あるスポーツの人気が急上昇するとき、
その陰には金融のプロと投資家がいます。
今回ご紹介のスポーツもそう。
この2,3年で一気に人気に火が付いた
アメリカ発祥のスポーツをご存じでしょうか。
Pickleballです。
テニスよりも小さいサイズのコートで
より気軽にバトミントン感覚で楽しめる
ラケットスポーツ。
ラリーが簡単に続くのが人気のポイント。
(ラケット競技でラリーが続かないと
やる気がなくなりますよね)
もともとは1965年に子供用競技として始まったのが、
この数年で大人がダブルスで行う
スポーツとして人気が高まりました。
なんとあのビルゲイツは50年もの愛好者だとか。
アメリカではプロリーグもあり、
強豪選手は2.5millionも稼ぐそう。
(World’s No. 1 pickleball player says
he makes $2.5 million a year—
up tenfold from 2021:
‘We haven’t reached the top’
CNBC)
スポーツ選手が稼げるようになる背景には
マネーの呼び込みがあります。
プロリーグの理事はヘッジファンドや
投資銀行出身者で固められ、
プライベートエクイティファンドや
富裕層投資家が資金を投入することで
プロとして稼げるようになり、
選手層が育つ、という仕組みです。
スポーツできちんと報酬を得る仕組みは
とても大切で、引退後のキャリア形成に
つながります。
スポーツ選手は肉体が資本であるがゆえ、
ほとんどのスポーツにおいて、
会社員の定年よりずっと早い段階で
引退の決断を迫られます。
その時に十分な資金があることで、
セカンドキャリアの方向性に
大きな影響を与えるんです。
スポーツを夢の視点で語るだけでなく、
ビジネスとしても見ることは
とても大切だと考えます。