「山里の庭」などが楽しめるため、丸亀の他の場所とは少し違った趣がある場所となっており、建築に興味のある方からも人気のスポットとなっています。

 数年前、実は、京極庵の屋敷は取り壊しの危機にありましたが、地元の不動産会社の社長が購入し、日本文化を広めるという目的で、2018年から一般公開されるようになりました。現在は、建物の拝観以外でも、毎週火・水・木・金・土に、地元の人向けの茶道教室で利用することができるため、地元の人からも愛されてる場所となっています。

 

 

 

 

 

貴重な資料・作品を間近で鑑賞

 建物の2階には京極家にまつわる資料や丸亀にかかわりのある日本画家の作品が多数展示されています。特に注目したいのは、丸亀市出身の日本画家山下紅畝の作品です。当時では珍しかった女性画家として活躍し、たくさんの弟子を輩出した方です。

多くの絵画は壁に飾られており、非常に近くまで作品に近づくことができるため、作品の細部まで鑑賞できるようになっています。

 

茶道体験をさせていただきました

 京極庵では、地元の方向けの茶道教室や観光客向けの茶道体験を実施しています。

今回は、私たちも茶道体験をさせていただきました。先生にお菓子の楽しみ方、お抹茶の飲み方といった茶道の基本所作や、花・掛け軸についてレクチャーしていただきました。茶道などほとんどやったことのない私たちでしたが、優しく丁寧に教えていただいたため、楽しく体験することができました。

 さらに、訪れた日は、先生のご自宅の庭や京極庵の庭の花を使って、私たちのために、花を活け、掛け軸を選んでくださったとのことで、「おもてなし」の心に触れることができ、私たちにとって、非常に心が温かくなる体験となりました。

 京極庵での茶道教室に使用されるお菓子は、丸亀の老舗和菓子店「寳月堂」の上生菓子を提供しているとのことです。寳月堂のお菓子は色鮮やかで季節感を感じられ、見た目が可愛いので女性を中心に喜ばれるそうです。地元の和菓子店と連携し、丸亀の魅力を最大限に引き出す体験コンテンツで、有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

 京極庵は、丸亀の歴史の趣をじっくりと味わうことができる非常に貴重な場所です。日本の伝統的な庭や建物に触れるとともに、茶道を体験できるなど日本文化を堪能できるスポットであると思います。そのため、今後は海外の方からも注目されるスポットになるのではないかと考えます。今回の私たちのコンセプトである城泊をされる人にとっても、京極家の歴史に深く触れ、日本の伝統文化を一層楽しむことができる最高の観光スポットになるのではないでしょうか。

 

 

謝辞

 京極庵のみなさま、取材、茶道体験など丁寧にご対応いただき本当にありがとうございました。丸亀にこのような落ち着いた雰囲気でゆったりとした時間を過ごせるスポットがあるということは知らなかったため、今回の体験は非常に感動しました。これからも、より多くの人が訪れ、地元の方から愛され続ける場所となることを願っております。本当にありがとうございました。

 

 

ー京極庵についてー

営業日:火~土(休庵日:日・月・祝)

営業時間:9:30~16:00

入庵料:500円

入庵料と抹茶:1000円

 

京極庵ホームページ

https://www.kyougokuann.com